中国語検定の各級の一次試験結果データをグラフ化して眺めてみる

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中国語検定試験関連データ

本記事では中国語検定試験の第71回から第113回分まで、準4級から1級までの各一次試験データ(平均点や合格率、合格者数など)をグラフ化してまとめました。

前半にデータをグラフ化するに至った経緯について記しており、後半に各級のデータのグラフがありますので、グラフだけざっと見たい方はページをスクロールして後半部分へ移動してください。

これらのグラフが皆さんの毎回の試験の振り返りや今後の試験対策の参考になればと思います。

目次

試験結果データと照らし合わせて各実施回の難易度を把握しておくことが重要

過去問の点数が良かったからと言って喜ぶのはまだ早い

試験対策と言えば「過去問を解く」のは誰もが当たり前に行う、もはや必須事項です。

私自身のことになりますが、2024年11月24日に実施された第113回中国語検定準一級試験の対策で、過去問の活用法を誤っていたことで、教訓を得たことがありました。

それは、「過去問を解いてみて合格基準点を超えているからと言ってぬか喜びをしてはいけない」という事です。

具体的な例を挙げますと、例えばランダムに過去問を三回分選んで解いたとしましょう。自己採点でかなり手ごたえが良く、「おっしゃ!これは受かるぞ!」と確信を得るかもしれません。

ただ、それは早合点である可能性があります

皆さんの中で過去問を解く前でも解いた後でもよいのですが、中国語検定協会のWebサイトの試験関連データとと照らし合わせている方はいますでしょうか?

おそらくほとんどの方が合格基準点を超えているかどうかしか見ていないんじゃないでしょうか?

選択した実施回の平均点が高く、合格率も高ければそれすなわち問題の難易度が「易しい」可能性が高い。

逆もしかりで合格率が低い上に、平均点も低ければ問題が「難しい」。

書いてみると至極当たり前のことですが、案外上記の点を重要視していない方が多いのではないかと。

したがって、

確実に合格できる実力が付いているかどうかは難易度の高い実施回を解いた結果で判断しよう!

これが大事です。(もちろん受験者数や受験者のレベルによっても多少基準に違いがでますが、ここでは大まかにとらえて下さい)

これを踏まえた上でなるべく多くの過去問を解いておけば盤石の対策ができます。

あわや一次試験不合格という私の体験談

ギリギリ合格の中国語検定準一級の一次試験

私事ではありますが、2024年11月24日に実施された第113回の中国語検定の準一級の一次試験に合格しておりました。

第113回中国語検定準一級一次試験結果 ギリギリで合格・・・
第113回中国語検定準一級一次試験結果 ギリギリで合格・・・

(調整後の合格基準点ギリッギリ救済措置ラインで合格したことは本当は内緒にしておきたいんですが…💦)

試験から大体3週間後の2024年12月16日に中国語検定協会のWebサイトで第113回の試験の合格者の受験番号が公開されていましたので、この回の試験を受けていた方は既に各自サイトをチェックしていることでしょう。

先ほども述べましたが、中国語検定協会のWebサイトには過去の試験のデータを公開している「試験関連データ」のページがあります。

Webサイトの左側のメニュー一覧の試験関連データのプルダウンメニューの「試験結果」をクリックすると各実施回の結果データが見られるようになっています。ご存じでしたでしょうか?

第71回の試験から最新回までのデータが公開されています。

中国語検定協会の試験関連データのページ
中国語検定協会の試験関連データのWebページ

危うく不合格、という不本意な結果に陥った原因

私は2024年の3月に一度「予行演習」という位置づけで中国語検定準一級の試験(第111回)を受けています。

それから8カ月という準備期間を経て2024年11月までに確実に合格する力を身に付けて試験に臨むつもりが、あわや不合格という結果に・・・。

こうなってしまった原因としては毎回の過去問の難易度を比較分析せず、客観的に自分の実力を判定できていなかったからでした。

具体的に申し上げますと、今回の試験前に過去問を解いたのは大体試験の1週間半くらい前からで、解いた過去問は適当に選んで第111回、第110回、と第93回、第94回、第95回、というやや変則的に5回分を先に解きました。

3月の時点で第92回~第110回まで19回分既に解いていたので、11月の試験の対策としては「過去問はもうそんなにやらなくていいかな」と思っていました。

作文力の向上と語彙を増やすことに時間を使っていたら過去問に割ける時間が少なくなっていたというのもあります。

また3月の試験の結果はリスニングが78点で既に合格基準を超えていて、不合格の筆記の得点は60点でその回の合格基準点まであと10点だけとればいい、という楽観的な考えを持ってしまい、それが過信を招いたのでした。

