私とCCレッスンとの関わり
CCレッスン歴は3年
何度か他の記事でも述べていますが、筆者はCCレッスン の長期ユーザーです。(2024年6月現在総レッスン回数777回、総レッスン時間320時間超)
CCレッスンを選択した一番の決め手は講師数が多く、予約が取りやすいという点。あと、ちょっとセコいですが、単純に業界最安だから(笑)
安いから、は多少冗談ではありますが半分事実ではあります。CCレッスンは業界最安にもかかわらず、他の同様の形式の中国語オンラインレッスンと遜色ないどころか、質の高い講師も多いのです。
下記の格安系オンラインレッスン比較の記事でもCCレッスンについて紹介しておりますが、本記事ではCCレッスンのみにフォーカスして改めて紹介していきます。
オンライン中国語レッスンを始めた理由
中国語のマンツーマンオンラインレッスンであるCCレッスンを始めた理由は、簡単な中国語の読み書き、聴き取りはできるけれども中国語を話せない状況に悩みスピーキング力をつけようと思ったからです。
3年ほど継続し、その甲斐あって今では中国人と中国語だけでコミュニケーションをとることができるようになっています。
もちろん今でもすべての中国語を100%聞き取れているわけではありません。
分からない単語があったときに中国語で質問し別の中国語で言い換えてもらったり、説明してもらうことで理解できるようになってます。その際当然日本語や英語は一切使っていません。
これくらいのレベルには時間をかければ誰でも到達することが可能です。
英会話のDMMやレアジョブなどでも多くの人が英語を話せるようになっているのと同様、中国語のCCレッスンでも真剣に取り組み習慣化すれば中国語は確実に話せるようになるのです。
ちなみにですが、私は学生の時は中国語の勉強はしたことは一切なく、40代になって初めて中国語の勉強を始めました。
それまでの仕事でも一切中国語力を要求されることもなく、なんとなーく将来的に台湾、中国にかかわりのあることをしたいな~、というそんな緩い理由で中国語の勉強を始めました。
そんなスタンスの人間でも中国語を話せるようになっています。
現在ではHSK6級で8割の240点(1年半前の2022年12月実施回)、中検準一級のリスニングパートではほぼ8割の78点を取れる(3カ月前の2024年3月実施回)までになりました。
この記事ではそんな私の経験をもとに、これからCCレッスンを始めてみようという方に参考になる情報をまとめて紹介していこうと思います。
独学で中国語を勉強しているけれど、「なかなか中国語を話せるようにならなくて困っている」方や、また初級レベルだけれども今まで一度も中国人と会話したことがなく、「中国人に初歩から中国語を学びたい」という方にもCCレッスンはとても役立つオンラインレッスンとなっています。
CCレッスンの始め方
無料登録だけで2回の無料体験レッスンが受けられます
さて、この記事を読んでいるという事は「これからオンラインレッスンをバンバン受講して中国語マスターするぞ!」とやる気に溢れている方も多い事でしょうが、いきなり契約とか難しいこと考えず、とりあえず体験レッスンを受けてから判断してみてください。
会員登録はメールアドレスでOK、SkypeまたはWeChatは事前に準備しておく
会員登録ページ へ移動すると、以下のような画面となります。
下部の「まずは無料会員登録」をクリックします。すると下の画面のように登録に必要な情報の入力画面となります。
会員登録に必要な情報の項目は、
- メールアドレス
- パスワード(自分で設定)
- ニックネーム
- 住所
- SkypeIDかWeChatID
- 希望レッスンの言語
などです。
パスワードはGoogle Chromeの自動生成パスワードでブラウザに記憶させておいてもよいでしょう。
ここで重要なのはオンラインレッスンに必要なビデオチャットツールを事前にPCまたはタブレット、スマートフォンにインストールし、アカウントを準備しておくことです。
登録時にIDを登録しておくことで、レッスン開始の時講師側からのコールがスムーズになります。
SkypeかWeChatのどちらか一方でも大丈夫です。私の場合はSkypeしか登録してませんでしたが問題ありませんでした。日本国内にいる人はSkypeのみ使っている人が多いでしょう。
また、この会員登録時ではなくとものちのち自分のアカウント管理ページでもWeChatのIDを追加したり、情報を修正することもできるようになっています。
私個人の経験としては、時折中国国内とSkypeを利用しての通信品質が低下することがあるので、リスク回避としてWeChatも用意しておいたほうが良いと思っています。
無料会員登録が完了すると、450ポイントのレッスンポイントが付与される
無料会員登録が完了すると、登録メールアドレス宛に「サービス開始までのご案内(体験レッスン)」という件名のメールが届きます。
そのメールの案内では「キャンペーンとして450円分のレッスンが可能」とあります。
1円=1CCポイントとして自身の所持ポイントのところに450ポイントと表示されます。
CCレッスンのプランにはポイントプランと定額プランがあり、ポイントプランでは最初にポイントを購入しておき、各講師ごとに設定されているポイントを消費して受講する形式となっています。
体験レッスンでは「付与されたポイント450円分を消費して受講して下さいね」、という事なのです。
CCレッスンで体験レッスンを受け付けている講師の大半が体験レッスン消費ポイントとして200ポイントに設定しているので、無料体験2回というのが標準的です。
ポイントを消費して講師を選ぼう
CCレッスンの講師の予約方法としては2パターンあります。
一つは「日時からレッスンを選ぶ」というもので、レッスン予約カレンダーから自分の都合の良い時間帯に開講している講師から選んでレッスンを予約するというものです。
実際にCCレッスンの受講を開始し、特に講師にこだわらず色々な講師とレッスンを受けたいという人はこの形式から予約するのがメインとなるでしょう。
無料体験レッスンではこの形式よりも、いい講師を確実に検索して見つけて受講した方がいいので「講師からレッスンを選ぶ」方式から予約をしましょう。(「日時からレッスンを選ぶ」方式はあとでちょっとだけ説明します)
「講師からレッスンを選ぶ」方式の受講までの流れはCCレッスンのWebサイトに一応ざっくりと掲載されています。
無料体験レッスンでは上記のSTEP②「講師検索で自分に合った講師を探す」が重要になってきます。
ここでいい講師を選ぶか選ばないかでだいぶCCレッスンの印象は変わってくるでしょう。
講師の検索の仕方は、上部ヘッダーメニューの「講師を探す」をクリックして検索ページへまずは移動します。
そしてここから条件指定して講師を探していくわけですが、おそらく今回このブログ記事を読んでいるほとんどの方が中国語オンラインレッスン初心者ではないでしょうか?
