はじめに ~ オンラインレッスンで可能性を広げよう!
今現在中国語を学んでいるみなさん、中国語がうまくなったら何がしたいですか?
ほとんどの方がこの問いの答えとして、
- ネイティブの中国人と中国語を使って仕事のやり取りをする!
- 旅行先で現地の中国人と会話したい!
- 友達になった中国人と楽しく会話したい!
このような自分を想像していることでしょう。そう、やはり「会話」なんですよ!
やはり「言語」を学ぶ以上、その言語を使って人(ネイティブ)とコミュニケーションを取れるようになるのが最高の喜び、楽しみとなり、それは一つの大きな目標です。
またその先には、各種中国語資格や通訳案内士などのビジネスチャンスを広げる資格取得も視野に入ってきます。
会話力はただ本を読んで音声を聴いているだけではなかなか向上しません。
会話を成り立たせるには、瞬間的に適切なフレーズを返すというトレーニングを積まなければなりません。
各所で開催されている日中の交流会に参加してみるのも一つの方法ですが、基本的な会話力を身に付けずに参加しても結局数時間「あぅ、あぅ・・」と何も言葉を発せないか、もしくは日本語の流暢な中国人と単に日本語で会話するだけで終わることになります。
そこで基本的な会話力養成に大きな効果を発揮してくれるのがマンツーマンの中国語オンラインレッスンの活用です。
マンツーマンでレッスンをすることで、否が応でも中国語をしゃべらなければなりませんし、発音が間違っていたらすぐに指摘してもらえます。
私個人の話になりますが、オンライン中国語レッスンを始めて1年半ほどとなります。(2023年9月時点)
中国語のレベルについては、2022.12.4実施のHSK6級の試験での得点は240点という水準です。
今では交流会で知り合った中国人の友人達とトレッキングに行ったり、ラフティングの予約をしてあげて一緒に楽しんだりするようにまでなりました。
ある時は中国人3人に日本人私一人だけということもありました。当然会話のほとんどが中国語(約99%)でしたが問題なく一日を過ごせました。
これも日々のオンラインレッスンで中国人と会話の練習をした賜物なんです!
本記事ではそんな会話力向上に絶大な効果を発揮するオンライン中国語レッスンについて格安系業者を中心に、これまで9社のオンライン中国語レッスンを受けた経験のある筆者が比較して紹介します。
また記事の後半ではオンライン中国語レッスン初心者、中国語初学者向けのレッスン業者選びのコツやアドバイスなども紹介していきます。
各種比較ランキング
CCレッスン、ネトチャイ、ネットチャイナ、天天中文の主要4社を毎日プラン、平日プランメインに比較していきます。参考業者として好好塾、チャイニーズプラザなども類似プランがある場合には参考として併記しています。
まず最初に総合ランキング、その後に具体的な料金比較表などを記しています。
総合ランキング
- 上記ポイントは筆者の独断での採点です(10点満点)。
- 希望講師の予約の取りやすさは、直前予約の時間の短さよりも、評価の高い講師の予約の取りやすさに重点を置いています。
- 教材充実度は無料のオリジナル教材の充実度です(これにより生徒が自分で教材を用意する手間が減る)
総合1位はCCレッスン
料金面と登録講師の数の点でアドバンテージのある【CCレッスン】が1位となりました。
オンラインレッスンに登録している中国人講師はどこの業者もそのレベルはピンからキリまである程度在籍しています。
その中で自分に合った教師を数人見つけ出し、その講師のレッスンを受けられれば、レッスンの大半は満足できます。
その視点で言うとやはり、登録講師数の多さは大きな強みです。(2023年9月調査時点でCCレッスンの登録講師は検索結果で420名以上)
登録講師数が多ければ多いほど、自分のお気に入り講師も多く見つかり、予約も取りやすくなります。
そしてなんといっても1レッスン25分の毎日プランや週5プランでは税込月10,000円以下の最安の料金!
もちろん、中国語を初めて習うという人や初学者は最初はオンラインレッスンの仕方に慣れるまで時間がかかります。
対面の中国語教室や大手オンラインスクールと違って、自分で毎回学ぶ内容を指定しなければなりません。これはどの格安系オンラインスクールにも共通しています。
とはいえCCレッスンでも初学者には市販教材の中国語会話301や漢語口語速成を使用してレッスンを進めるのが基本となっており、テキストに沿って学んでいけば、中国語の勉強とはどんなものかつかめてきます。
講師数の差で惜しくも2位のネトチャイ
料金の面ではCCレッスンとあまり引けを取らないネトチャイ、講師の質もCCレッスンとあまり変わらないのですが、登録講師数はCCレッスンの420名以上に対し、ネトチャイは270名くらい(+研修中講師8名、2023年9月調査時点)。
この差によって、評価の高いお気に入り講師の予約の取りやすさに割と差が出てしまっています。
ネトチャイもCCレッスン同様市販教材を用いてのレッスンが中心となります。
ネトチャイのWebサイトに掲載されている使用市販教材のリストはCCレッスンより少し多いです。
各オンラインレッスン業者は登録講師にこれらの市販教材のPDFを閲覧できるようにしているので、市販教材のリストが多い=生徒の教材の選択肢が多いということになります。
とはいえ、後々生徒のレベルが上がってくると自分でリスト外の教材を選ぶこともあります。その場合は該当ページをスキャンして送るか、画面共有してレッスンすることになるのですが、結構面倒くさいのでなるべく教材リストが多い方が良いです。
3位ネットチャイナ 講師数さえ多ければ・・・
オリジナル教材充実度No.1のネットチャイナ。Webサイトのデザインもすっきりしていて、予約システムもわかりやすい。
そしていい講師も何人かはいるのですが、いかんせん登録講師数がちょっと少ない。「予約可能な講師」一覧で出てくる講師の総数は40名くらい(2023年9月調査時点)。
その中で「直近7日間の開講状況」で予約できる講師の数は限られてしまい、人気の高い講師は早々に予約で埋まってしまうという難点があります。
最大の売りはやはりオリジナル教材が豊富で内容も充実しているところ。教材の選定に悩んだり、準備に煩わしさを感じることが少ないので、オンラインレッスン初心者には向いているでしょう。
4位天天中文 料金の面で最下位だが、レッスンの質は悪くない
コスト競争力と講師数の面で4位となってしまっていますが、講師の質は悪くないですし、市販教材もオリジナル教材も充実しています。
特に講師はチャットボックスを積極的に活用するよう指導されているようで、こちらが聞き取れなかったような反応を見せたときはしっかりとそのフレーズを打ち込んでくれます。
他のレッスン業者の一部の講師にありがちな、ばーっと一気にしゃべって、聞き取れなかった単語、フレーズがうやむやになって過ぎていく、という事があまり起こりません。
また、初学者向けにはオリジナル教材「どんどん話すための瞬間通訳教材」を用いるのが特徴的です。
具体的には「彼はまた来ました。(又)」と講師がチャットボックスにフレーズをコピペし、生徒が考えてその中国語訳を口で言います。余裕がある人は文字も入力します(“他又来了。”)
それから講師が正答をチャットボックスに打ち込みます。これをいくつものフレーズで行います。
ただ、使っていたフレーズが「口を鍛える中国語作文」で見たことあるようなフレーズばかりだったので、自分で本を買って学べる人には「どんどん話すための瞬間通訳教材」はオンラインレッスンでやる必要あるのか?と感じるでしょう。
料金比較ランキング
具体的な料金の比較を見ていきましょう。
様々なプランがある中、1レッスン25分~50分を毎日または平日受けられるプランをピックアップして比較しています。これらのプランの選択を検討している人が一番多そうなので。
※CCレッスン、天天中文は2023年末に料金改定が行われました。値上げ率はCCレッスン(10%)、天天中文(15%)。
毎日25分プラン
毎日25分 税込料金/月 | 1コマ25分 あたり料金 | 備考 | |
10,670円 | 356円/回 | 毎日プラン対応講師のみ予約可能 | |
10,880円 | 363円/回 | ||
12,098円 | 403円/回 | ||
16,600円 | 553円/回 | ||
※参考 | 8,500円 | 340円/回 | 月25日のほぼ毎日25分プラン (料金は税込みか不明) |
※参考:プラスネイティブプラン | 19,880円 | 662円/回 | 台湾人講師によるレッスン |
- ひと月30日として計算
- CCレッスンのサイトには「287円/回」とあるが、これは税抜で8,900円、ひと月31日換算で287円/回。
毎日25分プランとは、土日祝日関係なく、ひと月まるまる毎日1レッスン25分を受けることができるプランです。
ネトチャイと僅差ですが【CCレッスン】が一位。ただし、毎日プランや週5プランなどではプラン対応講師のみが選択可能という制限がついています。
毎日プラン対応講師とそれ以外の講師との技量の違いは正直あまりわかりません。(一部のカウンセリング講師などを除き)
ある程度レッスン経験を積んだ先生が報酬の多いポイント制のみ対応の講師に切り替えているだけのパターンもあります。
表の一番下の行にチャイニーズプラザとDMM英会話のプラスネイティブプランを比較参考に入れてあります。
チャイニーズプラザは月25日という事で「週6プラン」というとらえ方もできるでしょう。
週1休みを入れて、料金もそれなりに安いのでプランとしてはチャイニーズプラザは魅力的に映るのですが、講師の数が極端に少なく、私がレッスンを受けた講師の水準があまり高くなかったので今回はメインの格安系オンラインレッスン業者比較からは外しました。
チャイニーズプラザの詳細については後半に紹介いたします。
DMM英会話のプラスネイティブプランは台湾人講師による台湾華語レッスンです。
使っている文字が繁体字で、ごくごく一部だけ台湾と中国の大陸で使われている単語やピンインが違うことを除けば会話する上では大陸の中国語とそれほど違いはありません。
詳細レポートは以下を参考にしてください。
毎日50分プラン
毎日50分プランでも【CCレッスン】が一位。購入するコマ数が増えるので、毎日25分プランに比べ料金がかなりディスカウントされています。(1コマ25分あたり料金 356円/回 → 279円/回)
そして面白いことに2位と3位が入れ替わり、2位ネットチャイナ、3位ネトチャイとなりました。
50分の長めのレッスンを好み、かつ無料のオリジナル教材を望むのであれば、ネットチャイナを検討するのもいいですね。
週5回25分プラン
週5回25分 税込料金/月 | 1コマ25分あたり 料金 | 備考 | |
8,980円 | 418円/回 | 平日のみ | |
9,020円 | 420円/回 | 平日、毎日プラン 対応講師のみ予約可能 | |
13,600円 | 633円/回 | 土日含めいつでも | |
※無し | 641円/回 | ※月12レッスンプラン ( 税込7,698円 )がある | |
※参考 | 8,980円 | 449円/回 | 20回プラン、土日含めいつでも |
- ひと月辺りの平日日数は21.5日として計算しました
料金のランキングに関しては、2023年12月までは1位はCCレッスンでしたが、料金改定によりネトチャイに抜かれ2位に。
主に平日のみレッスンを受けたいという方に適している週5回25分プラン、このプランを検討する方がおそらく一番多いんではないでしょうか?
