「聴く中国語」出版社”愛言社”のブログ、実は良質な中国語学習の教材サイトなんです!

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聴く中国語2022年1月号
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クオリティの高い記事が豊富に投稿されている愛言社ブログ

「聴く中国語」はちょっと難易度が高い

中国語学習者の中でも中上級レベルの方が割とその存在を知っている愛言社の月刊の中国語学習誌「聴く中国語」。(紙媒体と電子版の両方があります)

「聴く中国語」は時事トピックを中国語で読みつつ、その語彙を増やすのに最適な教材なんです。

巻頭カラーの「中国大接近」のコーナーが毎号内容が非常に興味深く、楽しみながら読み進められます。

しかし、要求される語彙レベルが少し高いのでなかなか購入に踏み切っていないという方も多いんじゃないでしょうか。

こーき

「買ってみたいけど、まだ自分のレベルだと難しすぎてお金の無駄になりそう・・」

Kenta

「でも時事トピックは学んでおきたい、気軽に学べる素材が無いものかなぁ・・・」

という、そんな美味しいとこどりをしたい方にピッタリな内容が「聴く中国語」の制作と出版を手掛ける愛言社ブログに投稿されているのをご存じでしたか?

愛言社ブログの上部「中国最新事情」のプルダウンメニュー「中国ニュース」カテゴリーの投稿を見て下さい。

愛言社ブログ「中国ニュース」記事例

まずは実際の投稿例を見てみましょう。

・台風7号(ラン)が引き続き日本に影響 (2023.8.18)https://aigensha.com/archives/3406

愛言社ブログ-台風7号
愛言社ブログより-「記事台風7号が引き続き日本に影響」の記事

リンク先のページをご覧いただければわかるように重要単語、重要表現がカラーで色分けされ、そして日本語訳もついています。

さらに、最下部に音声再生フォームが貼り付けられています。読み上げ音声があることは中国語学習素材には超重要です。

(因みにナレーションは愛言社の代表取締役社長の謝老师の声ですね)

毎月4回ほどこのような時事トピックや中国の習慣に関するコラムのような内容が更新されてます。

それぞれの投稿は大体150文字くらいの中国語となっていますので、サクッと学ぶのにちょうどいい分量。

投稿された中国語の文章をよく見てみましょう。

この台風に関する文章のようにタイムリーなネタを題材として扱ってくれるのがこのWEBサイトの特徴です。

週一で更新してくれるので、適切なタイミングで普段の話題に上りやすい語彙を学ぶことができます。

色分けされた単語をいくつか挙げてみます。

带来(dài lái):もたらす
导致(dǎo zhì):引き起こす
伴随(bàn suí):伴って

などの基本的単語は、レベルとしてはHSK4~5くらいなんでしょうが、実際に自分で作文する時に使うとなると結構出てこない語彙です。

実際の文中での使われ方に触れることで、こういう文で使うのか、と参考になります。

被迫(bèi pò):余儀なくされる

また「余儀なくされる」ってのも訳すのが難しい日本語ですが、場合によっては“被迫”も使えるとわかります。

受~影响…:~の影響を受けて

これ、超基本の表現なんですけど、しょっちゅう口に出したりして使ったりしていないとついつい“在~影响下”て言ったり、書いたりしてしまってあまり自然な中国語にならなかったりします。

もう一つ例を挙げます。

ポケモンカードの窃盗事件が全国で相次ぐ (2023.6.16) https://aigensha.com/archives/2931

愛言社ブログ-ポケモン
愛言社ブログより-「ポケモンカードの窃盗事件が全国で相次ぐ」の記事

ポケモンネタという、あまりお堅いネタではないけれども、話題になっているトピックというのも他の媒体ではなかなか見かけませんね。

この内容は固有名詞を覚えるのに参考になります。

宝可梦卡片(bǎo kě mèng kǎ piàn):ポケモンカード
皮卡丘(pí kǎ qiū):ピカチュウ(因みに香港では比卡超(bǐ kǎ chāo)だそうです)
吉尼斯世界纪录(jí ní sī shì jiè jì lù):ギネス世界記録

GoogleドキュメントのOCR機能を活用してピンインを調べる

さて、例を挙げて文章例を見てみましたが、ご自身のレベルに見合っていましたでしょうか?