そして、中国語レベルも初級~中級といったところでしょう。
そうなると、「講師とコミュニケーションを取れなかったらどうしよう?」というのが一番の不安なはずです。
そういう不安を踏まえて、やはり体験レッスンではなるべく日本語レベルの高い講師を選ぶことをお勧めします。
私のこれまでの受講経験ですと、日本語能力試験1級(N1)以上の講師は日本語でのコミュニケーションは問題なかったです。
もちろんN1を取ったからと言って全員が全員流暢に日本語を話せるわけではないのですが、少なくとも「こちらの話している日本語の意味」はしっかり聞き取ってくれていて伝わるレベルです。
というわけで、「4:日本語能力試験1級(Fluent)」のみ条件指定してとりあえず検索してみましょう。
「5:母国語(Native)」は日中ハーフの講師や、帰国子女の講師で消費ポイントが高く体験レッスンで受けられる講師数がかなり少ない上に、開講していない講師も多いです。
「レッスン料金」の項目は、今後多少費用がかかってもいいので定額プランなどでハイレベルな講師のみ選択する予定の方のみ高いポイント指定してください。
性別等にこだわるのならばそちらも指定して下さい。
「検索」をクリックすると、以下のように「更新新しい順」で並べ替えられて講師がバーっと表示されます。
この「更新新しい順」とは、講師が自分の開講スケジュールを更新した時間の新しい順に並べられています。
それはつまり上の方に表示されている講師は、スケジュールをオープンしたばかりでまだ予約が埋まっていないコマが沢山残っているケースが多いという事なのです。
実際にざっとそれぞれの講師の「今週の予約可能コマ」を見てみると20個くらい予約可能なコマのある講師が多いです。
この中からどうやって体験レッスン向けのいい講師を選択するか?
お勧めは、「総レッスン数が多く、評価の点数の高い講師」を選択すること、です。
さらに、日本語レベルをしっかり確認しておきたいならば自己紹介音声を聞いておくのも良いです。
上の画像の時点ですと、ゴウ先生が条件にマッチします。
- ① 生徒からの評価の平均点数(5点満点中)
- ② 総レッスン数
- ③ 体験レッスンに必要なポイント数(右の「通常」とあるのは実際にCCレッスンを開始した後のポイントプランの必要数)
- ④ 現時点で当日に予約可能なコマ数
- ⑤ この先1週間の予約可能なコマ数
- ⑥ 「自己紹介音声」が表示されている場合クリックすると講師自身の自己紹介音声が聞ける。通常日本語→中国語の順。プロフィールページからも聞ける。
ゴウ先生の場合6000回以上レッスンを行っていて(②)、評価平均が満点に近く(①)、おそらくレッスンの質も高いだろうと期待されます。
ただ、この平均評価点数、どの講師も4点以上は付いているので、評価基準は4.900以上ならまぁOKで4.95以上なら信頼できる、ととらえて下さい。
平均評価点数5の講師も何人かいますが、レッスン数が数十回程度だとまだ完全に信用することはできません。もちろん悪くはないのだと思いますが、体験レッスンの場合は経験豊富な講師を選ぶことをお勧めします。
ではゴウ先生のプロフィールページを見てみましょう。
プロフィールのページは講師によって紹介文の長さはだいぶ違いますが、だいたいゴウ先生のように簡潔なものが多いです。
中間部に「運営コメント」もあります。ドタキャンが多かったりする講師に関してはしっかりその旨を書いてあったりするのでしっかり読んで参考にしましょう。
各講師のプロフィールのページにも自己紹介音声再生ボタンがあります。因みにゴウ先生の日本語は運営コメントにあるようにかなり高いレベルの聞き取りやすい日本語でした。
このプロフィールのページを下にスクロールすると講師の開講状況を示すスケジュールが表示されています。
1週間先までの開講、予約状況です。灰色のコマが予約済み、〇が予約可能コマです。
このスケジュールでは当日はすでに埋まっていますが、当日に空きがあれば3時間前までなら予約できます。(ただし、夜22時~朝5時に操作する場合翌日分は予約ボタンを押しても予約できないようになっている)
6/17(月)の18:30のコマが〇となっていたのでここで予約するとしましょう。
〇をクリックすると下のようなポップアップが出てきて、体験レッスンの場合は「体験レッスン(200pt)」を選択します。
「講師へのメッセージ」欄では、体験レッスンの場合レッスン内容の希望、自分の中国語レベルを含めなるべく多く情報を書いて事前に伝えておいた方が良いでしょう。
「※中国語で書く事をオススメします」とありますが、生徒側が中国語があまりできず、講師の日本語レベルが一定以上なら日本語で書いても問題ないです。
必要事項を記入して「予約確定」をクリックすれば予約が完了し、登録メールアドレスに予約完了の通知が届き、講師のスケジュール欄の該当時間帯のコマの色がオレンジ色に変わり、そしてCCレッスンのマイページにも現在の予約として表示されます。
講師検索の並べ替えの注意点
講師検索ページの講師の並び替え順には他に「評価高い順」「評価多い順」というのがあります。
「評価多い順」は総レッスン数が1万回~2万回以上と出てくる講師がバーッと検索ヒットしてくるので超ベテラン講師を探すのに向いていますが、評価の低い講師やスケジュールをあまり開講していない講師が出てくるので、よく見て選択する必要があります。
「評価高い順」では予約可能0コマと表示されている講師が結構沢山出てくるので慣れていない体験レッスンの方にとっては自分の希望する講師を探すのが大変かもしれません。
ちなみに、これらの条件で検索する場合の注意点です。
並び替えをスムーズに処理してほしいところですが、このページにはバグがあり、プルダウンメニューから条件を「評価高い順」にしてもページが更新されません。
すこしややこしいのですが、まず並び順を「評価高い順」(下の画像②)に設定したうえで、再び日本語レベル「4:日本語能力試験1級(Fluent)」で検索ボタンをクリックする必要があるのですが、なぜか一度検索かけた状態だと英語レベルの欄まで勝手に項目が入力されている(下の画像①)のでそこを空白にします。
そのうえで検索するようにしてください。
(または検索ページに移動したときに、初めに並び順を指定しておいて、他の条件を指定して検索をクリックしても指定の並び順で表示させることができます)
日時からレッスンを選ぶときの流れ
「どうしてもこの時間帯しか都合がつかない」という方は日時からレッスンを選ぶ方式でレッスンを予約します。