そして試験の直前になって直近の第112回を解いてみました。

リスニング音声のファイルは無かったので、過去問のPDFをMicrosoftのブラウザEdgeで開き、音声読み上げ機能を使って代替しました。(白帝社の中検過去問の最新版がこの時点では第110回までのものでした)

書き取り部分はEdgeの読み上げ音声を録音し、再生速度を遅くしてやってみました。

第112回分を解いたあと、青ざめました。

む、難しすぎる・・・

とてもじゃないですが、正答数は合格基準に及んでいませんでした。特にリスニングはマークシートの選択解答部分も、書き取り部分も相当出来が悪かったのです。

そして不安を抱えたまま試験当日。「どうしよう、第112回のような難易度の高い問題が出たらもう終わりだ・・・」そんな心持ちでした。

そして実際の第113回の試験問題、特に筆記は全く見たこともない単語だらけという難易度の高さでした。

試験が終わって、「ああ、俺の第113回中国語検定準一級試験もある意味終わった・・・」と落ち込みました。

そして3週間少し経過し、2024年12月16日に中国語検定協会のWebサイトを見てみたらトップページの最新情報欄に「第113回試験合格者受験番号を掲載しました。」のリンク付きの記述があり全く期待もせずとりあえずページを開いてみました。

「どうせ受かってないけど、とりあえず見てみるか」と合格者受験番号一覧をさらっと目を通していたら、

「え?俺の受験番号あるっ⁈」

一瞬見間違いかと思いました。でも何度見ても自分の受験番号が掲載されており、今度は採点側に何らかのミスがあったのか、とまで疑うようになりました。

(後に試験結果のはがきが届いて、ああ、確かにそれなりに勉強した領域の点数はわずかながら上がっていたんだなと納得はできました。)

そこで、気になりだしたのが、

SAGA

今回の試験の難易度はどの程度だったのだろうか?

この点です。

はい、ようやくここで試験関連データの参照に至るわけです。

そこで改めて先ほど述べた試験前に解いた第111回、第110回、と第93回、第94回、第95回の過去問の合格率を見てみたのです。

すると、上記の回はどの回も合格率20%前後で難易度が「易しい」部類の回だったんです・・・。

それに対して第112回は少し難易度が上がっており合格率18.20%、そして第113回では15.60%とかなり難易度が上がっています。

先ほど第112回のリスニングが難しかったと述べましたが、実際この回のリスニングの平均点は公開されているデータ中過去2番目の低さ(57.1)だったのです・・・。

以上の私の体験談を踏まえてみても、過去問を解いた後の振り返りに試験関連データと照らし合わせることの重要性がお判りいただけたかと思います。

各級の試験関連データとグラフ

さて、ここから各級の試験データとグラフについて記していきます。

一連のデータは中国語検定協会のWEBサイトの試験結果ページより引用。 https://www.chuken.gr.jp/tcp/data/results.html

※第73回試験は,東日本大震災の影響により中止。

中国語検定協会の試験関連データのページのデータをいったんGoogleスプレッドシートに各回ごとにシートに貼り付けて引用させてもらいました。

何が言いたいかというと一部手作業も含まれていて、スクレイピング行為をしたわけではないんですよ、ということです。あー、面倒くさかった💦

中国語検定試験関連データ
中国語検定試験関連データのグラフ化

一級のデータ

まずは一級のデータから。

我々一般の中国語学習者とはほぼ縁が無いようなレベルの検定試験。合格率を見てみてもかなり狭き門であることがわかります。

特筆すべきは第78回の合格率1.50%、合格者数4人。司法書士の資格試験じゃないんだからっ💦

ちなみに一級は合格基準点の調整はなく、リスニング、筆記とも基準点は85点固定です。

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試験回平均点L平均点W志願者数受験者数合格者数合格率
第113回74.472.52242082713.00%
第110回76.571.52142042210.80%
第107回77.570.7249236239.70%
第104回71.4762592443112.70%
第101回68.169.4212195147.20%
第99回72.666.1259241166.60%
第96回77.565.5293284165.60%
第93回74.369.2287264124.50%
第90回65.670.4354325195.80%
第87回67.466.6364336154.50%
第84回65.864339310113.50%
第81回76.667.1328298155.00%
第78回7461.128626541.50%
第75回72.558.2282258135.00%
第72回62.864.2341308134.20%