少しわからない語彙が多いな、とか意味は何となく分かるけどピンインがわからない単語があまりにも多い、というレベルの方もいることでしょう。

そうなると一個一個意味を調べる手間が生じます。

そして「中国ニュース」カテゴリーの投稿にはピンインの振り仮名等が付記されておりません

中国語のわからない単語を調べるうえでやっかいなのは、読み方の検討が全くつかない単語の場合、スマホやPCの手書き入力でいちいち時間をかけて入力していかなければならないところ。

ほんの2,3単語だけならいいけれども、それ以上となると手書き入力はなるべく避けたい。

というわけで、割とオーソドックスな方法ですが、Googleドキュメントを利用して画像中の文字にOCR処理をかけて、テキスト化してから各単語を調べる方法を紹介します。

(Googleドキュメントでは画像ファイル以外にPDFファイルなどもOCR処理をかけることができます。)

最初に「中国ニュース」の投稿記事中の中国語文章の画像を自分のPCの適当なところに保存しておきます。

その後、そのファイルをGoogleドライブにアップし、アップしたファイルの右クリックメニューから「アプリで開く」▶「Googleドキュメント」を選択します。

GoogleドキュメントOCR2
Googleドキュメントで「アプリで開く」ことでOCR処理が行われる

すると数秒かけてOCR処理がかけられて、Googleドキュメントが開きます。

GoogleドキュメントOCR3
GoogleドキュメントOCR処理後

この画像の例だと、1ページ目に画像、2ページ目にテキスト化された文が入力されています。

日本語の注釈が元の文章の途中にも入っているので途中途中で日本語も挿入されていますが、かなり正確にOCR処理がかかっているのがわかります。

あとはこのテキストを整理してGoogle翻訳に貼り付けて、ピンインだけの文章を表示させるのもよし、以前紹介したCchatyのピンイン振り仮名付記ツール「chinese-reading」に貼り付けるのもよし、です。

Google翻訳
Google翻訳(中国語の読み上げもできます)
Cchatyのピンイン振り仮名
Cchatyのピンイン振り仮名機能

ピンイン振り仮名付記ツールは他にもWeb上に無数にあるので、ご自身の好きなツールを使うのもいいでしょう。

愛言社ブログ「中国ニュース」カテゴリー以外の内容

愛言社のwebサイトには「中国語ニュース」のように中国語の語彙を増やすのに役立つ内容以外にも、中国に関する一般知識を増やすのに役立つ記事も多数投稿されてて、かなり内容が豊富です。

詳しくは愛言社ブログ上部メニューからカテゴリーをチェックしてみてください。

例えば、

【最新】2023年オススメの中国現代ドラマ20選 – 愛言社ブログ https://aigensha.com/archives/1238

ドラマの紹介の投稿には、どれも名作で、台湾の作品なども含まれていて、作品の選定が秀逸です。中国語学習者が退屈を感じることなく鑑賞できます。

以下の投稿なんかはこれから中国に留学しようとしている人にとても参考になります。

【中国大接近】中国の大学生活、日本とどう違う? – 愛言社ブログ https://aigensha.com/archives/2555

上部メニューカテゴリ「中国語学習」のプルダウンメニューはそれぞれ「中国語慣用語」「中国語文法」、「中国語の常用表現」、「話題別単語リスト」というカテゴリがあるので、中国語学習者には特に参考になります。

どの投稿もイラストや画像を効果的に使用してくれていて、読みやすく、記憶に残りやすい内容となっています。

「聴く中国語」のメルマガ

メルマガに登録すると、「聴く中国語」という差出人名、「中国語ニュースフレーズ第●●回」という件名で愛言社のwebサイトにアップされたものと同じニュース文の画像が添付されて送られてきます。