「講師からレッスンを選ぶ」方式と実は要点はほとんど変わりません。
「いかにして質の高い講師の予約を取るか」これに尽きます。
先ほども表示しました、1週間のスケジュール状況一覧の記されている「レッスン予約カレンダー」。
各コマの数字は、「その時間帯に何人の講師がレッスン可能か」を表す数字となっています。
この中から自分の都合の良い時間帯のコマをクリックしてみます。
すると、以下のようにその時間帯に空きコマのある講師がポップアップウィンドウ内に表示されます。下にスクロールしてすべての空き講師を確認することができます。
あとは、先ほど「講師からレッスンを選ぶ」の時のチェックポイントに注意して各講師の評価点やレッスン数、そしてプロフィールページを確認して講師を決めて予約をするだけです。
無料体験レッスンの直前準備
無料体験レッスンの1日前~数時間前になるとビデオチャットツールに講師からレッスンの確認メッセージが届きます。
ここではSkypeを例にとります。
Skypeの場合講師から承認申請とメッセージが送られてくるので、事前に承認しておきましょう。
Skypeでは初めてやり取りする相手とはお互いの承認が必要となるのです。
承認後にはファイル添付を含めたメッセージのやり取りができるようになります。
レッスンでPDFファイルや画像ファイルを使いたい場合、レッスン前に送っておいてもOKです。
あとはレッスン時間になったらコールがかかってきて応答して挨拶等交わしてレッスン開始となります。
開始の数分前に“下午好”など確認の挨拶を送ってきてくれる講師もいます。
ごくごくまれにですが、レッスン開始ギリギリ直前まで音沙汰無しの講師もいますが、今まで2回ほど遭遇したレッスンのすっぽかしを除いて大体時間になるとコールが来るのであまり心配しなくて大丈夫でしょう。
無料体験レッスン、教材選びはどうする?
2回だけの無料体験なので、基本レッスンが始まってから講師に相談して指定された教材を使うのでも構わないでしょう。
おそらく多くの方にCCレッスンが無料教材として指定している以下のサイトを紹介されます。
無料中国語会話テキスト | どんと来い、中国語 https://dokochina.com/kaiwa.htm
大した内容ではないですが、無料体験レッスンでは「中国語のオンラインレッスンとはどういうものか?」を掴むことがメインとらえて教材はあまりこだわらなくてもよいでしょう。
または普段独学で使っているテキストがあればそちらを指定しても良いです。
ちなみに、以下はCCレッスン のWEBサイトの「市販教材」として提示しているページの一部ですが、このリストにあるテキストは講師も電子版を所有しているので、事前に該当ページのスキャンを送ったりする必要はありません。
各教材に「サンプルPDF」のリンクがあって、どのテキストも30ページほどまで中身が見られるようになっていますので、体験レッスン前にいくつか目を通して気に入ったものを使用するのも良いです。
無料体験レッスンでも中国語フレーズにチャレンジしよう
オンラインレッスン慣れしていないけれど、なるべく一言でも多く中国語をしゃべってみたいという方は以下の記事を参考にして、一言でも多くレッスンで中国語を使ってみてください。
CCレッスンのコースと料金プラン
無料体験レッスンを終えて、さてレッスンを始めようか、と最初にチェックして検討するのがコースと料金プランですね。
CCレッスンのレッスン料金は業界最安と最初に述べました。実際に各格安系の中国語オンラインレッスンの料金を別の記事でも比較しています。
しっかりと比較検証したうえで「業界最安」と私は述べていますのでその点は信用していただいて大丈夫です。気になる方は上記の関連記事をご参照ください。
レッスン受講をルーティーン化したいなら「定額プラン」
CCレッスンの用意しているレッスンプランには大きく分けて定額プランとポイントプランの二つがあります。
定額プランは毎月定額を払い、一週間のうち決められた回数レッスンを受けられるプランです。
「平日は1日1回必ずレッスンをやるぞ!」という風にレッスンを習慣化したい方に向いているプランです。
1コマあたり料金もポイント制プランよりも安くなっていてお得です。
定額レッスンプランは3種類あって、
- ①毎日プラン : 毎日1回レッスンを受けられるプラン(毎月30回ほどの毎日のレッスン)
- ②平日プラン : 月曜~金曜の5日間1日1回レッスンを受けられるプラン(毎月20回ほどのレッスン)
- ③週3日プラン : 好きな曜日で1週間に3回レッスンを受けられるプラン(毎月13回ほどのレッスン)
③の週3日プランは2024年5月末に新たに追加されたプランで、個人的にこのプランは適度な負担で始めやすいと感じる方が多いプランではないかと思います。
各プラン1コマ25分として1回あたり何コマレッスンを受けるかも選ぶことができます。
各プランの料金は以下のようになっています。(この料金表はCCレッスン のWebサイトの上部メニュー「料金プラン」から見ることができます)
なんといっても1日1回レッスンを毎日受けることができて1万円ほどの料金の毎日プランは超格安です。
平日頑張ってレッスンを受けて、週末は休みに充てたり、しっかり復習したい人にピッタリの平日プラン。
1日おきにレッスンと休みを挟んで、休みの時はフレーズをインプットし、レッスンの時にそのフレーズのアウトプットを試すなんていう活用ができる週3日プラン。
または、平日に1日、土日に各1日ずつなんていう組み合わせも可能なフレキシブルなプランですね。
これらのプランを見渡して、25分プランと50分プラン、どちらにするのがいいのだろうか?というのがおそらく多くの人が悩むところ。
75分とか、100分を検討している方はおそらく近々に中国語圏への海外出張や駐在の予定があり、急を要するような学習者が中心でしょう。
私は以下のように判断することをお勧めいたします。
・中国語教室のようにテキストに沿ってゆっくり進めるなら50分プラン
50分プランは中国語レベルが初級くらいの人にオススメです。
イメージとしてはテキストを使ってじっくり講師に解説してもらいながらレッスンを進める形式。
例えばテキストの“生词”(新出単語)を一個一個発音しながら確認し、文法もじっくり解説してもらう、いわば普通の中国語教室の授業のようにレッスンを進めてもらうようなイメージです。
この形式だと25分では当然時間が足りなく感じてしまいますので。
・生徒主導で進行できる中国語中級レベル以上の学習者なら25分プランでも十分