※「L」はListening(リスニング)、「W」はWriting(ライティング=筆記)

中検一級の平均点
中検一級の平均点
中検一級の一次試験合格者数
中検一級の一次試験合格者数
中検一級の一次試験合格率
中検一級の一次試験合格率

中国語検定一級向けの対策本はほぼ皆無ですね。受験者がこれだけ少ないわけですから・・・。

準一級のデータ

準一級以下の級から年2、3回実施なのでデータ数が多くなりますね。また合格基準点の調整も準一級以下の級からあります。

第76回のリスニングでは平均点が51.7点で合格基準点が65点まで下げられています。どれくらい難しかったのでしょうか・・・。こんなに難しかったら筆記試験にも心理的に影響を与えそうな気が。

合格率を見ると第100回のように37.40%と、かなり高い回もあれば、第72回のように9.70%と10%を切る回もありました。

確かに第100回の過去問は「あれ?割と解けるかも」というくらいの難易度で、リスニング、筆記両方とも平均点が70点を上回っていました

ただし、第100回は2020年実施でコロナが流行し始めたころなのでその状況を酌量し難易度を下げていた可能性もあります。

加えてそんな状況の中でも中検を受験しようという、熱心な学習者が試験の参加者を占め、受験者のレベルが高かった可能性もあります。

最新回の第113回は受験者が300人以上に戻っていますが、おそらく第114回から出題形式と問題数が大幅に変更されるため、変更前に駆け込みで受験した人も多かったからではないでしょうか。

それにしても、受験者数の推移を見ると最盛期の3分の1程度までに減っていますね。

中国に対するイメージの悪化や中国景気の不況も影響しているのでしょうか?

この受験者の減少をどうとらえるか?プラスにとらえるとすれば、数年後に中国語を使える人材の不足という状況が発生する可能性もあり、中国語人材の需要が高まるかもしれません。

いずれにせよ日中関係の改善と今後の中国経済の復調を願いたいですね。

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試験回平均点L平均点W

合格基準点L合格基準点W志願者数受験者数合格者数合格率
第113回59.959.170703523215015.60%
第112回57.166.275752872584718.20%
第111回60.760.370702942615019.20%
第110回65.568.175753463067624.80%
第109回61.160.675753773385416.00%
第108回66.563.375753553166119.30%
第107回59.759.470704474097919.30%
第106回58.161.370704093736417.20%
第105回60.565.375754003687921.50%
第104回6860757054150610220.20%
第103回74.960.375754073735715.30%
第102回73.667.2757544339912731.80%
第101回66.256.975705464819519.80%
第100回71.871.475752812549537.40%
第99回62.757.870704694077017.20%
第98回67.259.575704914459020.20%
第97回71.362.175754463976215.60%
第96回54.960.270705645087214.20%
第95回69.46775754764199422.40%
第94回73.661.175724764178019.20%
第93回65.664.6757561054512122.20%
第92回58.463.170755324836012.40%
第91回65.257.875705004386514.80%
第90回5960.475756585967312.20%
第89回73.869.1757559852317633.70%
第88回64.663.375756025389818.20%
第87回65.758.875707216629915.00%
第86回67.469.8757558352914828.00%
第85回64.761.675755625025711.40%
第84回61.261.375756085397213.40%
第83回71.765.2757553548410621.90%
第82回65.559.575755304585111.10%
第81回68.861.175757526697310.90%
第80回69.367.7757586177618624.00%
第79回65.562.5757577769110515.20%
第78回70.558.3757097887112514.40%
第77回63.56475758057279713.30%
第76回64.751.7756585676110714.10%
第75回68.659757089579612615.80%
第74回66.253.475701,11997112512.90%
第72回70.757.57575996904889.70%
第71回7166757576068315022.00%
中検準一級筆記の平均点
中検準一級の平均点
中検準一級リスニングの平均点
準一級リスニングの平均点
中検準一級筆記の平均点
準一級筆記の平均点
中検準一級の一次試験合格者数
中検準一級の一次試験合格者数
中検準一級の一次試験合格率
中検準一級の一次試験合格率

中検準一級の試験対策本も一級と同様出版されているものがかなり少ないですね。

最近(2024/5/25)白水社から中国語検定対策準1級問題集なるものが出たばかりなのに、もう来年には出題形式が変わってしまうなんて・・・。

白水社と中国語検定協会はべったりな仲なのかと思いきや、割と中国語検定協会は辛辣なことをするんですね(笑)