もしメルマガを煩わしく感じないのであれば、更新通知代わりに登録してもいいですし、WEBサイトを見に行かずに「中国語ニュース」だけチェックすればいい、という方には手間が省けます。

メルマガの配信内容その他の内訳は

・新刊紹介
・単語帳Plus
・中国語1分クイズ
・使える中国語ニュースフレーズ
・キャンペン情報

などです。

メールマガジンの登録はこちらのページからできるようになっています。

月刊「聴く中国語」のX(旧Twitter)もフォローしよう

X(旧Twitter)アカウントをお持ちの方は、聴く中国語のアカウント、代表取締役社長の謝さんのアカウントのフォローもお勧めです。

「中国語ニュース」の更新情報、「聴く中国語」最新号の情報告知、などの他、時節に合わせた中国語単語の紹介などもしてくれています。

最近だと2023年旧暦の「七夕」が8/22だったため、七夕に絡め「#遠距離恋愛」に関連する中国語語句、をシェアしてくれていました。

代表取締役の謝さんのアカウントでもちょくちょく中国語表現をシェアしてくれています。

月刊中国語学習誌「聴く中国語」について

「聴く中国語」の見本を確認

中国語学習歴がある程度あり、中国語学習誌「聴く中国語」の購入を検討している方のために、その中身についても軽く紹介しておきます。

愛言社のWebサイトのフッダー部分のメニューに「見本電子版」のリンクがありますのでそこをクリックすると、2022年1月号の見本(P.1~P.49)が見られるようになっています。

このサイトは「愛言社ブログ」ではなく、公式Webサイトのページです。

愛言社ブログ-フッターメニュー
愛言社Webサイト-フッターメニュー

リンクも貼っておきますね。

・見本誌(電子書籍)https://aigensha.co.jp/ebook – 株式会社 愛言社

聴く中国語2022年1月号
聴く中国語2022年1月号

2022年1月号は雑誌版も私の手元にあるので、見本で公開されている範囲内でならば許容範囲だととらえ、紙面を少しだけシェアし、紹介していきます。

聴く中国語2022年1月号-中国大接近5
聴く中国語2022年1月号―巻頭カラーコーナー「中国大接近」

まずは何と言っても巻頭カラーの中国大接近のコーナーがこの雑誌の「キモ」とも言えるでしょう。

聴く中国語2022年1月号-中国大接近2
聴く中国語2022年1月号-中国大接近1

このコーナーは毎号興味深い時事トピックが取り上げられ、カラー写真をふんだんに使い、ピンインフリガナも付記され、しっかりした日本語訳もついていて語彙を増やすための学習教材にもってこいなんです。

聴く中国語2022年1月号-中国大接近1
聴く中国語2022年1月号-中国大接近2

当然音声もダウンロード可能で、一度文章をじっくり読んで学習した後に、通勤中、ランニング中などに音声を聞いて「ながら学習」で復習したりもできます。

2022年1月号の49ページ以降の内容は、愛言社のサイトから引用した以下のピックアップと目次を参考にしてをざっくりと掴んでみてください。

今月号のピックアップ
★特集・中国大接近 今回は中国各地の「辣」についてご紹介します。 中国には辛くておいしい料理がたくさんありますが、皆さんはどれがお好きでしょうか。 一口に辛さと言っても実は地域によって異なります。どんな違いがあるのか、一緒に見てみましょう。

★パン君奮闘記 友達と温泉旅行へ行ったパン君。どうやらある惨事に巻き込まれてしまったようです。一体何が起きたのでしょうか?