25分プランに向いているのは中国語をある程度学んだ経験のある人です。
上級者ならフリートークを25分間集中して行い、知らない単語が出てきたらしっかりメモを取り、レッスン終了後しっかり復習、というのでも十分効果が上がります。
中国語のニュースサイトのニュース素材のURLを講師に送って、初めに音読、それからそのニュースについてディスカッションする、というのも上級者がよく行うレッスン形式です。
また中級者でテキストを使用する場合は自分が重点的に確認したい箇所に集中してレッスン中に講師に確認します。
新出単語パートや文章中のわからない単語は自分で事前にしっかり予習しておいて、レッスン中にいちいち単なる確認作業に時間を割かないようにします。
そのかわり、予習に時間がかかるので毎日結構大変になります。
レッスン時間がたかだか25分とはいえ、テキストの文章部分を振り仮名無しで音読できるようにし、付属する作文問題など事前に解いておく必要があります。
また、レッスン中に質問しておくべき事項もまとめておいて、効率よく質問するための準備も必要です。
イメージとしては予習に1~1時間半、レッスン25分+復習で1日2時間超は時間を使う。
集中して25分のコストパフォーマンスを最大限に上げるにはこのくらいやる必要があります。
この負担具合をいろいろ想定してみて、「やっぱ週3くらいがちょうどいいかな」とか「週末休みなら週5でできそう」とか、感覚を想像しながらプランを決めましょう。
ちなみにひと月単位でプラン変更は可能なので、状況の変化に合わせてフレキシブルにプランを変えていくのもアリです。
定額プランでレッスン予約する時の注意点
講師のプロフィールページを見てみて、いろいろとマークがあるのにお気づきの方もいることでしょう。
このうち、定額プランを選ぶ予定の方は「毎日プラン」というマークがあるかないかしっかり見なくてはなりません。
このマークは定額プラン対応講師を意味しており、このマークが無い講師は定額プランで予約できず、ポイントプランのみでレッスンを受けられます。
CCレッスンの予約画面や講師検索画面では自分のプランに関係なく、定額プラン対応講師もポイント制のみ対応講師も一緒になって検索結果に上がってきます。
したがって、「この時間予約できる講師多いから、まだ焦って予約決定しなくていいか」とのんびり構えていたら定額プラン対応の予約可能講師の数が少なくなってしまうこともあります。
では「ポイントプランのみ対応講師の方がレッスンの質が高いのか?」というのが気になるところですが、私の感覚では正直違いをそこまで感じていません。
講師の中には最初は定額プランも対応で始めていて、経験を積んでポイントプランのみ対応の講師に登録を変更する人もいます。
何人かそういう講師のレッスンを受けたこともあるんですが、講師は「結局のところ自分との相性」だな、と思っています。
安価でレッスンを受けることのできる毎日プラン対応講師の中にも質の高いレッスンを提供してくれる講師が沢山います。
たとえば、CCレッスンのYouTubeチャンネルに出演されているニンヨウ先生は「定額プラン」対応講師です。
USAKO先生も「定額プラン」対応講師です。
Youtubeチャンネルに出演されている先生方のレッスンはほとんど定額プランで受けたことがありますが、とてもレベルの高い先生ばかりです。
お試しをしたい方や自分のペースで進めたい方におすすめの「ポイントプラン」
ポイントプランのイメージをざっくり形容するならば、交通系ICカードのようにポイントをチャージしてレッスンを受けるたびにそのポイントを消費するようなもの。
月額購入は毎月自動的に一定ポイントがチャージされ、単発購入は都度ポイントが必要になったらチャージする。
ポイントには有効期限が設定されています。
基本的には定額プランの方がお得にはなりますが、後述するひと月あたりのレッスン可能数を計算すると、ポイントプランもありかも、と思えてきます。
あとは、ポイントプランのみ対応の講師の一部の超ハイレベル講師のレッスンだけ受けたい、とか時間が空いた時だけレッスンを受けたい、長らく中国語しゃべってなくて「リハビリ」として単発でレッスンを受けたい場合には都合のよいプランではあります。
超ハイレベル講師は、例えばカウンセラー講師に指定されている以下の二方のような講師です。
このカウンセラー講師のレッスンなんですが、「定額プラン」でも3か月に1度レッスンを予約できるという特典があるのですよ。
ですので、定額プランでCCレッスンを受講し続けている筆者もこのお二方のレッスンを受けたことがあります。主に勉強法の相談などをしました。
以下がポイントプランの料金になります。
このうち、11,000円のポイントプランに注目してみます。月額ポイントプランなら11,000ポイント、単発なら10,500ポイント。
ポイントプランで受講できるレッスンのうち、最低ポイントは1レッスン600ポイント。すべて600ポイントのレッスンで消費するとなると、ポイントプランで月17回~18回レッスンが受けられます。
平日25分プラン(月20回)とは2,000円くらい違いますが、もし平日25分プラン、毎日25分プランでサボりがちだったり、仕事の都合でレッスンを受けられない状況が頻発するなら、このポイントプランは選択肢として十分検討の余地はありますね。
CCレッスンを通じて身につく事
オンラインレッスンは魔法ではありませんので、CCレッスンを始めたからといって2、3ヵ月ですぐに中国語が話せるようになることはありません。
生徒自身も口語のフレーズ集を何十回も口に出して、日本語を見たらすぐにそのフレーズが出てくるようにするとか、移動中常に中国語音声を聴くようにする、沢山中国語の文章を読む、など地道な努力は中国語を話せるようになるためには必然です。
しかし、それは主に市販教材などから学べる内容に限定されてしまいます。
中国人の自然な会話を通すことでしか身につかないことも沢山あります。
中国人が繰り返し繰り返しお決まりのフレーズを言っているのを聞いて自分の耳に残り、自然と真似している、なんてことが起きます。
それらのフレーズの多くが、中国人がよく使うにも関わらず、市販教材にほとんど載っていなかったりします。
一例を挙げると、中国人講師がよく単語の説明や句の意味する内容を解説する言い方として、
“~指的是…”
というのがあります。
意味としては「~が意味するのは…」とか「~が指し示すのは…」です。
講師が文中の解説をするときに以下のように、
“这个词指的是…”「この語が意味するのは…」