出題形式の大幅な変更はありますけれど、従来の筆記の大問1、2、3で出題される語彙力を問う部分は従来のままなのでその部分の練習問題を沢山こなしたい方には依然として有効な問題集です。

二級のデータ

二級以降になると合格率30%以上というのが標準的になるのですね。

私はHSK6級を受けてから、中検準一級へと移行したため中検の二級以下は実はあまり詳しくないです。

準一級のデータと比較して特定の回で共通して難易度が高かったりしているわけではないようで、準一級の合格率が高い年に、二級の合格率が低いなんてこともあります。

「今年はいっちょう全体的に難しくしてやるか」みたいなことを中国語検定協会は特にしているのでは無いようですね。

第107回(2022 年 11 月)に受験者数も合格率が上がっているのは何かあったんでしょうか?コロナが落ち着いて、「ようやく試験を受けられるぞ」、という学習者が多く参加したから?

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試験回平均点L平均点W合格基準点L合格基準点W志願者数受験者数合格者数合格率
第113回62.760.565651,07297031632.60%
第112回65.364.3707089580325131.30%
第111回69.568707088279230037.90%
第110回72.36370701,1801,04334533.10%
第109回59.259.7656594687126930.90%
第108回62.964.3657089680423529.20%
第107回72.670.970701,3161,19757548.00%
第106回5455.460601,11499227127.30%
第105回63.561.670651,2421,11334931.40%
第104回70.265.770701,5591,35842831.50%
第103回61.25665651,2251,12327224.20%
第102回67.967.170701,4051,27448538.10%
第101回6261.470651,7511,56747430.20%
第100回69.867707087875429238.70%
第99回64.559.165651,8951,71554031.50%
第98回67.760.370651,4811,33943732.60%
第97回69.664.370701,4671,30038729.80%
第96回68.166.170701,9471,75363936.50%
第95回76.256.970651,5871,46042529.10%
第94回56.659.165651,4271,25029623.70%
第93回68.165.370701,9711,75860334.30%
第92回61.459.370651,6201,47535624.10%
第91回58.859.565651,6601,46239627.10%
第90回61.955.465652,3262,08645021.60%
第89回73.862.770701,8061,59952032.50%
第88回62.66070701,9341,69933319.60%
第87回62.954.470652,3652,13340318.90%
第86回72.157.970701,7731,58531720.00%
第85回52.15560601,9441,70942224.70%
第84回61.858.170702,3552,13043320.30%
第83回78.259.370701,8291,60638423.90%
第82回59.953.870652,0261,77730116.90%
第81回60.95470653,1132,79053819.30%
第80回70.560.370702,5442,26457025.20%
第79回67.864.570702,8332,46874630.20%
第78回60.354.570653,6033,21758318.10%
第77回54.851.665603,1032,74750118.20%
第76回65.455.370653,4693,04071623.60%
第75回68.651.370654,2343,74260816.20%
第74回7050.870654,5493,86561816.00%
第72回68.157.370703,6743,26753516.40%
第71回60.149.770602,6952,35944118.70%

※2級以降の平均点グラフは合格基準点との比較のものだけにしています。

中検2級リスニングの平均点
中検2級リスニングの平均点
中検2級筆記の平均点
中検2級筆記の平均点
中検2級の合格者数
中検2級の合格者数
中検2級の合格率
中検2級の合格率