平日の決まった時間帯のルーティーンとしてレッスンを入れ、週末は休みに充てたり、復習に充てたり。
この中で天天中文には大きなアドバンテージがあります。平日縛りはなく、1週間のうち好きな5日を選べます。
仕事等で忙しく、どうしても平日にレッスンが受けられなかったなんてことも起こり得ますが、天天中文なら土日に補完することができます。
チャイニーズプラザの20回プランは20回を好きなように使えるので、「とある日は4コマ一気にレッスンする」のような使い方もできるようになっています。
週5回50分プラン
週5、50分 税込料金/月 | 1コマ50分 あたり料金 | 1コマ25分 あたり料金 | 備考 | |
13,860円 | 645円/回 | 322円/回 | 平日、毎日プラン 対応講師のみ予約可能 | |
15,580円 | 725円/回 | 362円/回 | 平日のみ | |
24,500円 | 1,140円/回 | 570円/回 | 土日含めいつでも | |
無し | ||||
※参考 | 23,840円 | 1,490円/回 | 745円/回 | 月16回プラン、土日含めいつでも |
料金比較の考察については基本的に週5回25分プランと変わりありません。
ここで新たに参考オンライン中国語レッスン業者として好好塾(ハオハオスクール)を掲載しました。まぁこんな業者もありますよ、という程度です。
好好塾は1コマ50分のみとなっています。
ネットチャイナには週5で50分のプランに相当するコースはありません。
レッスン時間帯と直前予約の取りやすさ
レッスン開始可能時間帯 | 直前予約時間 | 備考 | |
6:00~24:30 | 3時間前まで | 毎日プランは最大3つまで予約可。 夜22時~朝5時に翌日(12時間以内)の予約や3時間以内の直前予約は「講師との事前の合意」要とあるが、基本ほとんど無理だと思ったほうが良い。 | |
6:00~23:30 | 2時間前まで | 一度に予約可能なレッスン数は4。 (50分プランなら8レッスン) | |
8:00~24:30 | 30分前まで | 予約可能な講師がいれば直前予約可能 | |
24時間 | 1時間前まで | 直前に開講している講師はほとんどいない | |
7:00~23:30 | 3時間前まで | 大体1,2人の固定した講師が開講していて、予約は埋まり直前予約はほぼできない | |
5:00~24:00 | 前日24:00まで | 前日まで予約しないといけない | |
24時間 | 開始15分前まで | 現状開講している講師がいれば予約は取れる | |
7:00~23:30 | 開始5分前まで | 夕方~夜に3人ほどの講師が開講している | |
オンライン 中国語 | 8:30~20:15 土日:8:30~17:15 祝日:8:30~15:55 | 前日15時まで | 事前にカウンセラーとカリキュラムを決めるので、講師固定のパターンがほとんど |
- のちに紹介する産経グループが提供するオンライン英会話Plus とベルリッツのオンライン 中国語も入れてあります。産経は英語以外に中国語、ベトナム語、タイ語、その他、Berlitzは中国語、韓国語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、その他の言語の講座を提供しています。
人によっては「朝型なので早起きしてレッスンをうけたい!」という方や、「毎日の生活リズムがバラバラで直前に予約できたほうがいい」という方もいらっしゃることでしょう。
そんな方々のお役に立てばとレッスン可能時間帯と直前予約時間の比較表を作成いたしました。
ただし、ここにある数字を額面通りに受け取れるわけではありません。
そうです、先にも少し述べたように、登録講師数との兼ね合いもネックになってくるからです。
直前予約は基本的に難しい
ここで言う「直前予約」とは30分~1時間前くらいにふっと予定が空いて即予約するようなイメージです。結論から言うと直前ではどの業者も希望通りの予約を取ることは基本的に難しいです。
ネットチャイナは30分前まで、天天中文は1時間前までに予約が取れるようになっていますが、ギリギリ予約の場合質の高くない講師しか残っていないか、開講している講師がいない、のどちらかになってしまっています。
したがって、DMM英会話のオンラインレッスン予約のように、15分前までにギリギリで予約を入れてレッスンをする、といったイメージは持たないでください。
前日までにしっかり予定を考えて予約しておいたり、またお気に入りの講師に関しては2,3回分先まで予約を入れておかないとレッスン予約が取れないと考えてください。
唯一産経のオンラインレッスンが5分前まで予約可能になっています。カウンセラーに伺ったところこれは誇張ではなく本当に可能とのことですが、中国語受講者が少ないのが現状なので、今後状況が変わる可能性があります。
早朝レッスンも早め早めに予約を
CCレッスンやネトチャイでは朝の6時から開講している講師も数人います。
ネトチャイに関しては一番人気の講師がほぼ毎日6時ごろから開講している様子ですが、前日昼までにはほぼ予約が埋まってしまっています。
CCレッスンに関しては、その時間帯に開講しているのは評価が中程度の講師が多いです。(ポイント制対応の講師であればその時間帯でも質の高い講師は開講しています)
ある程度中国語学習歴があり、ご自身でレッスンの内容をコントロールをできる方なら、中程度の水準の講師でも問題ないでしょう。
いずれにせよ、早朝の時間帯の予約を取るならば、前日~3日前くらいには予約を入れておいた方が良いです。
CCレッスンとネトチャイ以外では早朝時間帯に開講している講師がほとんどいないので、その時間帯にレッスンを取るのは不可能だととらえて下さい。
在籍講師数の比較
在籍講師数 | 備考 | |
420名前後 (毎日プラン対応約390名) | 講師検索をかけると出てくる数字。入れ替わりにより変動あり | |
270名くらい+ 研修中講師8名 | 「現在業界最大200名以上の講師が在籍中!」の謳い文句 | |
90名前後 | 日中レッスン受付中講師を検索すると出てくる数字 | |
30~40名前後 | 実在講師数NO.1の謳い文句だが・・ | |
33名くらい | ||
10名 | ||
24名 | 台湾人講師の在籍数 | |
12名 | 常時開講しているのは4名くらい | |
オンライン 中国語 | 不明 | 国内国外の各地の講師が手配される |
約420名の講師が登録されている【CCレッスン】が1位。毎日プラン対応講師に絞って検索すると390名ほど。
2位のネトチャイは、プランの違いによる講師選択の制限はなく270名前後の講師を選択できます。
格安系オンラインレッスンでは講師数が多いのはとても重要になってきます。
レッスンを正式に開始してからしばらくはいわば「お試し期間」のようなもの。
いろいろな講師とのレッスンを経て、自分に合った講師数人を絞り込んでいきます。(ハズレを引いてしまうこともありますが、それも経験値としましょう)
登録講師が多ければ多いほど、自分に合った講師の選択肢が多くなってきます。
絞り込みが済むと常時3~5人の固定した講師でレッスンを回していくというイメージです。
私の場合はお気に入り講師には結構な数の講師が登録されていますが、直近1ヵ月くらいを振り返るとやはり5、6人の固定した講師でレッスンを受けています。
また、単純に登録講師が多いことで他の生徒さんにお気に入り講師の予約を取られてしまうことも減ります。
直前キャンセル処理可能時間
参考までに、直前キャンセルの期限についても一覧を載せておきます。
備考欄に記述が無い業者含めて、基本全ての業者が直前キャンセル可能時間を過ぎてからはキャンセル処理ができず、未出席という扱いとなり、そのレッスンの受講権利が消滅します。
直前キャンセル 可能時間 | 備考 | |
30分前まで | 無断欠席が多いと予約制限あり。 | |
1時間前まで | 1時間前のキャンセル可能時間以降はキャンセルボタン自体が押せなくなる | |
1時間前まで | レッスンに出席しなくても、1レッスンとカウント | |
1時間前まで | 未出席という扱いとなり、そのレッスンの受講権利が消滅 | |
1時間前まで | 開始前60分以降のキャンセルは欠席扱い | |
6時間前まで | ||
30分前まで | 30分過ぎてからのキャンセルの場合は同日別時間のレッスン予約は不可。 | |
1時間前まで | 1時間前を過ぎてもキャンセル自体はできるが、コインもしくはチケットは返還されない | |
オンライン 中国語 | 前日15時まで |
各種オンライン中国語レッスンの紹介
ここからは、各オンライン中国語レッスン業者の特徴についてざっくりと紹介していきます。
レッスンに使うコミュニケーションソフトウェアはDMMとBerlitz以外はSkype使用が基本となっています。
一部、WeChatやオリジナルのWEBアプリケーションも用意されていますが、Skypeが通信品質、URLリンクやファイルのやり取りの面で安定性が高いので、どの業者でも推奨されています。
CCレッスン 最安料金と業界No.1の登録講師数が魅力 無料体験レッスン2回分アリ
CCレッスンは実は筆者がメインで継続利用しているオンライン中国語レッスンです。
CCレッスンのここがいい
最安で1コマ25分あたり232円(税込)にもなる、破格の料金!