“这个句子指的是前面中间的…”「このフレーズ指し示しているのは前の部分の真ん中あたりの…」
といった形でこの言い回しよく使います。
そして、これを何回も耳にして自分の語感として浸透したことにより、逆に質問にも自然に使えるようにもなります。
“~指的是…吗?”「~が指し示すのは…ですか?」
この“~指的是…”を活用した質問はレッスンの時にすごく重宝します。
とはいえ、最初に“zhǐ de shì”と言われた時は、全く字が思い浮かばなくて、何を言っているのか全く分からなかったのですが。
ちなみに、少し正式な言い方や、書き言葉ならば、
“~是指…”
という表現もよく見かけます。
例文は、
卡债是指持卡人未能按时还清信用卡账单所欠的欠款,导致欠款逐渐积累的情况。
(カード負債とは、カード所有者がクレジットカードの請求書に記載された未払い残高を期限内に返済できず、その結果、徐々に延滞が積み重なる状況を指す。)
もう一つ別の例を挙げます。
“为什么…?”と“为什么…呢?”の違い
についてです。
私はずっとどっちも同じ意味の「なぜ…?」と思い込んでいて、「“呢”が語尾につくとちょっと柔らかいニュアンスになるくらいじゃないの?」という認識でした。もちろん両方とも疑問文の意味として使われることもあります。
実際には“呢”が付くと(~はこういう事なのかなぁ)とあまり知らなかったり、確信が持てないことに「考えこむ」「興味がある」という話者の心理状態が表れてきます。
したがって独り言的に「~だろうか」「でしょうか」「~ようか」「~かな」「~だろう」「~のか」と文末に付けて話すのに近い表現にもできます。
このニュアンスで、講師が生徒に解説として話し出す時や、問題提起の時によく“为什么…呢?”が使われます。これから話すことを強調する意味合いもあります。
例えば、
“为什么这件事情那么重要呢?是因为…”
「なぜこのことがそんなに重要なのか?それは…」のように“为什么…呢?”に続いて解説がすぐに続くことが頻繁にありました。
それを知らずに私は以前、
講師:“为什么这件事情那么重要呢?是…”(なんでこのことがそんなに重要なのでしょうか、それは…)
私:“我觉得…”(私は…だと思いますっ!)
講師:“……”
のように、これから講師が話を続けようとしているのに単なる質問と勘違いして思いっきり割り込んで話し始めてしまうことがしょっちゅうありました。
あまりにもおかしいタイミングで私が話に割り込むので、何回もレッスンを受けたことのある気ごころ知れた講師が笑いながら指摘してくれたおかげでこの言い回しの意味、意図を理解することができたのです。
因みになのですが、この言い回し、中国人側からしても日本語に訳す時よくミスしてしまうポイントなのです。
以前中国人の知り合いから、日本語の文章が自然かどうかチェックを頼まれて見かけた「中国人あるある」な日本語。
「なぜ私は歴史にとてもハマっているんですか?原因はいくつかあります~」
本来「なぜ私は歴史にとてもハマっているのだろうか?~」と書くべきところ、普通の質問文を書いてしまっている。
他にも「歴史というのはなんだろうか?」「歴史となんだろうか?」と書くべきところを「歴史というのは何ですか?歴史は過去の事ですね、つまり…」と書いてしまう。
少し話がそれましたが、ここで挙げた2例のように、こういった口語独特の言い回しや、ニュアンスはやはりオンラインレッスンで中国語ネイティブと話さないとなかなか身につかない内容なのです。
(ちなみに“呢”の使い方は正直複雑すぎて私もすべてを把握しているわけではありません。)
あともう一つオンラインレッスンをやっていてよいと思ったところは、自分の言い間違いの癖をすぐに指摘してもらえて、気付きやすいところ。言い間違いの癖を何度も指摘してもらうことで注意して話すようになれます。
私の例で言うと、「ちょっと~する」と言いたい時にしょっちゅう
“看看一下”とか“试试一下”
と言ってしまってました。本来なら“看一下”か“看看”、“试一下”か“试试”と言うべきでしょう。
こういう間違いは文字で書くときは絶対に侵さないミスなんですけどね・・・。
この悪い癖も何度も指摘してもらい、だんだんこの表現を使うときには気を付けるよう意識できるようになりました。
似たようなパターンで
“是不是~吗?” や“有没有~吗?”のような質問形のダブりのミスもしっかり言い間違いを何度も指摘してもらわないとなかなか意識できないものなのです。
CCレッスンの良いところまとめ
ここまでCCレッスンのレッスンの予約の取り方や、レッスンを通して学べることなど触れてきて、CCレッスンの良いところなども小出しに述べてきましたが、ここで良いところをまとめて紹介します。
料金が安いのに、予約も確実にとれる
料金が業界最安だ、という事は何度も述べてきました。
ただ、料金だけをとってみれば他にも同水準の業者はいくつかあります。
そこでCCレッスンのアドバンテージとなってくるのが「登録講師の多さ」です。
朝の6時から夜の0:30まで、誰かしら予約可能になっていて、「レッスン予約カレンダー」のコマに数字が入っていないコマのある状態を今まで3年間で一度も見たことがありません。
これはつまり「必ず予約が取れる」ってことなのです。
他の格安系業者を見ると、講師数が足りないため既に予約でいっぱいで予約不可の時間帯も発生していることもありました。
安くても予約が取れなければ意味がないですから。
料金の割に質の高い講師が多い
この項目も「登録講師の多さ」と関連してきますが、前段で無料体験レッスンでの質の高い講師の探し方で触れましたが、講師検索に注意すればひどい講師に当たる率は限りなく低いです。
もちろんなるべく早めに予約しないと人気のある講師はどんどん予約されてしまうので、ギリギリ予約だと予約できる講師のレベルもそれなりに落ちてはきますが。
CCレッスンのYouTubeチャンネルの動画を貼り付けて紹介したように、毎日プランでも日本語が流暢かつ教え方のうまい講師のレッスンを受けられます。
また、多くの講師が日本語検定の資格を持っていることからわかる通り、日本が好きな講師が多く、日本への留学や駐在経験がある講師もいるので、とてもポジティブな雰囲気でレッスンを行えます。
初学者にうれしい、毎日プラン申込みで教材一冊プレゼント
これから毎日プランを始めようという方で毎日プランを申し込むと、指定の教材のうち希望の一冊をプレゼントしてくれます。
中国語会話301や漢語口語速成(入門編)は中国語を初めて学ぶ人が使う定番のテキストです。