三級のデータ

三級は4割半くらいの受験者が合格するのが標準的のようです。

合格率が高い年だと50%越えもちらほら。

平均点グラフを見ると三級以下から平均点が合格基準点を上回る回がかなり多くなってきます。

また第75回の受験者数7,689は全級通じての最多受験者数となります。

最初に受験する級として三級がやはりちょうどいいのでしょう、どの回を見てみても三級の受験者数が大体もっとも多いですね。

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試験回平均点L平均点W合格基準点L合格基準点W志願者数受験者数合格者数合格率
第113回58.764.355602,0581,81182945.80%
第112回61.272.865651,6851,47465044.10%
第111回66.969.465651,7991,54775548.80%
第110回65.566.765652,3632,06389543.40%
第109回53.261.950501,8921,67081949.00%
第108回57.169.755601,9581,70380947.50%
第107回71.766.765652,5172,1821,08749.80%
第106回49.456.950502,1701,89874139.00%
第105回60.765.460602,4342,11797346.00%
第104回70.869.565652,8952,5901,36052.50%
第103回55.462.855552,5922,3311,01543.50%
第102回66.869.565652,5912,2551,07447.60%
第101回63.871.460652,9952,6141,38152.80%
第100回65.768.265651,7761,44467346.60%
第99回5461.555553,3922,9331,23842.20%
第98回64.363.260602,7582,4231,11546.00%
第97回59.665.755602,8462,4051,23451.30%
第96回55.859.355553,8793,3691,39941.50%
第95回62.463.960603,1152,7341,27746.70%
第94回59.561.260653,0402,58886233.30%
第93回60.859.760603,9743,4761,35138.90%
第92回61.863.165653,2932,8811,02035.40%
第91回56.257.560603,4012,85189331.30%
第90回53.155.360604,3003,74891224.30%
第89回66.66665653,3752,9011,24042.70%
第88回66.661.765653,5612,9621,07236.20%
第87回55.659.360654,1723,6471,01727.90%
第86回68.465.265653,2812,8541,25544.00%
第85回60.66665653,5613,0261,07935.70%
第84回68.663.665654,5493,9901,65641.50%
第83回70.364.765653,7783,2761,44944.20%
第82回51.75760604,1923,58887824.50%
第81回56.662.965656,2155,4121,48527.40%
第80回6062.965655,0884,4101,38431.40%
第79回61.163.865655,6654,7331,63734.60%
第78回5959.360607,6796,6652,56138.40%
第77回48.459.250606,4505,6241,86033.10%
第76回61.563.565657,2476,0952,16535.50%
第75回64.75965658,8957,6892,41631.40%
第74回65.161.965659,6077,9692,96637.20%
第72回73.960.965657,8156,7652,77040.90%
第71回61.654.365605,4774,7331,36428.80%
中検3級リスニングの平均点
中検3級リスニングの平均点
中検3級筆記の平均点
中検3級筆記の平均点
中検3級の合格者数
中検3級の合格者数
中検3級の合格率
中検3級の合格率

三級になると途端に対策本の類のラインナップが増えてきますね。ECサイトで検索するとかなりの数がヒットします。

四級のデータ

四級は三級に負けず劣らず受験者数が多いですね。三級と四級は試験の時間が午前と午後に分かれているので、三級レベルの実力がある人も念のため四級も併願して受けておくというパターンが多いのかもしれません。

合格率は6割が標準的。

※スマートフォンでご覧になる場合はお手数ですが横向きにしてください

試験回平均点L平均点W合格基準点L合格基準点W志願者数受験者数合格者数合格率
第113回73.664.560601,8281,62594758.30%
第112回666860601,2651,09664258.60%
第111回75.970.560601,5251,31090168.80%
第110回66.463.555552,0851,8191,08659.70%
第109回64.264.355551,4491,28276459.60%
第108回63.370.655601,6511,44385659.30%
第107回72.468.860602,4412,1461,38764.60%
第106回61.369.855551,6321,42783758.70%
第105回72.267.760602,1121,8381,12361.10%
第104回77.268.460602,6722,3691,59967.50%
第103回66.668.960602,2001,8911,09157.70%
第102回64.972.260602,7192,3141,35658.60%
第101回61.267.355552,7322,3401,30555.80%
第100回69.967.760601,6001,30579560.90%
第99回64.869.460603,8363,3871,95357.70%
第98回58.267.755552,6192,2631,21053.50%
第97回60.669.855552,7252,3001,34958.70%
第96回61.564.655554,1733,6672,08856.90%
第95回7072.460602,6162,2861,53167.00%
第94回56.968.555552,6972,2731,17651.70%
第93回65.865.960604,0343,5161,85952.90%
第92回7067.860602,6982,3071,39760.60%
第91回71.270.560603,2152,6281,75266.70%
第90回58.657.355554,5013,9081,77845.50%
第89回62.36460602,8692,4591,17047.60%
第88回62.970.460603,0422,5161,38355.00%
第87回53.763.355553,8823,3541,44743.10%
第86回68.567.260602,5622,2041,28158.10%
第85回57.570.550602,9222,4891,42157.10%
第84回67.263.860604,0193,5581,82351.20%
第83回72.66860603,0292,6301,64362.50%
第82回61.666.460603,3392,7891,29846.50%
第81回55.86555605,2554,6392,10345.30%
第80回7173.460604,2933,6842,57970.00%
第79回58.869.760605,1654,3052,10448.90%
第78回70.862.960607,9916,9043,83755.60%
第77回46.858.950506,2065,3062,17140.90%
第76回60.662.460607,3176,1052,61242.80%
第75回59.866.360608,6557,4783,48046.50%
第74回68.76460609,3197,5154,10054.60%
第72回66.366.760607,5056,4213,65456.90%
第71回68.963.860604,7534,0762,27255.70%
中検4級リスニングの平均点
中検4級リスニングの平均点
中検4級筆記の平均点
中検4級筆記の平均点
中検4級の合格者数
中検4級の合格者数
中検4級の合格率
中検4級の合格率