ここまでの比較ランキングを見ればもう明白ですが、やはり料金が安い!
最安プランの毎日100分プラン(毎日4コマのレッスン)なら28,820円(税込)/月で、232円/25分となります。(CCレッスンのWEBサイトには211円/25分とあるが、これは税抜き価格をひと月31日で計算したもの)
海外留学、海外駐在直前に集中的にレッスンを詰め込んだり、時間に余裕がある人にはとても魅力的なプランでしょう。
その他のポイント購入制プランも含め各プラン軒並み他社よりも安い料金となっています。
ある程度中国語学習歴の長い方たちにとても人気のある業者です。
中国語のレベルが高い人になると、自分で中国語ニュースサイトのニュースを題材にしたり、フリートークをすることが多くなり、ぶっちゃけた話ネイティブの中国人と話すことさえできればよくなってくるので、値段が安いに越したことはないからです。
とにかく多い登録講師数!
登録講師が多い(420名以上)のでお気に入り登録講師もそれに比例して多くなり、そのうちの誰かしらとレッスンの予約を入れることができるのでレッスンに不満を感じることが少ないです。
ごくごくたまに愛想があまりよくない講師がいたり、あとは生徒側の中国語力がそこそこある場合、雑談が成り立つので生徒側にあまりしゃべらせず、自分ばかりしゃべってしまう講師もいます。
ただ、これはCCレッスンに限ったことではないです。言語を問わずどこのオンラインレッスンサービスにも一定数こういうタイプの講師はいます。
CCレッスンの講師のプロフィールページには「運営コメント」の欄が設けてあります。
基本ポジティブな内容が書いてありますが、愛想が悪かったりすっぽかしがちな講師にはその旨しっかりと辛辣にガチなコメントが正直に書いてありますので、運営コメントは信用に値します。
運営コメントも参考にしつつ、自分に合わない講師は次からは予約を取らない、と割り切れば、ハズレ講師を引かなくなります。
CCレッスンの予約システム
CCレッスンの予約システムは動作も軽快で正直大した不満は無いです。
CCレッスンの基本的な予約は以下の順で行います。
①時間割(上の画像)の中から、自分の希望する時間帯をクリック
↓
②するとその時間帯にレッスン可能な講師がポップアップウィンドウ内に表示される
↓
③その中からプロフィールなどをチェックして決定
↓
④レッスン内容の希望を書いて予約ボタンをクリック
先ほど「大した不満は無い」と述べましたが、あえて挙げるとすれば、
②でポップアップ表示される講師は毎日プラン非対応講師まで表示されるので、時間帯をクリックして内容を見るまで自分のプランに対応している講師が含まれているかわからない点です。
できれば「毎日プラン、平日プラン対応講師のみ表示」といったスクリーニング機能を設けて欲しいです。
とはいえ登録講師数が豊富なので、自分のプランに対応していない講師だけが表示される率は限りなく低くて、重箱の隅をつつくような不満ではあります。
その他の予約の取り方としては、レッスン履歴から直近でレッスンを受けた講師や、お気に入り登録講師の一覧ページからプロフィールページに進み、講師スケジュールをチェックして予約する方法もあります。
評価の数値が判断しにくい
ひとつ、注意点を挙げますと、講師の評価数値についてです。
各講師のプロフィールの中に「4.972評価(791)」といった数値が掲載されています。
これは5点満点採点でレッスンを受けた生徒がレッスン後に評価採点した点数の平均と総数を表すのですが、9割以上の講師が4.9以上の数値になっています。
一見すると4.8などもとてもいい数字のように思えてしまいます。基本4.9未満の講師は選ばないようにするのが無難でしょう。
ただし、これは生徒側のレベルにも左右されます。評価が低いけれど結構良かった講師もたまにいて、それは上級者向けのガチ中国語でレッスンをする講師で、初学者向けの受けが悪いことが原因だったりします。
ちなみに、CCレッスンのYouTubeチャンネルには実際に毎日プランでレッスンを行っている講師の紹介や、中国語の解説動画がアップされていますので、講師のイメージを膨らませてみて下さい。
このMia先生は台湾人の先生ですので台湾華語を習うことができます。他にもこのYoutubeチャンネルにアップされている動画に出演している先生何人かと私もレッスンしてもらったことがあります。
Youtubeで紹介されているような日本語ペラペラ講師も多く在籍していますが、あえて日本語を話せない先生を選択するのも中国語を絞り出すトレーニングになるのでお勧めです。
CCレッスンの教材
CCレッスンで用意されている教材には、無料教材と市販教材の2種類があります。
無料教材はWebサイトのどんとこい中国語の「無料中国語会話テキスト」のページのものを使用します。(全50回)
初学者向けの教材となっていますが、ゼロから中国語を学ぶという人には使われている単語の種類が初学者向けとしては多いので向いていません。
やはり初学者は超初歩向けの市販教材を使ってレッスンするほうが良いです。
市販教材については、【CCレッスン】 のサイトの上部メニュー「教材購入」のページをチェックして見て下さい。
そして、この教材一覧のページで着目すべきは「サンプルPDF」のリンクの部分です。
なんと、どの教材も40~50ページくらいまでサンプルが閲覧できるようになっているのです!
例えば競合のネトチャイのサンプルだと目次と第1課までしか見られなかったりして、テキストが自分に向いているかどうか判断付きかねる段階でテキストを購入してしまわなければなりません。
ところが、CCレッスンの場合じっくりとテキストを吟味し、なんなら2課くらいまで試しにレッスンで進めてみてからテキスト選定するという事もできます。
(ちなみに以前紹介したCchatyというWebサイトでも相当多くの教材のプレビューを見ることができます。)
そしてCCレッスンは、今なら新規で毎日プラン申込時に中国语会话301上、下、汉语口语速成(入门篇)上、下、汉语口语速成(中级篇)のうちから1冊もらえるキャンペーン中なのですよ!
これらの基礎レベルテキストを使ってとりあえず毎日プランでレッスンをスタートしてみようかな、という人にはありがたいですね。
CCレッスンはこんな人に向いている
- なるべくお金をかけたくない方
- 広く普及している定番の市販のテキストを使ってレッスンをしたい方
- ある程度レッスン内容を自分で決めてリクエストできる方
- オンラインレッスン歴がある程度ある方または中国語レベルが中級以上の方
こう書くと初学者は気が引けてしまいそうですが、事前に学習計画を立て、予習がしっかりできるタイプの人であれば十分活用できます。
また初学者向けテキストに沿ってレッスンをやればそれほど戸惑いませんし、教材の準備に困ることもありません。
CCレッスンでは2回の無料レッスン体験がありますので、後悔しないよう体験してから判断しましょう。
もし体験レッスンで講師の日本語のレベルが低くてコミュニケーション取れなかったらどうしよう、と不安な方はポイントを追加で購入(1,050円~1,550円)となりますが、「カウンセラー講師」を体験受講料金で通常より安く受講することができます。
私も受講したことがありますが、カウンセラー講師は日本語がネイティブレベルなのでコミュニケーション上の問題は全くありませんし、学習のアドバイスも参考になります。
また正式にレッスンをスタートした後も3か月に1回は毎日プランでもカウンセリング講師のレッスンを受けられるようになっているので、相談できたりします。(カウンセラー講師のうち、「毎日プラン」と書かれている講師のみ)
その他補足事項
台湾華語も学べます
先ほども台湾人の講師の動画を紹介しましたが、CCレッスンには台湾人の講師も在籍しています。
毎日プラン対応の台湾人講師は検索すると17名出てきます(2023年9月調査時点)。
定期的に開講している講師は数人ほどなので、予約を早めにとるなどすればレッスンを受けられます。
英語で中国語も学べます
中には英語も話せる講師もいて、英語の得意な方は英語で中国語を習うことも可能です。
また、CCレッスンの教材一覧の下部には英語教材もあって、英語だけのレッスンを受けることもできるようになっています。といっても非ネイティブの英語のレッスンであることは留意が必要です。
ネトチャイ~CCレッスンに引けを取らない低料金が魅力 無料体験レッスン2回分アリ
次はネトチャイの紹介です。
ネトチャイ、CCレッスン双方とも豊富な登録講師数、格安な料金でレッスンプランの種類まで似ていて甲乙つけがたいオンライン中国語レッスンであります。
ネトチャイはCCレッスンには若干料金の面で及ばないものの、その差はほぼ気にならないレベルともとらえることができます。
しかし、講師数の差が少しだけ予約時の利用感に影響は与えています。
予約システムは若干使いづらい
まず第一にWEBサイトのレスポンスが非常に遅いので、サイトがフリーズしているのか、もしくは自分のクリックが上手くいっていないのか、と勘違いして余計な2度クリックしてしまうことがあります。
ネトチャイのレッスン予約の方法は主に3つあります。
1.講師タイムテーブルからの予約
一つはログイン後、ページ左側メニューの「レッスン予約」をクリックして出てくる「講師タイムテーブル」からの予約。
「タイムテーブルを開けていない講師を非表示」にチェックを入れても場合によっては画面のほとんどが「予約済み」となっていて、なかなか自分の希望する時間帯に空いている講師を見つけられないという点が使いづらいです。
そして、タイムテーブルが1セット5人まで、6:00~24:30まで縦長に表示されてしまっているので、下の方にスクロールして、昼過ぎの時間帯を見ると、どの列がどの先生かわかりづらい。
せめて、スクロール時に先生の行を上部に表示固定してほしかったです。
2.講師タイムテーブルからの予約
お気に入りに登録した講師など、レッスンを受けたい講師のプロフィールを表示させると、プロフィールページ下部に「講師タイムテーブル」が掲載されています。
このページからなら割と予約がしやすいです。
しかし、ご覧の通り人気講師の場合だいぶ先まで予約が埋まってしまっています。この点、やはり登録講師の絶対数の差の影響が出ています。
3.日付時間指定での「講師検索予約」
最後の3つ目は日付時間指定の講師検索からの予約ですが、これもまたかゆいところに手が届いていない、使い勝手がどうもよろしくないシステムになっています。