これから中国語の勉強を始めるという方にとっては、CCレッスンを活用してスタートダッシュをするのにはもってこいです。
また、プレゼントテキストリストにある漢語口語速成の(中級編)は対象レベルとしてHSK5,6級くらいの内容になっているので、中級者が何のテキスト使おうかなと迷っているなら、とりあえずこれで始めるのにもちょうどいいです。
ただし、以下の条件を満たさなければいけないのでご注意を。
下記プランのうちどれかを購入され3ヶ月以上継続される方*
毎日25分プラン/毎日50分プラン/毎日75分プラン/毎日100分プラン
プラン停止、プラン変更などの理由で同プランを3ヶ月以上利用しなかった場合はその時点で教材費が請求されます。
CCレッスンのいまいちなところ
公平を期すために、いまいちなところも紹介していきます。
質の悪い講師も一定数在籍している
400人以上の講師が在籍しているので、一定数質の悪い講師がいるのは避けられません。「登録講師の多さ」の諸刃の剣の部分とも言えます。
基本、在籍している講師はほとんどが中国現地在住でアルバイト契約のようです。
一般の大手対面系スクールと違って研修もそれほど充実はしていないでしょうし、オンライン面接で採用ってところじゃないでしょうか。
そのため、ほんのごく少数質が悪かったり、教え方は良かったのにマナー的なものが良くない講師もいました。
時間にルーズな講師
例えば、必ず時間開始時間を1,2分過ぎてコールしてくる講師。そして「遅れてすいません」などもない講師がいました。
まぁこれは日本以外の国は時間に関する感覚がルーズが当たり前ととらえあまりカリカリしないほうが精神衛生上良いので気にしないようになりました。遅刻分レッスン終了時間も延ばしてもらえばいい話。
子供が乱入してくる講師
小さいお子さんをお持ちの講師のレッスンを受けたことがありました。
最初の3,4回は特に問題なく、とても教え方の上手い講師でした。
ところが慣れ始めた5回目に、子供がしびれを切らしたのか、母親である講師にまとわりつき始めました。
その講師は子供を注意するでもなく、まるで何も存在しないかの如くレッスンを続けているので内容や進行上の問題はないのですが、何しろ子供が気になって気になって集中できません。
次の6回目のレッスンの際にも途中から子供が乱入したのでそれ以降その講師のレッスンは受けないことにしました。
すんごく不機嫌な表情な講師
予約を早めにとれなかったため、評価点数が少し低めの講師のレッスンをとったことがありました。
レッスン始まって評価の低い理由がわかりました。な~んか不機嫌そうな表情でレッスンを行うのです。
「この人なんで怒ってんのかな?」と思いつつもとりあえずレッスンの内容には問題なく、そろそろレッスン終了という段階になって
“你的中文说得真好,发音也很标准。“
とほめてくれたのでした。オイオイ、怒ってたんじゃないのかよっ、とツッコミたくなりました。
表情さえ気を付けてくれたらもっと気持ちよくレッスン受けれたのにな、そんな講師でした。
他にも評価点は低いのに、レッスンを受けてみたら結構いいじゃん、て講師がいました。
その手の講師の特徴としては日本語ができない、またはあまりできない講師で、中国語をバーバーバーっとしゃべるタイプの講師です。
こちらが理解しているかしていないかかまわずにしゃべられるので、初学者は面食らう事でしょう。
逆に中級以上の学習者にとってはいいトレーニングとなってかえって都合が良かったりします。
時々通信品質が悪い
通信品質に関しては講師の環境によるものと、中国国内との通信、の二つの原因で悪くなることがあります。
講師の環境に関しては同じ講師でたびたび画面がフリーズしたり、音声がとぎれとぎれになることがあり、その場合はその講師の通信環境がそもそも悪いのが原因。
一応「通信環境が悪い」と伝えています。それで改善する講師もいます。改善しない講師はレッスンがストレスになるので以降予約しなことにするべし、です。
その他に、普段は良好な通信環境の講師なのに通信品質が悪いって日が時々発生します。
原因ははっきりしませんが、まぁこれは中国国内とのやり取りですからある程度通信が制限されてしまう日があるのは仕方ない、と受け入れましょう。
私の経験ではこれまで受けたレッスンのうちざっくり95%以上は通信品質に全く問題はありませんでした。
レッスンすっぽかしは777回中2,3回程度
レッスンのすっぽかしはこれまで多分2回か3回程度だったと思います。
2回は覚えているのですが、もう1回くらいあったようなおぼろげな記憶です。
777回中、3回としてすっぽかし発生率は約0.4%。
まぁこれくらいは許容範囲でしょうか。一定程度はすっぽかしは発生してしまうので参考までに。
ちなみに、講師側の都合でレッスンがキャンセルになることもあります。その際の手続きがちょっと面倒くさいというか、正規の手続きなのか?これ?と疑問に感じる点があります。
まず講師から前日などに都合が悪くてキャンセルしなければならない、という連絡がSkypeあてに来ます。(Skypeの通知はONにしておきましょう)
その後生徒側でそのレッスンをキャンセル手続きして新たに予約を取り直します。
これが私が今まで何度か経験した手順なのですが、もう少しスムーズに先に講師の方でキャンセル手続きして、生徒は新たな予約の手続きだけにしてくれないものか、と毎回疑問に感じています。
なんだかんだで大きな不満のない総合力の高いCCレッスン
上記で述べた、ごくごくたまに遭遇する(ざっくり1%くらい)不満事項を除き、なんだかんだでCCレッスンはいい講師を選べば安定したクオリティの中国語オンラインレッスンと言えます。
そうでなければ私個人3年も継続できていません。
私はCCレッスンではレッスン始めの数分、フリートークを行ってからテキストレッスンに移行という形式を採っています。
フリートークではその時々中国で起こっている事柄を講師が話してくれたりして中国の文化習慣の理解を深めるのにとても役立ちます。
例えば、この文章を書いている2024年6月17日には「”中考“(初中学业水平考试)が今行われている」と教えてもらいました。
この中考、実は今日まで知らなくて、今回話を聞いて初めて知りました。日本の高校入試に当たる試験なのですが、高考と同様、中国全土で高校に入るための試験を受けるんだそうです。
またとある日には使っているテキストで「中国消費者協会」の内容が出てきて、その日3/15がたまたま”消费者权益日“で、この日の夜には中国の各メディアで企業の不正、特に食品偽装などが数多く暴かれると教えてくれました。