準四級のデータ

中検準四級は60点以上で合格です。準四級は受けなくても良いと考えている方も多いのでそれほど受験者数は多くないですが、おそらく小学生くらいの学習者とか老後に中国語勉強を始めたって人が記念に受けているんではないかと・・・?

合格率はだいたい7~8割。

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試験回平均点志願者数受験者数合格者数合格率
第113回67.12,0101,8301,27069.40%
第112回67.41,1981,03973070.30%
第111回69.61,1841,00673573.10%
第110回67.32,0851,8751,24666.50%
第109回66.497384859670.30%
第108回74.11,1761,00480880.50%
第107回662,3162,0571,36066.10%
第106回69.51,02690167274.60%
第105回70.21,1791,02877775.60%
第104回72.62,3252,1191,70480.40%
第103回72.11,1381,00980279.50%
第102回69.11,7891,5541,09470.40%
第101回72.62,3332,1081,69280.30%
第100回75.81,00280665781.50%
第99回70.63,5253,2352,52678.10%
第98回70.61,9921,8121,42578.60%
第97回691,7561,5171,05669.60%
第96回66.83,8263,5182,61474.30%
第95回72.82,1141,9461,54879.50%
第94回70.21,6691,4631,11276.00%
第93回63.63,9823,6742,33963.70%
第92回67.92,2202,0231,44771.50%
第91回72.41,8811,6501,28477.80%
第90回64.84,1733,7902,49665.90%
第89回68.42,1191,9381,44574.60%
第88回72.61,7231,4731,16979.40%
第87回63.94,0263,7132,39964.60%
第86回73.51,7541,5751,29182.00%
第85回73.71,6171,4001,11479.60%
第84回723,7323,4372,73979.70%
第83回73.91,8061,5931,29781.40%
第82回72.51,9251,6681,28477.00%
第81回67.24,1783,8202,71871.20%
第80回69.12,4822,1881,59172.70%
第79回732,5752,2011,71077.70%
第78回70.25,4474,8853,72376.20%
第77回70.83,6733,2242,49977.50%
第76回74.44,0143,4432,92084.80%
第75回71.16,6935,9914,54375.80%
第74回71.96,4815,4084,31979.90%
第72回68.56,4645,8194,24673.00%
第71回70.83,2062,7522,08575.80%
中検準4級の平均点
中検準4級の平均点
中検準4級の合格者数
中検準4級の合格者数
中検準4級の合格率
中検準4級の合格率

まとめ

いかがでしたでしょうか?データをグラフ化するとどの回が難しかったのか把握しやすくなっていると思います。

合格率が高くてもリスニングだけ難しい回がある、なんてのもわかると思います。

今回私が中検準一級を受験するにあたり、いろいろな方のブログやnote、YouTubeを参考にさせていただきました。

その中で実施回によるレベルの差と、口語力だけでは太刀打ちできない中検準一級の難しさを形容してくださっている下記の参考ブログがありました。

この方は以前中国駐在経験があり、中検準一級にも合格歴があります。

ブログの中で興味深い記述があり、それは

会社員を辞めてから中国語のレベルを維持するために、ちょこちょこ中検準1級を受けるも不合格続きで全然受からない、という状況です。

との内容です。ここで言われている「不合格続き」は中検準一級を過去に合格したことがあるうえで再び受験した中検準一級試験の事を指します。

如何に実施回ごとにレベルに違いがあるのかを形容しています。

この方の経歴を見る限り、おそらく口語での中国人とのコミュニケーションには全く問題ないくらいの高いレベルの中国語力をお持ちの方とお見受けします。

そんなレベルの方でも中検で問われる中国語力は別物で、中検には中検に向けた対策をしなければ太刀打ちできないんですよね。

このような例も参考にしつつ、今回整理した試験関連データとグラフを今後過去問を選択する際や、過去問を解いた後の分析に役立てていただければ幸いです。

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