上の画像は「9/19にレッスンができる講師」で検索をかけて表示させたものですがこれだと当然沢山出てきます。(この場合は50名)。
では時間帯を例えば「14時~17時のあたりで予約できる講師の中でいい講師を選ぼう」といった場合、このこのように時間に幅を持たせた条件で絞り込みができるか、というとそれができません。
結局下の画像のように具体的な一コマ一コマの時間を指定して、チェックしていくしかないのです。
ピンポイントでその時間しかレッスンできないというなら便利ではありますが、たいていの場合「2~3時間の範囲の中で一番いい講師を予約したい」、というのが生徒のニーズだと思うのでちょっと予約システムの使い勝手は悪いと感じます。
教材はCCレッスンよりも若干充実している
ネトチャイの教材は、オリジナル教材の内容、そして対応している市販教材の種類ともCCレッスンに若干勝っています。
業界ナンバーワンの対応市販教材数
以下のネトチャイの教材購入ページを見てみて下さい。
中国語教材購入のご案内 スカイプでオンライン中国語教室ネトチャイのページ
実に多くの市販教材が対応しており、CCレッスンのリストに無いものだと、成功之路シリーズ、発展漢語シリーズ、脱口説漢語シリーズなどがあり、極めつけは中国語版ドラえもんなんてものまで教材として採用しています。
市販の教材(紙媒体冊子)をなるべく使用したい人には選択肢が多くなるのでネトチャイは利用しやすいでしょう。
オリジナル教材もそれなりにある
オリジナル教材はPDF+音声MP3が用意されて、CCレッスンよりも作成に少し手間をかけています。以下のリンク先から見ることができます。
ただ、せっかくのPDFなのに、文字のレイアウトが崩れて見づらいものが散見される・・。
これと同様のものがネトチャイの運営するメディア、「ネトチャイメディア」でも閲覧できます。こちらはWeb版ですがPDFよりもレイアウトが整えられています。
コース教材 – オンラインで中国語学習 NetChai Media
PDF版、Web版とも入門コース~中級コースまで用意されていて、上級コースはまだ作成されていないようです。
その代わり上級者向けには以下の中国語ニュース教材などが用いられます。
中国語ニュースの記事 – オンラインで中国語学習 NetChai Media
講師の特徴
オンライン中国語レッスンはどの講師とレッスンするかによって、レッスンの質が左右されるのは当然なのですが、業者によってはある程度の方針を決めて指導しているのかな?と読み取れるところもあります。
ネトチャイの講師の全般的な特徴としては、チャットボックスに生徒が聞き取れなかった単語や、四声が不正確な発音の単語をこまめに打ち込んでくれる印象です。
茶chá农nóng
运yùn动dòng达dá人rén
派pài遣qiǎn
周zhōu刊kān
晚wǎn报bào
摘zhāi取qǔ
生shēng气qì
体tǐ力lì充chōng沛pèi
嘉jiā兴xīng桐tóng乡xiāng
菊jú花huā茶chá
西xī湖hú龙lóng井jǐng
とある時のレッスンでは自己紹介の後、中国茶について話しており、レッスン中に上に示すようにピンイン付きでこまめに単語を提示してくれました。
これは復習する時にすごく助かります。
他のレッスン業者でもこのように丁寧な講師もいますが、全員が全員チャットボックスを使うというわけではありません。
ネトチャイでは他の講師もだいたい同じようにチャットボックスにこまめに単語を打ち込んでいてくれました。
ただし、これは私がある程度評価の高い講師のレッスンを受けられたからであって、評価の低い講師については今のところよくわかっていない、という事だけは付け加えておきます。
ネトチャイはこんな人に向いている
- なるべくお金をかけたくない方
- さまざまな種類の市販のテキストを使ってレッスンをしたい方
- 無料教材を使用して入門レベルからスタートしたい方
- 日々のスケジュールが固定されていて、早めに予約を取れる方
CCレッスン同様、ネトチャイもほぼ月1万円という破格の料金で毎日プランコースのレッスンを受けることができ、財布にやさしい業者です。
中国の出版社が発行するテキストを中心に何種類か試してみたいという人には講師へ使用テキストをリクエスト後、スキャンを用意する必要が無いのでスムーズにレッスン開始することができます。
また、入門レベルの学習者にもそれなりに無料教材がそろっているので、基礎をマスターする期間もスムーズにレッスンを継続できます。
難点を挙げるとすれば、生徒の需要の方が講師数の供給に対して若干上回っているので、希望講師の予約が取りづらい点でしょう。
ネトチャイの無料体験レッスンはこちらから。
ネットチャイナ~無料教材が超充実 100円で7日間の体験レッスンを受講しないのは損!
ネトチャイと名前が似通っていてちょっと紛らわしいですが、ネットチャイナの魅力は何といってもその充実した無料オリジナル教材です。
超充実の無料オリジナル教材
ネットチャイナの上部メニューから、「教材カリキュラム」のページに移ってみて下さい。
オンライン中国語会話【ネットチャイナ中国語】 | 教材カリキュラム
上の画像のようによくぞここまで教材を用意したなぁ、というくらい多数のオリジナル教材が用意されています。
文法、会話向けの教材だけでも1000課分は超えていますし、HSK対策用を加えるとさらに約220課分が加わります。
その一つ一つの教材は丁寧に図解付きで作りこまれています。それぞれ25分1レッスンを想定した分量になっています。
いくつかの教材は受講生でなくてもサンプル的にPDF教材を見られるのでご自身でチェックしてみて下さい。
これだけ充実した無料教材がそろっていると、オンライン中国語レッスン初心者は教材の準備などに気を取られることなく、順番に1つずつこなしていけばいいので、開始、継続のしやすい業者と言えます。
※ただし、一部の教材でピンインが誤っている箇所もあったのでその点はご注意
超お得な100円7日間=7回の体験レッスンは絶対受講すべき!
ネットチャイナは無料体験レッスンは実施しておりません。
その代わりに100円で7日間もの体験レッスンが用意されています!
これは、ネットチャイナを最終的に候補として考えてない人もとりあえず受けて欲しい超お得な体験レッスンです。
理由は主に以下の3つがあり、
①オンライン中国語レッスンに対する心理的な障壁を下げることができる
オンライン中国語レッスンを開始してみたいけど、初めてなので不安でなかなか始められない、決心がつかない、という方もいることでしょう。
特にシャイな性格の方にとって、知らない人と、しかも外国人といきなり会話するのはハードルが高いように感じます。
でもそんなことを気にしていたらいつまでたっても会話の練習を始められません。
そこは「たった7日間だけ」と、とりあえず頑張るぞと割り切り、えいやっと7日間体験レッスンに思い切って申し込んじゃってください。
7日間過ぎたころにはレッスンに慣れ、取り越し苦労をしていたことに気付くでしょう。
②1週間毎日レッスンを受けた場合のスケジュール感を体験しておける
ネットチャイナに限らず、毎日プランをこれから始めようとしている人にとって、実際レッスンを開始した場合に毎日の生活の中でどれだけ忙しさと負担感が増すのかを疑似体験することは重要です。
モチベーションが高まったタイミングで勇んでがっつりキツキツのプランでレッスンを開始したものの、こりゃとても無理だ、となってサボりがちになってしまってはレッスン料が無駄になります。
一度7日間体験することで、「自分はどの時間帯にレッスンを入れるのがベストかな?」「毎日はやっぱりきついからポイント制プランにしよう」という具合に冷静にプラン選びができるようになります。
③オンライン中国語レッスンとは大体どんなものかがつかめてくる
これは言わずもがなですが、事前に想像した内容と、実際にレッスンを何回か体験した後とではオンライン中国語レッスンに対する印象は変わってきます。
オンライン中国語レッスンを選ぶ際の着目点、注意点、が経験者目線でわかるようになり、より自分に合ったレッスン業者を選ぶのに役立ちます。
私個人の例で言うと、オンライン中国語レッスンを始める前にDMM英会話を長い事やっていて、最終的には合計2万分レッスンを受けました。
自分では「オンライン外国語レッスンはどの言語もまぁ似たようなもんだろ」と思っていました。
しかし、いろいろな業者を体験してみて気づいたこととして、
- ある業者では音声のみのレッスンだった
- 講師によってネット通信品質に大きな差がある
- レッスン内容を録音禁止としている業者もある
- Skypeの画面共有でテキスト共有すると講師の表情がよくわからなくてレッスンが味気ない
等々、他にもいろいろ細かい気づきがありました(体験レッスン時に業者ごとに気付いた点をメモでまとめ、あとで業者選定の参考にすると良いです)。
7日間体験レッスンの支払いはPayPalか銀行振り込み、7日目の最終日は自動継続に注意
さて、いざネットチャイナの7日間体験レッスンを始めるにあたり、100円の料金の支払い方法と注意点について。
まず、7回ではなく、7日間なのでご注意ください。
予約を毎日しっかりとっておらず、7日間毎日レッスンを受けられるはずが、結局4回しかレッスン受けずに7日が過ぎてしまった、という事が無いようにしてください。
100円体験レッスンの支払い方法はPayPalのみ
PayPalすなわちクレジットカード決済の利用のみ受け付けです。
つまりはPayPalアカウントを作らなければならないので、アカウントを持っていない方はアカウント作成のひと手間がかかります。(正式レッスン契約の場合はPayPalか銀行振り込みかを選択できる)
PayPalは煩わしいですが、クレジットカード情報がPayPalにしか蓄積されず、支払い側へは知らされない(今回はネットチャイナ側)ので安全性が高いと言えば高いです。
継続利用しないなら7日間の期限内に退会手続きを忘れずに
以下、ネットチャイナサイト内の文言の引用です。
100円で7日間を体験して頂きまして、レッスンに満足出来た場合、手続きなしで8日目から本会員に入会することになります。
体験レッスンで満足できなかった場合、体験期間最終日の17時までに退会手続きを完了させれば、本会員への移行はキャンセルされます。退会される場合、体験期間の有効期限までご受講いただけますが、お支払い済み料金は返金されません。