そしてまた別の日には最低時給が話題に上り、東京は1100円ちょっとなんて話をしたら、その先生が住んでいるエリアはその半分以下、上海でも24元(520円)くらいとリアルな相場観も知ることができました。
また、これは中国の女性らしいなと感じたエピソードで、プロフィール写真とレッスン時のどすっぴんの顔が全く違っていたり、早朝のレッスンでパジャマ姿で2,3分前に起きただろ、とツッコミたくなるような姿でレッスンに臨む講師がいたりで、「人にどう見られるか」をあまり気にしないんだなぁ、と強く実感したのでした。
そんなこんなで、単なる中国語の単語や、文法だけでなくいろいろな中国人の側面も垣間見ることができて、今のところ私個人は楽しくCCレッスンを継続できております。
これからCCレッスンを始めようというみなさんは、最初の1ヵ月くらいは慣れないことがあったり、トラブルに見舞われてちょっと苦戦するかもしれませんが、ある程度なれればCCレッスンで充実した中国語学習ができること間違いなしです。
何はともあれ、まずは無料体験レッスンを受けてみてから判断してみるのが一番です。\ 無料体験はこちらから!/
私のCCレッスン学習歴
ここから先は私の個人学習歴をだらだら述べますので、付録的内容となります。
中国語オンラインレッスンをこれから始めようと検討している人の多くが、中国語レベルが中級レベルの人なのではないかと推察します。
なぜかというと、そのレベルの方たちがオンラインレッスンを始める目的はズバリ私がCCレッスンを始めたときと同様、「中国語の会話力UP」なのではないかと想像がつくからです。
HSK6級や中国語検定2級まではぶっちゃけて言うと、会話ができなくても独学で読解、リスニング、作文この三つさえできれば点数を取れて合格できてしまいます。
世間的にはハイレベルといわれているHSK6級や中国語検定2級ですが、ではこれに合格したからといって中国語を必ず喋れるかというとそうではありません。
TOEICで900点以上取得しても英語を喋れない人が沢山いるのと同様、外国語をしゃべるためにはしゃべる為専用の訓練が必要になってきます。
「ああ、HSK6級合格してんのに全然中国語しゃべれてないじゃないか、俺・・・」と失望し、いったいこれからあとどれだけ勉強したらしゃべれるようになるのかと落胆する。
何とかしてしゃべれるようになりたい、しゃべれるようにならなきゃ中国語勉強している意味がない、と一念発起して「よし、オンライン中国語始めるぞ!」と今まさに決意を固めようとしている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
時間はかかりますが、毎レッスンごとに一言でも多く中国語をしゃべろうと真剣に取り組めば、その一言一言の積み重ねで中国語はだんだんしゃべれるようになっていきます。
ここではそんな中級学習者でこれから中国語オンラインレッスンを始めようとしている方に参考になればと、私のCCレッスンを利用した学習歴をサンプルにどのような教材を使ってきたのか、どのようにレベルが上がってきたのかについて紹介していきます。
また、HSK6級レベルを例に出しましたが、それより前の早い段階でスピーキングに取り組んでいる方はHSK5級の段階でかなり中国語を話せている方もいます。
スピーキング力を早めにレベルアップさせておくと後々中国語作文の上達も早くなるので、早めにオンライン中国語レッスンを始めるのも効果は大となります。
CCレッスン開始時
私がCCレッスンを始めたのはちょうど3年前2021年6月でした(本記事執筆時2024年6月)。
その時の私の中国語のレベルは、2021.6.19実施のHSK6級で(听力 62 阅读 64 书写 63 / 总分 189)でした。
ギリギリHSK6級には合格していました。
しかし、听力で読み上げられる文章は正直断片的にしか単語を聞き取れず、ストーリーもあまりつかめず、何となく選択肢にある単語が読み上げられたらそれをマークしてたまたまあっていたという有様。
当然中国語での会話はほとんどできず、発する言葉は単語の羅列でフレーズが作れない。
これじゃ中国語を勉強している意味がないじゃないか、といろいろ体験レッスンに申込み、吟味した結果CCレッスンでオンラインレッスンを始めることにしました。
最初は気合を入れて週7日の毎日プランで始めました。
その頃はDMM英会話も並行して受講していたので割とタフな日々でした。
結局8カ月ほど毎日プランを続け、その後平日プランに切り替え、現在も継続しています。
最初の数週間は「中国語会話大特訓」
とにかく「会話力UP」が目的だったので、一般的に文法を学びながら進めていく汉语口语速成シリーズなどは自習用にして、レッスンではとりあえず使わないことにしてみました。
まずは基本的な「あいづち」などに使えそうなフレーズが収録されている、「中国語会話大特訓」という本の最初の部分だけをレッスンで使うことにしました。
「いいよ」「道理で」とか「ダメ」、「まさか!」といった短いフレーズの定型表現が前半に沢山収録されていたのでそれを毎回2,3ページ分ずつスキャンを送ってレッスンをしていました。
結果的にこの本自体はいいのですが、この本の内容は学習者が一人で何度も聞いて、日本語を見たり聞いたりした瞬間にその中国語が瞬時に口から出るようにトレーニングするものなので、オンラインレッスン用にはあまり向いていませんでした。
中国語版早口言葉「绕口令」
毎日プランでもカウンセラー講師のレッスンが3カ月に1度受けられるので、阿波連先生のレッスンを受けて口語を上達させたいと相談し、中国語版早口言葉の「绕口令」をレッスン始めの5分くらいやってみてはどうかとの提案に従い、やってみました。
绕口令大全 http://rkl.intowz.com/
もしかしたら皆さんも一度やったことあるかもしれない、
四是四 十是十
十四是十四 四十是四十
十四不是四十 四十不是十四
みたいなやつです。
似たようなやつだと↓のようなのがあります。
小四学识字–绕口令 http://rkl.intowz.com/html/z1525m1785j928.html
それで、この绕口令なんですが、口語の訓練というより発音の訓練教材ですね。
また、リンク先の绕口令一覧からいくつかページを開いてみてみるとわかるんですが、意外と難しい字を用いたのが多く、そして意味を分かったところであまり面白くない内容だったので、結局3週間ほどやってやめました。
中级汉语口语シリーズ
やはりオンラインレッスンには一般のテキスト形式が合ってそうだな、と思い始めました。
