日本語訳「~と思う」の中国語「觉得 」「认为」 の違いは? (+想,以为)李姉妹ch

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中国語学習系動画人気ナンバーワンの李姉妹ch

中国語学習者にとって、誰もが一度は見たことがあるといっても過言ではないYoutubeチャンネル「李姉妹ch」。先日の動画では觉得と认为の違いを例を挙げながらとてもやさしく解説してくれていました。

参考書やネットの解説だと比較されて違いを説明されているのは専ら「以为」と「认为」なので、今回李姉妹が「觉得」と「认为」を解説してくれて、日本語訳の「~と思う」に当たる中国語シリーズの理解の幅がさらに広がりますね。

李姉妹とは?

李姉妹chは、日本語ネイティブの中国人姉妹が中国語の文法、用語説明から文化に至るまで中国関連の内容を幅広く紹介しれてくれています。お姉さんは日英中のトライリンガルです。

中国人の両親を持ち、幼少のころに中国で育ち、小学生くらいの時に日本に移住してきたと以前話していたような。お姉さんの方はたしか日本→中国→日本だったろうか?はっきり覚えていませんが。

妹さんの方は中国→日本で、幼少の頃にすでに日本に来ていたので成長するに従い中国語を忘れ、中国語を改めて学んでいるそうです。それでもすらすらと中国語を話していますし、HSK6級以上のレベルを有しているみたいです。

私個人的には中国語の勉強を始めたばかりのころにちょうどスタートしたチャンネルなので最初の一本目から継続して拝見していて参考にさせていただいています。

彼女たちはHSKの試験のイベントでも登壇したことがあり、その頃のHSKのポスターに姉妹の写真も掲載されていたので中国語学習者の多くが知るところとなりました。

李姉妹が解説する「觉得 」「认为」の用法の違い

さて、今回の動画中では例文を挙げて「觉得 」「认为」の用法の違いを解説してくれていました。

解説してくれたフレーズをまとめると

我觉得~ 私は~だと思う
(ラフな場面でも、仕事の場面でも使える)
我认为~ ~と思う、考える、認める
(より確信が強いイメージ、堅いイメージ、仕事、フォーマルなシチュエーションで使うイメージ)
想 ~ と考える、推測する、想像する
(いろいろな使い方がある。 推測っぽい意味が含まれる
(敢えて使わないものありと解説していた))

想の使い方については以前の動画で解説してくれています。

組み合わせて使い、主張を和らげる単語

个人/ 我个人 個人的に~

我个人觉得 / 我个人认为 個人的には~だと思う。/私個人としては~。
主張の強さが軽減。インタビューなどでも使う。
少しかしこまった感じ。外向け。(友達に対して使うとちょっとかしこまりすぎ)

比较  比較的に、わりに

比较好 比較的いい
比较喜欢 比較的好き


你觉得红色和蓝色哪个好? 赤と青どちらが好き?

に対する返答

主張強い
红色好。 赤がいい/赤。
我觉得红色好。 赤がいいと思う。
我觉得红色比较好。どちらかというと赤がいいと思う。
主張軽減

主張強い
我认为红色好。 私としては赤がいいと思う。
我个人认为红色好。 個人的には赤がいいと思う。(仕事の場面など)
我个人认为红色比较好。 個人的には赤のほうが比較的いいと思います。
主張軽減

可能 ひょっとすると、~かもしれない
(インタビューでよく聞く。)


要是你的话会怎么样? アナタだったらどうする?

返答→
我可能会~ たぶん~するかな、私だったら~するかも


要是你的话会选红色还是蓝色? あなただったら赤か青どっちにする?

返答→
我可能会选红色(吧)。 私だったら赤にするかな。(吧 : ~かなぁのニュアンス)

自分の意見を言った後に相手の意見を求めるとき

你觉得呢? / 你觉得怎么样? あなたはどう思う?
你认为呢? あなたはどう思う?(觉得より堅いイメージ、立場が上の人が使う)

以为 认为の違い

さて、李姉妹のおかげで「觉得 」「认为」の感覚的な違いはよく分かりました。「~だと思う」の類義語シリーズで一つよく出てくるのが「以为」。

中国語学習者が初歩の段階でよく混同してしまうこの二つの単語「以为」「 认为」についての解説を+@で以下に。

认为,以为ともに人や事に対する判断(~と思う)をすることは同じなのですが、

认为 一定の知識のもとに思考や分析を経て判断を下す(大抵は判断が正しいが、間違ったりもする)
以为 事実と合わない判断を表す。通常は間違った判断。”原来“で始まる事実を表す文が続くことが多い

认为の例

我认为这双鞋子不错。 私はこの靴はとてもいいと思う。

一般认为汉语是比较难掌握的语言之一。 一般的に中国語は習得するのが難しい言語のひとつと思われている。

以为の例

我以为我们可以成为好朋友。 私たちは親友になれると思っていた。

他以为你不来了。没想到你来了。 彼はあなたが来ないと思っていた。あなたが来るなんて考えてもいなかった。

我以为今天是周六,原来是周五呀。 今日は土曜日かと思ったけれど、金曜日だった。

さらに深堀

文法寄りの内容となりますが、

认为は受け身や否定にも使える(以为にはその用法はない)


为什么我会被认为是幼稚呢? なぜ私は幼稚だと思われてしまうの?

爱因斯坦说:“哲学可以被认为是全部科学之母”。 アインシュタインは「哲学はすべての科学の母と思われている」と言った。

以为には、原以为,本以为,误以为のように前に修飾語が置かれて用いられることがある

我本以为这是假的。 私はこれは間違っていると思っていた。

我本以为你是满天星辰,后来才发现你是颗恒。 私はあなたが満天の星だと思っていましたが、後になってやっとあなたが恒星だと気づきました。(かつて相手が多くの中の一人にしか過ぎなかったけれど、後に自分の傍らにいる人だと気付いた)

我被误以为是女生。 私は女だと誤解されていた。

我还在这里等你,你却误以为我早已离开。 私はまだここであなたを待っているのに、あなたは私がすでにいないと誤解した。

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