オンライン中国語会話【ネットチャイナ中国語】 | よくある質問 https://www.netchina.jp/help/
ネットチャイナの100円7日間体験レッスンはこちらから。
予約システムを含め、サイトのデザインは秀逸、レスポンスは遅め
ネットチャイナのサイトはレスポンスが遅くなることが頻繁にあることを除けば、そのデザインは秀逸で、予約システムのインターフェイスも使いやすくなっています。
サイト上部メニューの「講師と時間」をクリックすると、以下のように「直近7日間の開講状況」が表示され、開講している講師とその時間割が見やすく表示されています。
この画面から希望の講師と時間帯をクリックして予約へ進めるので非常にスムーズです。
各講師のプロフィールページのほとんどに講師自身の自己紹介動画も埋め込んであるので、講師の雰囲気、中国語の発音、日本語やその他の言語を話している様子がつかめます。
(プロフィールページのフォントだけは見づらい。中国語対応フォントにしているからか。)
講師プロフィールページの下部にはその講師の直近の開講スケジュールが掲載されていて、そこからも予約をすることができます。
そのほか生徒自身の「マイページ」では受講履歴と詳細他、関連情報も確認しやすくサイトデザイン設計がなされています。
その他補足事項
平日プランは無し
料金プランのページを見ると、用意されているプランとして毎日1~3レッスンの他には月6回と月12回レッスン、それから動画レッスンがあり、平日プランのようなものはありません。
また、他の業者にあるようなポイント制も採用していません。シンプルなのでわかりやすいと言えば、わかりやすいですが柔軟性は低いですね。
講師数は少ないが、平均的には悪くない
私が受講した講師の中で、ちょっとやる気がないなぁと感じた講師は一人だけでした。
早朝のレッスンを体験してみたく、朝の早い時間をあえて予約してみたのですが、どすっぴんでパジャマ、すごく眠そうな様子でのレッスンでした。
流れ作業のように淡々とテキストの内容を追うだけで、チャットボックスに文字打たず。スマホやタブレットでレッスンを行っている講師にはこういうタイプが多いです。
それ以外の講師はチャットボックスに私がわからなかった単語をしっかり打ち込んだりしてくれました。
そして講師の予約ですが、生徒数もそれほど多くないのか、講師スケジュール一覧を見ると比較的どの時間帯も多くの講師の予約が取りやすくなっています。
参考 680本以上の動画素材が用意されている「ビデオ動画コース」
他のオンライン中国語レッスンと毛色が違うものとして、ネットチャイナでは「ビデオ動画コース」( 税込2,178円/月 )プランが用意されています。
上部メニューの「動画レッスン」ページを開くと680本以上の動画素材の置かれたページが表示されます。参考までに。
ネットチャイナはこんな人に向いている
- オンライン中国語レッスン超初心者
- 無料テキストに沿ってスタートしたい方
- 日本語の注釈が少ない市販テキストを使いたくない方(テキスト選定が煩わしく感じる方)
- 週7で継続してレッスンを受けられる時間に余裕のある方
ネットチャイナはCCレッスン、ネトチャイに比べ若干値段が高くなりますが、その分無料教材が充実しています。
平日のみの週5回プランが無いので、時間とやる気があって、毎日しっかりレッスンを受けられるような人に向いています。
天天中文~料金面で競合に劣るが、オリジナル教材、講師の質は良い
料金は格安系の中で最も料金の高い天天中文(毎日25分プラン14,400円/月)。
しかし、教材や講師の指導方法を見てみるとその料金だけの価値はあります。
バラエティに富んだ豊富なオリジナル教材
天天中文は口語力(会話能力)向上を最重視しているオンライン中国語スクールで、カリキュラム、教材、講師の指導方法をとってみてもその方針がうかがえます。
天天中文のトレーニング教材のページに独自のメニューがまとめられています。
天天中文 トレーニング教材 https://ttcn.co.jp/training/materials
いくつかトレーニング教材をピックアップしていきます。
どんどん話すための瞬間通訳教材
総合ランキングのパートでも少し述べましたが、私が受けた最初のレッスンでは講師がまずチャットボックスに
“1、彼はまた来ました。(又)”、“2、私はすぐに行きます。(马上)”、・・・
といった形で中国語作文問題を出していきます。つまり1.では(又)を使ってこの中国語文を作りなさい、2.では(马上)を使ってこの文を作りなさい、という流れです。
1、彼はまた来ました。(又)
他又来了
他又来了。
2、私はすぐに行きます。(马上)
我马上过去
我马上过去。
私が口に出してフレーズを言い、テキストでも打ち込み、そして講師が解答を下の行にコピペ、の繰り返し。
あまりにも簡単すぎて、講師の判断で80番台の問題に移りました。
84 このチャイナドレス本当にきれい。(旗袍)
这件旗袍真漂亮
这件旗袍真漂亮。
85 私は自転車を1台買いました。(1辆)
我买了一辆自行车
我买了一辆自行车。
86 このズボンは安いです。(条)
这条裤子很便宜
这条裤子很便宜。
80番台も簡単すぎて、次は方向補語を使うような少し難しい100番台へ・・・という流れでした。
これは天天中文のトレーニング名で言うところの「どんどん話すための瞬間通訳教材」というものでした。
リンク先のページの下部に、このトレーニングメニューで実際にレッスンを受けている様子が埋め込み動画で紹介されているのでイメージしやすいです。
講師と生徒はフレーズ集をエクセルファイルで共有していて、講師はこのエクセルのリストからテキストをコピーしてチャットボックスに入力しています。
繰り返しになりますが、でもこれって口を鍛える中国語作文とか、瞬訳中国語とやっていること同じなんですよね。
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自分一人だとこれらの教材がなかなか進まず、かつ講師に発音もチェックしてもらいたい人にはどんどん話すための瞬間通訳教材は向いているでしょう。
一問一答
この教材は中級者レベルにとても適した内容ですね。
一問一答 https://ttcn.co.jp/askanswer/training
このリンク先ページの下部にも実際のレッスンの様子の動画が埋め込まれているのでイメージがつかみやすいです。
講師からさまざま質問が口頭でされつつ、チャットボックスに同時のそのフレーズが打ち込まれ、生徒が答えていく、というものです。
例えば
中国哪个省人口最少?(中国のどの省の人口が一番少ない?)
という質問に対して生徒がいろいろと答え、その回答の主要な文も講師がチャットボックスにどんどん打ち込んでいってくれます。
フレーズを作って口に出す練習だけでなく、中国に関する豆知識も学んでいけます。また関連した内容のトークもしたりするので会話の練習にはとても良い教材とレッスン構成です。
その他フレーズ教材、説明力育成教材、要約復唱トレーニング教材、とレベルが上がっていきます。各教材ページを開くとそれぞれレッスンの様子の動画が埋め込まれているので参考にしてください。
高いレベルになると、講師は生徒が発したフレーズのすべてを打ち込めません。
その代わり口頭での説明の比率が多くなるのでSkypeのライブ キャプションおよび字幕機能で文字を追うなどの工夫が必要です。
Skypeのライブ キャプションおよび字幕機能については以下の記事を参考にしてください。
あと、ユニークな教材として、チャットライティング教材なんてのもあります。微信(WeChat ウィチャット)で使うメッセージを学ぶ教材です。
中国人の知り合い、友人ができると、基本やり取りはWeChatでやるようになります。チャットアプリ用のメッセージ作成法を学ぶのは実用的ですね。
市販教材もベーシックなものには対応している
汉语会话301、汉语口语速成などのベーシックな教材にも対応しています。そして、NHKラジオの毎日中国語とステップアップ中国語も教材リストに含まれていました。
加えて、先ほどの口語トレーニングメニュー以外にもシチュエーション別のオリジナル教材、トレーニングメニューも用意されています。
作文添削コースなども役立ちそうです。すべてを紹介しきれない分量です。
講師の質は安定しているが、音声のみ対応講師もけっこういる
それぞれの講師のレッスン方法の統一性から(チャットボックスを多用するなど)、天天中文では採用基準をある程度厳しく、そして講師の育成も割としっかりしていそうだな、という印象を受けます。
しかし、約90名の登録講師のうちレギュラーベースで開講している講師は少ない印象です。
また登録講師のうち、ざっくり4割程度の講師が「音声のみでのレッスン」講師となっています。(講師の顔写真のアイコン下にマイクマークしか表示されていない講師)
うーむ、せっかくのマンツーマンレッスンなのでお互いの表情を見ながら中国語でのコミュニケーション力を磨きたいものです。
この音声のみ可能講師を予約の選択肢から外すと、希望講師が絞られてしまい予約がちょっと取りにくいです。
予約システムは少し使いづらい
予約の仕方は①日付と時間帯を指定して開講している講師を検索、②指定の日付で開講している講師を表示させて選択する、③講師のプロフィールページから空いている時間を予約、の3通りがメインとなります。
③に関してはレギュラーベースで開講しているお気に入り講師を見つけるまではほとんど使わないやり方です。
なぜかというと良さそうな講師を数人クリックしてスケジュールを確認してみたのですが、開講すらしていない講師に何人も連続で当たり、こりゃ無駄骨だなと感じました。
①の日付と時間指定検索は以下のように結果が返ってきます。
各時間帯とも3人程度。そこから講師名をクリックしないとその講師が音声のみ対応なのか、とかどういう講師なのかわからないのでクリック回数が増え、煩わしいです。
②指定の日付で開講している講師を表示させて選択では以下のように表示され、各条件を指定して検索できますが、「音声のみNG」の条件が無いのがちょっと不満です。
お気に入り講師を数人見つかるまでは予約システムには煩わしさを感じそうですね。
無料体験レッスンは2回
天天中文でも無料体験レッスンを受け付けています。
正式入会される前に無料体験を2レッスン、受講していただくことができます。この無料体験レッスンでぜひ、天天中文でどんなサービスを受けることができるのか体験してみてください!