その中でも口語をマスターできるいいテキストはないか、とCCレッスンの教材ページでサンプルPDFなどを吟味したところ、まずは中級漢語口語(1)から始めるのがぴったりだと考えました。
このテキストは結果的に口語をマスターするのに「当たり」でした。
口語で頻繁に出てきて、学習者が迷いそうな表現がふんだんに使われています。
例えば、中国語学習者を迷わせる、文頭で使う場合の”可不“。
これ、「そうですよ.もちろんです.なるほどね.」という意味であることはある程度中国語を学んでいる方なら当たり前に知っていることでしょう。
あいづちを打つときに使いますね。でも、これ始めて見たとき「なんで”不“なのに同意なんだよ?」と戸惑いました。
反語の同意の“可不是”“可不是吗”を省略した形だから同意の意味なのだと解説してもらってやっと納得した次第です。
こんな感じで辞書で調べてもいまいち納得いかない語句が文章にちりばめられている上に、作文問題が沢山収録されているので結構予習がきつかったですが、やり進めていくたびに実力が増すのを実感し、結果的に提高篇までやり切りました。
1冊3ヵ月くらいのペースでした。
高级汉语口语シリーズ
中級がとてもよかったので高級も(1)、(2)、(提高篇)とやりました。
これらも口語を学ぶのにとてもよかったのですが、一気に使われている語彙が難しくなって予習で調べる単語量が膨大になるし、作文問題もエラい難しかったので時間の確保が大変でした。
このころになるとHSK6級で210点を超えるようになっていました。
しかし、スピーキングはというとまだまだ自分の満足いく水準ではありませんでした。
高级商务汉语会话教程(上)(中)(下)
口語シリーズが終わって、次は何にするかなぁと悩んだ末に尔雅中文シリーズの高级商务汉语会话教程(上)(中)(下)に取り組むことにしました。
ちょっとビジネス寄りの内容の口語を学びたいなと思ったからです。
実際このテキスト、ビジネスの知識というよりガチガチの口語テキストととらえてもよいくらいでした。
多少船便など貿易にかかわる用語が多く出てきますが、慣用句が沢山使われているのも特徴です。
因みに↓のリンクは尔雅中文の参考として貼りました。高级商务汉语会话教程はAmazonなどでは見つかりませんでした。
私は神保町の内山書店などに行って購入しました。
このテキストをCCレッスンで使う上での注意点は、講師が電子版を持っていないので、毎回該当箇所のスキャンなどを画面共有したり、ファイルとして送らなければならないところです。
漢語口語習慣用語教程シリーズ
高级商务汉语会话教程シリーズがもうそろそろ終わりというときに、はて、次のテキスト何を使ったらいいのだろう、と迷いました。
その時よくレッスンを受けていた講師に次は何がよいか相談したところ、この「漢語口語習慣用語教程」を勧めてもらいました。
表紙やサンプルPDF見てみた第一印象は「古ッ…」でした。
フォントもなんか古臭いし、大丈夫なのかなと思いきや実際に勉強を進めてみるとこれは口語を学ぶためのナンバーワン教材といっても過言ではないな、と思いました。
高级汉语口语よりもさらに一段階難易度があがりますが、特にいいなと思ったのは沢山「成語」が使われている点です。
今後中国語検定二級~準一級を目指すとなると、「成語」や慣用句のマスターは必須となりますし、なによりこのテキスト中で使われている慣用句が中国のドラマを観ているとバンバン出てくるので、それはつまりとても実用的であることを意味します。
纵横商务汉语 案例教程
一連の口語トレーニングシリーズを終え、個人的に興味のある実在の企業の案件ついて取り上げたビジネス中国語を覚えたいな、と纵横商务汉语 案例教程をやる事にしました。
Amazonなどではもう扱いが無く、これも神保町で現物購入しました。
Amazonで検索してみると、日本企業の案件も扱っている冊子もあって非常に興味があるので在庫切れでもう出版されなさそうなのは残念ですね。
私は日本を含めたアジア企業から、アメリカ、ヨーロッパのいろんな企業の案件を扱っているものを使用しました。
新丝路高级速成商务汉语(1)(2)
昔見たときはかなり難しそうだなぁと避けていた新丝路シリーズの高级速成商务汉语(1)(2)。ハイレベルなビジネス中国語を学ぶための定番テキスト。
定番だけあって、ビジネスだけでなく、文法もしっかり学べるようになっています。
卓越汉语 商务致胜5
新丝路高级速成商务汉语という、ビジネス中国語のトップレベルテキストを終えてしまったため、さて次は何をやろうと悩みました。
百度を使っていろいろと中国のWebでサンプルPDFを検索してチェックして、卓越汉语 商务致胜5に決めました。
これも、日本のAmazonでは売っていません。またしても神保町で購入。
新丝路高级速成商务汉语よりも難易度は落ちますが、個人的に中級レベルなれどいいな、と思った個所は長文の中に数か所ある空白の穴埋め選択問題です。
文章全体の意味は割と楽勝にわかるのに、適切な語句を選ぶときに結構間違えてしまい、接続詞をはじめとした文法の再確認になりました。
これをやり始めたころ、2024年3月に11月の中検準一級試験に向けて予行演習として試験に参加してきました。
結果は筆記が合格点に足りず、リスニングのみ合格水準点を取れていました。
2024年6月現在 ニュース素材を主に使用してレッスン
現在は新しいテキストを物色中で、まだ決められていないので主にネットの中国語素材、主にニュースやエッセイなどを読み、その後講師とディスカッション、という形式を採っています。
いくつか最近見つけた参考になるサイトを紹介します
TODAI Chinese – 毎日6本ほどのニュース素材が更新される
TODAI Chinese – 中国語のニュース、中国語のビデオ、HSKの練習で中国語を学ぶ https://easychinese.io/home?hl=ja
各ニュース素材はあまり長いものではないですが、いろいろな話題についてディスカッションできるのがいいところ。
ニュース文の下部には単語の意味もあります。
Dong Chinese:台湾人の読み上げ音声つきのエッセイを参照することができます。
Newest media – Dong Chinese https://www.dong-chinese.com/media
読み上げ部分が文の下部にシークバーとして表示されるのでどこを読んでいるのかわかりやすくなっています。
そのほか、以前紹介したニュースサイトもよく使っています。