1回目はカウンセリングと簡易テストを行います。2回目は1回目のカウンセリングと簡易テストの結果に基づき教材を選択していただき実際のレッスンと同様な内容で授業を行います。体験レッスン終了後、あなたにベストな個別学習プランを差し上げます。
天天中文 無料体験 https://ttcn.co.jp/noMaterial
天天中文のWebサイトによると1回目はカウンセリング、とのことですが、私の場合は1回目からどんどん話すための瞬間通訳教材を使ったレッスンでしたが、あれは簡易テストだったのか?
天天中文はこんな人に向いている
- オンライン中国語レッスン初心者
- 無料テキストに沿って基礎からスタートしたい方
- 口語に特化したメニューでレッスンを受けたい方
料金は安くは無いですが、教材が充実しており、特に口語力を向上させたい人にはマッチしたメニューがあるのが魅力的です。
料金については、継続する見込みがあるならば、半年分一括振込みの場合は、会費が約15%割安ととなります。
例えば毎日25分コースの場合、3か月会費一括支払いの場合は43,200円(ひと月あたり14,400円)、半年会費一括支払いの場合は、75,100円(ひと月あたり12,517円)となり、ネットチャイナと同水準になります。
レッスン内容の本質とは関係ありませんが、支払い方法でPayPayとWeChatPay(微信支付)が含まれているのもさすが中国だな、って思いました。
銀行振り込みよりも気軽に、ウェブサイトに表示されているQRコードを読み込んでさっと支払えます。
チャイニーズプラザ
チャイニーズプラザはここではメインの格安系オンライン中国語レッスン業者に入れていないので、簡単に紹介。
ほぼ毎日プランの格安な料金と、土日も受講可能な柔軟性の高い「いつでも20回プラン」など、魅力的なプランを用意しているチャイニーズプラザ。
しかし、在籍講師が10名(2023年9月現在)だけなので、予約画面で開講している講師も毎時間1~2名と少ないです。午前、お昼の時間帯はほぼ開講していません。
私は体験レッスンを2回受けましたが、2人とも音声のみでのレッスンでした。
一人目の講師はたまに日本語を挟んできたのですが、小学校の教師が生徒に諭すような口調で「ち・が・う・でしょ~」が口癖のようで、私がちょっと言い間違えると毎回このセリフが飛んできてイラっとしちゃいました笑。
まぁ仕方ないんだと思います、「ち・が・う・でしょ~」が人をイラっとさせる語感がある語句だと知らずに使っているのでしょうから。
二人目は口調はソフトでしたが、通信品質が悪く、音声が頻繁に途切れました。
現在は改善しているかもしれませんので、興味ある方は無料体験レッスン(2回)を受けてみると良いでしょう。
好好塾
好好塾もここではメインの格安系オンライン中国語レッスン業者に入れていないので、簡単に紹介。
授業1コマは、すべて50分間となっています。
料金はお高め。6か月継続すると、7か月目から10%くらい料金が安くなるという仕組みを採用しています。
登録講師数は30数名で、その中である程度決まった面子の講師が開講していました。
「テキストは豊富、しかも無料 ¥0!」の文言が書いてあるけれど、どういったテキストを使うのかがウェブサイトに記述がありません。
「学習クラス」の説明のページに「テキストは全て無料でPC上でご使用出来ます(PDFを使用しています)」とありましたが、確認できず、サンプルを見せてもらいところです。
無料体験レッスンは1回(25分)受けられます。
私が受けた時は延々とフリートークが続き教材等の情報がこのままでは聞けないという事で終了前に教材について聞いたら、
「中国語のテキストは英語と違って良いテキストが無いのが問題だ、やっぱりフリートークをするのが一番だ」
といった内容を中国語で言って結局くわしい説明がちゃんと聞けませんでした。楽なフリートークでレッスンを消化したいんだろうなという、印象をうけ、熱意が感じられませんでした。
産経オンライン英会話Plusの中国語レッスン
主にオンライン英会話レッスンを提供している産経オンライン英会話Plusですが、中国語、ベトナム語、タイ語などのレッスンも提供しています。
格安系のオンラインレッスンではないのであくまでも参考程度にざっくりと紹介。
DMM英会話の中国語レッスンのように、既に産経オンライン英会話を受講していて、英語のレッスンを普段受けつつ、たまに中国語のレッスンをしたい(その逆もまたあり)、という選択肢が現実的でしょう。
つまり複数言語を1アカウントで同時に学びたい人にオススメです。
料金に関しては「コイン」という単位でレッスンを購入する決まりになっていてややこしいです。
最もレッスン料が安くなるプランでコインを購入した場合でも月6回レッスンで1レッスン約2,000円くらいの料金となり、結構高いですね。
中国語の登録講師数は現状多くない
以下は、とある時間帯に中国語レッスン可能講師の検索をかけたところです。
3名の講師が予約可能と出てきました。他の時間帯でも大体3、4名の講師が検索結果として返ってきます。
また、登録している中国語講師はトータルで12名いました(2023年9月時点)。
現状では中国語を受講している生徒が少ないので予約は取りやすいようです。
テキストは手作り感満載だが、充実はしている
中国語テキストは324レッスン分用意されていました。
レベル別、シチュエーション別にカテゴリ分けされています。
1レッスン分のテキストは以下のようにパワーポイントで作成したようなテキストが大体10数ページ分あります。
独自のブラウザベースのアプリケーション「レッスンルーム機能」
産経オンライン英会話PlusのレッスンではDMM英会話の「Eikaiwa Live」のような、ブラウザベースでレッスンを行うことに特化したアプリケーションが提供されています。
画面左上に講師の映像、左下にチャットボックスなど、右側は産経オンライン英会話Plusのサイトで提供されているテキストを一緒に見る、という構成になっています。
私がレッスンしたときはこの機能があるのを知らずにSkypeでレッスンを選択してしまったので挙動については把握できておりません。
また講師によってはSkypeしか選択できないようです(英語の体験レッスンではすべてSkypeのみでした)。
無料体験レッスンは中国語1回、英語2回、キッズ英会話1回
産経オンライン英会話Plusでは無料体験レッスンを受けられます。
中国語1回、英語2回、キッズ英会話1回となっています。(私はちゃっかり英語2回の方も受けてみました)
中国語に関しては会員登録してからの有効期限は4日間です。
また、産経オンライン英会話Plusが自分に合ってそうだな、と感じ実際にレッスンを始めて見ようと思った方は、会員登録から5日以内で「初月70%OFF」の早期入会特典もあるのでお忘れなく。
産経オンライン英会話Plus の無料体験レッスンはこちらから↓「無料なんでとりあえず受けてみるか」という軽いノリで体験するのもいいと思いますよ。英語も受けられますので。
中国語オンラインレッスンの始め方のコツ
ここからは中国語オンラインレッスンを始める時のポイントについて述べていきます。
絶対やって欲しい「無料体験レッスンブートキャンプ」
これは、ある程度中国語学習歴があり、これから会話力を高めるためにオンライン中国語レッスンを始めたいという学習者向けの内容になりますが、初学者の方も参考にしてください。
このブログ記事を読んでいる方の大半はHSK中級レベル程度まで実力はついたものの、会話がまだできない、会話力を向上させるためにオンラインレッスンを検討しているという方がほとんどでしょう。
オンライン中国語レッスン始めたいけど何を見て決めればいいの?
といった感じで右も左もわからない状態なのではないでしょうか?
では、もしご自身が「ある程度オンラインレッスンの経験を積んだ後に業者を選べ」、と言われたら確実に自分に合った業者を選べますよね?
そこで「無料体験レッスンブートキャンプ」と銘打って、2週間で無料体験レッスンラリーを行うのです!
業者を正式に選ぶ前に自身を2週間ほどで「オンラインレッスン経験者」に仕上げ、業者の選定眼を身につけるのが目的です。
これまでのオンライン中国語レッスンの紹介で、各業者が無料もしくは超格安体験レッスンを実施していることはご承知でしょう。
メインの格安系業者4社だけでもいいので計画を立てて、2週間ですべての業者の無料体験レッスンを行ってください。
※「無料体験ラリー」と銘打っていますが、ネットチャイナだけは100円7日間なのでご注意を
「無料体験レッスンブートキャンプ」モデルプラン
当然ですが、事前の業者比較を参考に自身が最終的に選択する可能性が高い業者を一番最後に体験レッスンを入れて計画を立てます。
例えば、私が個人的に一番オススメする【CCレッスン】を第1候補に挙げているとするなら、一番最後にCCレッスンの体験レッスンを入れ、そのまま正式にプラン契約して継続するのが混乱も少なくスマートです。
無料体験ラリー例①では2週間のうち休みは1日でオンラインレッスン未経験者にはかなりハードかもしれませんが、これを一度体験すれば、以降気軽にオンラインレッスンに臨めるようになります。
中国語に限ったことではなく、英語とか韓国語の体験レッスンやろうかなという時にも「とりあえずやってみるか」という軽いノリで始められるようになりますよ。
もし、2週間でこなすのがきついならネットチャイナ体験終了後数日休んだり、体験レッスンのインターバルを2日ずつ空けるなどして3週間計画で行うのもいいでしょう。
また、ネットチャイナが自分に一番合ってそうだな、という方はネットチャイナの体験レッスンを必ず最後に持ってきてください。
ネットチャイナは退会予定日前日17時までに手続きをしないと自動的に正式レッスン契約が始まります。
無料体験ラリー例②ではメインのオンライン中国語レッスン業者に加え、チャイニーズプラザ、好好塾の体験レッスンを間に挟んでいます。
これらのスクールの無料体験レッスンもありがたく利用させていただきましょう。
さらに経験値が高まりますし、「意外にいいじゃん」と感じて考え方も変わるかもしれません。
なんだかんだいっても、オンラインレッスンは講師との相性次第で満足度が変わってきます。
初学者は1つの業者に決め打ちしない「オンラインレッスン渡り鳥」のマインドでもOK
さて、「無料体験レッスンブートキャンプ」を終え、めでたくオンラインレッスンを正式にスタートできました。
では、その業者をずーっと何年も継続しなければならないのか?当然そんなことはありません。
もちろんスタートから一つの業者で継続するのが理想の選択肢ですが、自分のレベルに合わせて将来的に業者を変更する前提でオンラインレッスンを始めるのもアリです。
お気づきの方もいらっしゃると思いますが、格安系中国語オンラインレッスン業者、すべて入会金なし、なんですよ。
自分の中国語レベルのそれぞれの段階に合わせて業者を乗り換えることを前提にオンラインレッスン業者を選ぶのは断然ありです。
「あれも合わない、これも合わない・・」と悩みながらいつまでたってもオンラインレッスンをスタートできなければ、会話力を向上させるのがそれだけ遅くなります。
ちなみに、無料体験時に作成したそれぞれの業者のアカウントは数年経っても有効ですので、気軽に乗り換えができるようになっていますよ。
以下に全くのゼロからオンラインレッスンを利用して中国語を学び始める時のモデルケースを示します。
初めて学ぶ人
先ほど天天中文の紹介の個所で、天天中文の無料レッスン教材が充実していることを紹介しました。
その中でも、発音・声調矯正トレーニングという教材が発音を基礎から学ぶのに適した教材なので、それを1ヵ月だけ活用させてもらうという考え方です。
中国語においては、発音が超重要です。最初に発音をしっかりマスターしておかないといつまでたっても通じない中国語になってしまいます。
初学者が最安のCCレッスンをうまく活用するために
それでも「やっぱり最安の【CCレッスン】 で最初からスタートしたいんですけど・・・」という人ももちろん多くいらっしゃることでしょう。
業者をコロコロ変えるのも結構面倒くさそうだし、と。
そのための指針を以下に示します。
STEP1ピンインは超大事!
想像してみて下さい、外国人が日本語を学び始めるとして、まず最初にマスターしなければならないのはひらがな、カタカナの50音すべて正確に読めて、発音できる、という事でしょう。
日本人が中国語を学び始める時、まずはピンインが発音できるようにならなければお話になりません。
ですので、初めの一か月ひたすらピンインのトレーニングをします。レッスンとYouTube動画でのピンイン学習を併用するのが前提です。
予約時に日本語のできる講師を選択して「ピンインの練習がしたい」旨をメッセージに書いて事前に希望を伝えておくとスムーズです。日本語で書いてもOKです。
レッスンが始まったらチャットボックスにピンイン表が見られるWebページのURLなどを送って、講師に一個一個発音を確認してもらいましょう。
以下のリンク先のページにあるピンイン表の画像を保存させてもらって、講師に送るのもいいでしょう。
ピンイン(拼音)の話 https://ryuunohasi.com/pronunciation/pinyin.html
1行目の声母(a、o、e~üe、üe、ün)をまずは1~2週間くらいかけて徹底的に練習します。少しでも発音が間違っていたら厳しく指導してもらうようリクエストしてください。
ここでは”in”と”ing”の発声のコツなどもしっかり指導してもらいましょう。
以前私が紹介したCchatyのchinese-pinyin-chart(ピンイン表)なんかも自習用として使いやすいです。
一つ一つの文字にリンクが貼ってあって、発音クリックすると4声の発音音声が流れ確認できるようになっています。
声母がマスター出来たら残りの2週間くらいを使って、子音と組み合わせた発音をひたすら練習、マスターしてください。
これをしっかりやらないと”shi”と”xi”どころか、”chi”と”qu”まで同じ音に聞こえてしまい、後々苦労します。
その先の声調の組み合わせの時の発声のコツについては、以下の記事で参考になる動画を紹介しています。
はっきりいってこの1ヵ月はとても勉強がつまらなくて辛い時期であります。とても単調な作業です。
しかしピンインをしっかりマスターしておくと後の習熟のスピードが加速されるので軽視せず辛抱強く練習してください。
ピンインだけで会話をマスターしてしまうラテン語圏の中国語学習者たち
ちょっと脱線しますが、ラテン語圏の中国語学習者は日本人よりも会話力をマスターするのが早い、と中国人講師たちに聞いたことがあります。
彼らはどうやって学んでいるのか聞いたら、漢字は読めないが、音で言葉を覚えているのだそうです。
どういうことだ?と詳しく話を聞くと、彼らのテキストの中には漢字をほとんど使わずピンインだけで学ぶものがあるとのことで、「ウソだろ!?」なんて思いましたが、どうやら本当なんです。
このことからわかることはやはりピンインの発音の重要性でしょう。リスニングにはもちろんスピーキングにもピンインの徹底トレーニングは後々効果を発揮します。
STEP2初学者向け市販教材に沿ってレッスン
ピンインをマスターしたら、汉语口语速成や中国語会話301などの初学者向けテキストを使ってレッスンをします。
毎回新出単語の発音と、本文の朗読をして、講師に厳しくチェックしてもらってください。
当然ですが、わからない単語はしっかり調べておくなどの予習をし、レッスンでは予習してもわからなかったところを質問してください。
1レッスン25分が基本ですから、25分を最大限生かすには予習が重要になってきます。
あとテキストを使った学習では中身の内容そのものから学ぶのはもちろんですが、「中国語の勉強とは如何なるものか?」を把握するためでもあります。
ある程度中国語の勉強の仕方がわかってきたら、独学で学べる内容は自分でどんどん学んで進めてしまってかまわないのです。特に語彙の学習などは。
私個人の体験では中国語教室に通っていたころ、テキストの内容の進度にこだわらず、自分で単語帳を使った勉強でHSKの試験を受けたりしていました。
もちろんあまり時間に余裕がない人はテキストに沿って毎日レッスンに継続して臨んでいるだけでも十分効果はあります。
気の利いた講師だと、日本語を喋れるけれども途中途中で中国語を混ぜてくれたりします。
例えば、
现在开始上课 or 那,开始上课吧(レッスンを始めましょう)とか、
请打开课本(テキストを開いてください)
などのフレーズを毎回毎回聞いていると自然と知っている中国語が増えてきますし、発音が頭に残って脳に定着します。
STEP3レッスン中の中国語使用率を上げる
「レッスン中の先生の中国語がだいぶ聞き取れるようになってきたな」とか「発音がだいぶスムーズになってきた」と実感し始めたら、どんどん中国語を使うことにトライしましょう。
といっても、いきなり世間話を中国語でするのは難しいので、「レッスン中に使うお決まりの言葉」をまずは中国語で言うようにしてください。
以前投稿した以下の記事のフレーズの一部をまず暗記して少しずつ使ってみてください。
「日本語で質問してたのにいきなり中国語で話すのってなんか恥ずかしい…」なんて思う必要は全くありません。
講師は「ああ、頑張って中国語で質問してくれているな」と温かい目で見守ってくれますので。
間違ってもいいのでバンバン中国語を口に出していかないといつまでたっても話せるようにはなりません。
中国語しか話せない講師をあえて選ぶ
これは初めて実行するときはおそらくレッスン前は緊張するでしょう。25分間ひたすら冷や汗かくかもしれません。
それでも必死こいて頭をフル回転させてなんとか知っている中国語だけで会話を成り立たせようとする経験はとても価値がありますし、その積み重ねでだんだん話せるようになってくるのです。
「中国語オンリーレッスン」は最初は1、2週間に1回でいいでしょう。徐々に徐々に回数を増やしていきましょう。
口語トレーニングに役立つ中国語学習書
会話が途切れないためにはまず何を覚えるのが効果的か?それは「あいづち言葉」です。
STEP3の段階では、相手から何かを聞かれ、フレーズで返すのはまだ難しいでしょう。
ただし、イエス、ノー、や「すごいね!」「そのとおり!」みたいな意志、感想を表す「あいづち言葉」さえ覚えておけば最低限会話は成り立ちます。
そんなあいづち言葉をマスターするのにぴったりな学習書が「中国語会話大特訓」です。
こちらの本はSTEP3の段階では第1章の8課まで(16ページ分)だけやるようにしてください。
それ以降になるとちょっと文章が複雑になります。
基本文法を使った語順習得には「口を鍛える中国語作文 初級編」が割と適しています。
これをやる事で主語+述語+目的語などの基本的な語順を使った文章を口で言うトレーニングになります。
ただ、たまに「こんな単語なんで入れた?」という初学者向けではない単語が入っている点が不満ではあります。
STEP4日本語禁止の完全中国語レッスン
この段階に来るまでには一般的にどれくらい時間がかかるのでしょうかね?
私の場合はオンラインレッスン歴は1年半とそれほど長くありません。
HSK6級で200点オーバーするまでは4年くらいかかりましたが、その間週1回40分中国語教室でレッスンを受けていただけで、オンラインレッスンはやっていませんでした。
そのほかの時間は単語帳などを使ってひたすらリスニングをしていました。
おかげで中国語の聞き取りの能力はだいぶ上がっていましたが、やはりしゃべるのが苦手でした。
その後CCレッスンを開始して、なるべく中国語だけでレッスンをするようになってからは日々ほんの少しづつ会話力が上がっていきました。
そして1年半が経ち気づいたら結構しゃべれるようになっていた、という感じです。
「劇的に会話力が上がった」という事は全くありません。最近になるまでは中国語の勉強は「ひたすら辛い」だけでした。
中国人としゃべろうとしても全くフレーズが出てきませんでしたし、中国ドラマを観ても字幕の漢字を見て何となく内容を理解しているだけで、全然聞き取れていない期間が長く続き、毎日へこんでいました。
もし早い段階でオンラインレッスンを毎日受けていたら、もう少し早くしゃべれるようになっていたんじゃないかと思います。
中級レベル学習者がオンラインレッスンで口語力を伸ばすのに最適なテキスト
この内容は前項のSTEP3レベルくらいの学習者と重複するところもあります。
中国語のレベルが中級程度まで上がってきた学習者が決意を新たに、「よし!オンライン中国語始めて口語力上げるぞ!」と勇んだものの、直面するのが、「口語力を上げるためのテキストは何を使えばいいのか?」という問題。
汉语口语速成シリーズは基本文法を学べるけど、口語力があまり上がらない気がする…
そうなんです、もう少しテキストの文章が本格的な中国人ネイティブの会話ダイアログが多いものも学びたくなります。
そこで、私が何冊かレッスンに用いてきて、これは口語力向上にだいぶ役に立ったな、というテキストの使用順のモデルケースを以下に示します。
汉语口语シリーズ
まずは中級編から
中級レベルの中国語学習者が最初に口語力向上として取り組むのにちょうどいいレベルのテキスト、中级汉语口语(1)、(2)、(提高篇)です。
構成としては、最初に会話ダイアログ、ポイントとなる口語フレーズの解説、それから会話の作文などの演習となります。
このテキストで私が特に多く目にして学んだフレーズに“可不”です。文頭に実に多く出てきました。
そしてこれは「そうですよ.もちろんです.」というあいづちの意味として使われているので最初見たときはほんとうに戸惑いました。
「不が用いられているのになんで同意の意味なの⁈」と。
これは“可不是”“可不是吗”を省略した形だからそういう意味なんだ、と学んで理解するわけですが、このテキストにはこの手の口語独特のフレーズがたくさん出てきます。
中級編を終えるには半年から1年かかるでしょう。
かなりしんどい高级編(1)、(2)、(提高篇)
高級編になると、難しい単語がより多く出現しますし、口語の独特な反語表現、語句の省略などで何を言っているのか一回読んだだけでは理解できない箇所が激増します。
そして、口語のフレーズ作文の演習では毎課30問ほど用意されているので予習にも時間が取られてしまいます。
しかし、これを歯を食いしばってやり終えたころにはだいぶ理解できる口語が増えてきて、中国ドラマを観ていて頻繁に「あっ、これこの間テキストに出てきたフレーズだ!」というシーンにも多く出くわします。
ちょっとマニアックな尔雅中文 高级商务汉语阅读教程シリーズ(上)、(中)、(下)
テキストの名前の一部に「商務」と入っているので、ガチガチのビジネス中国語じゃないの?と思われる方も多いと思います。
実際ビジネスがらみの用語、特に海運に絡む用語が(中)、(下)のレベルになると多く出てきますが、基本は超口語のテキストと言ってもいいくらいです。
例として、(上)の一番最初の情景会話の部分を挙げます。
これは留学生がある企業の面接に臨んでいるシーンです。
これ、後半になると面接官が皮肉ばっかり言って、「圧迫面接」といっては大げさですが、とにかく「嫌味な面接官だな」と感じる内容だったのです。
そんな意図があるとはレッスンで講師に解説してもらうまでわからなかったくらい、ガチの口語だらけの内容になっています。
ただし、各課の分量はそれほど多くないので、高级汉语口语で若干きつかった分、少しペースダウンで間に挟むのにはちょうどいいテキストです。
口語テキストの総仕上げ「漢語口語習慣用語教程」
口語テキストの総仕上げとなる汉语口语习惯用语教程、若干会話ダイアログで描かれている時代背景は古く、また北京方言が多く出てきますが、中身は超本格的な中国人ネイティブの会話ダイアログばかりです。
毎課ダイアログ文の後に、ポイントとなる口語フレーズが20数個あり、その一個一個に例文が3文位ずつあります。
結構ボリュームがありますが、このテキストをこなせば口語フレーズの使い方の理解がだいぶ深まります。
以上が、口語力向上重点テキストコースのモデルケースとなります。トータルで1年くらい見積もってじっくり臨みましょう。
レッスン時間外の「スキマ時間」の口語力向上学習にぴったりな「起きてから寝るまで」シリーズ
レッスン時間外の「スキマ時間」、たとえば通勤通学などの移動時間、ランニングなどの運動中などにも「ながら学習」で有効に学習時間を確保したいところ。
そんな時の学習書として最適なのが「起きてから寝るまで」シリーズです。
このシリーズは学習者から大好評を博していて、X(旧Twitter)での評価も概ね好評なものばかりです。
沢山の日常表現が収録されているので、この本で使用されている表現を覚えていくと中国人との何気ない会話で使う語彙、表現が増え、コミュニケーションがスムーズになっていくのを実感できました。
ダウンロードできる音声ファイルも気が利いていて、フレーズの読み上げ音声は「日本語→中国語」のパターンと「日本語→中国語→中国語」の中国語を繰り返すパターンが用意されています。
この「日本語→中国語→中国語」のパターン、本文の中身を頻繁に確認できない時の「ながら学習」の時にとても学習しやすいのです。
日本語の音声が流れてきて、頭の中で中国語の文章を作ります。その後中国語の文章を聞いて、「ああ、こう言うのか」と全体を聞き取れればよいのですが、長いフレーズだと後半がおぼろげになります。
そんな時に2回目の中国語音声でフレーズ全体を改めて確認できるのです。
私はランニング中にこの音声だけを使って学習していますが、この「中国語フレーズ2回リピート」はとても重宝しています。
購入で私がおススメするのは断然Kindleバージョンです。
この本はたった5分のスキマ時間でさえもささっと学べる内容になっています。
だからこそ、いつでも手のひらで閲覧できるKindleバージョンを購入しておくことでスマホですぐに確認できるのが望ましいのです。
タブレットを持っている方はタブレットにもダウンロードしておけばじっくり机で学ぶときにも閲覧しやすいでしょう。
Kindleでは同じ本を同時にダウンロードできる端末数は「6台」まで可能ですから、PC画面でも閲覧することができます。
「起きてから寝るまで中国語表現1000」は若干レベルが高くて難しいなぁ、という方は2023年7月に「もっとやさしい」バージョンが発売されましたのでそちらもお勧めです。
まとめ
ここまで読んできて、格安系オンラインレッスン業者の比較で、それぞれの業者の特徴の把握に少しでも役立てていただけたら幸いです。
大手対面スクールと違い、マンツーマン形式のオンラインレッスンでは講師に何でもかんでも丸投げでまかせっきりという意識ではなかなか学力が伸びません。
自分がどの領域を伸ばしていきたいかを設定し、テキスト選び、レッスン内容の指定を自らしていかなければなりません。
その分、グループレッスンなどと違い、自分のペースに合わせてレッスンを行えますし、的確にレッスン内容を指定できれば効率もはるかに高まります。
特に「中国語オンリーレッスン」では、真剣にやれば効果はとても大きいですよ。
レッスン前には「今日はこういう質問をしそうだな」「こういう言葉を発する必要が出てきそうだ」という風に予習段階でフレーズを準備することになります。
そして、レッスンが終わってみたら「ああ、準備したフレーズが上手く口から出てこなかった…」、「あの時どういう中国語言えばよかったんだろう…」とへこんだシーンを振り返ることになります。
そしてそれらのフレーズをまた調べてストックしていきます。
それらの一つ一つの経験を積み重ねてやがて完全「中国語オンリーレッスン」ができるようになっていくのです。
1回1回の進歩の幅はとてもとても短いです。でもいいんです、最低限1回のレッスンで1フレーズだけでも新しく中国語を言えるようになる、それでも十分です。
数か月経ったら「中国語オンリーレッスン」が当たり前の自分にいつの間にかなっています。必ずです。
オンラインレッスンを積極的に活用し「中国語を話せる自分」になって、みなさん一緒に可能性を広げていきましょう。中国語圏はとても広く、その分可能性も大きいのです。
【参考資料】各社の市販教材対応表
各オンライン中国語スクールのWebサイトに掲載されている市販教材のうち、メジャーな教材の対応一覧表です。
Webサイトに掲載されているということは、それはその市販教材そのものか、電子版をそのスクールの登録講師が保有していることを意味します。
これの何が重要かというと、生徒がオンラインレッスンで使いたい市販教材があっても、講師側の手元にない場合には生徒側でスキャン画像を取ったりして教師側と共有しなければならず、毎回準備に手間がかかるということなのです。
例えば「今日はp.114~117辺りまでやりそうだな」と思ったら、事前にその該当部分のファイルを用意しなければならないのです。
自分のレベル、好みに合った市販教材または既に自分が購入して手元にある市販教材が各業者が対応しているかどうかの確認に活用してください。
教材名 | CCレッスン | ネトチャイ | ネットチャイナ | 天天中文 |
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中国語会話301 | 〇 | 〇 | 〇 | |
説漢語 | 〇 | 〇 | ||
漢語口語速成 | 〇 | 〇 | 〇 | |
漢語口語 | 〇 | 〇 | 〇 | |
HSK标准教程 | 〇 | 〇 | 〇 | |
経貿漢語口語 | 〇 | |||
漢語口語習慣用語教程 | 〇 | 〇 | ||
漢語閲読速成 | 〇 | |||
漢語聴力速成 | 〇 | |||
看図説話 | 〇 | |||
NHKラジオ まいにち中国語 | 〇 | |||
NHKラジオ ステップアップ中国語 | 〇 |