★生きた会話は「映画&ドラマ」がお手本! 今回は鬼神の物語を描いたアニメ作品「天官賜福」を取り上げました。 同名小説を脚色したこの作品は、日本と中国同時にヒットし人気を集めている作品です。

★華流スター 告五人と言う3人組ミュージックバンドをご紹介します。

★メロディーにのせて覚えよう中国語 告五人の歌う「与海無関」をご紹介します。 ゆったりとした曲調、優しい歌声ですごく聞きやすい曲です。

★聴いて学ぼう!三国志 今号から新たに三国志の連載がスタート! 初回は物語の幕開けである「桃園の誓い」の物語です。 三国志ファンの方をはじめ、三国志を知らない方でも楽しみながら学習できる内容です。

『聴く中国語』2022年1月号はいかがでしょうか。ニュースフォーカスでは、「3Dプリンタを使った牛肉作りに成功」や 「中国、2022年に宇宙ステーション建設段階に突入」などの話題を取り上げています。

月刊『聴く中国語』 2022年1月号(241号)商品紹介ページより 

目次
プロローグ 6 ~
中国大接近 7 ~
「おもてなし」中国語会話 19 ~
パンくん奮闘記 24 ~
中国語で日常会話 26 ~
使ってみよう!本場の中国語 30 ~
金融中国語 32 ~
ニュースフォーカス 35 ~
最新ネット流行語 48 ~
多音字 50 ~
インタビュー 51 ~
羅小黒の世界 60 ~
生きた会話は「映画&ドラマ」がお手本! 68 ~
華流スター 74 ~
メロディーにのせて覚えよう中国語 76 ~
台湾華語講座by樂先生 78 ~
料理で学ぶ中国語 82 ~
音読で味わう中国古典名作 84 ~
聴いて学ぼう!三国志 86 ~
中国の小故事 90 ~
中国現代名作選 93 ~
TECC模擬試験・解答・問題文 102 ~
中国語検定2級模擬試験・解答・問題文 104 ~
新HSK6級模擬試験・解答・問題文 106 ~
読者ひろば 111 ~
中国80日間片道きっぷ 115 ~
三行日記五七五 121 ~
読者プレゼント・定期購読のご案内 124 ~
アンケート 126 ~
エピローグ 130 ~

月刊『聴く中国語』 2022年1月号(241号)商品紹介ページより 

前半部分の「インタビュー」までの内容は特に参考になると感じます。(「ニュースフォーカス」の部分までは先ほどの電子見本版で確認できますのでぜひ一度ゆっくり見てみてください)

「聴く中国語」 買ってみたら想像以上に中国語学習に役立つ雑誌と実感した

私は以前はこの雑誌に手を出すのはなんかマニアックでレベル高過ぎないか?と書店で目にしても手に取ることはしませんでした。

どうせ中国に関する小難しい、「中国語マニア」が買う雑誌だろ、と思い込んでいたのです。

また、何となく普通の書籍形態の中国語の参考書の方が学ぶ順とか系統立てられていて、解説も充実していそう、という印象を持っていました。

しかし、それは食わず嫌いによる思い込みでした。

初めて「聴く中国語」を手にしたのは1年半くらい前で、じっくり中身を読んでみるとこの雑誌は内容も面白く、そして明確に中国語学習者をターゲットにした作りになっていて、学習効率の高い雑誌だなと実感しました。

そして、現在20冊以上の「聞く中国語」を所有しています。

聴く中国語
聴く中国語 2022年10月まではHSJ株式会社が出版していました

これは実をいうと、「聴く中国語」を気に入ったあまり、メルカリでまとめて売られていたのを目にし、衝動買いしてしまったのでした。今のところこの中の五分の一くらいしか手を付けていません汗。

繰り返しになりますが、やはり収録されている内容の中で「中国大接近」がダントツに面白いんです!

「聴く中国語」の人気特集「中国大接近」が書籍化!

そしてつい最近、そんな「中国大接近」の内容をまとめた書籍が発行されました。

聴く中国語を買うまでもないけど、中国大接近だけまとめて読めたらいい、と思っていた方には願ってもない書籍となっています。

ただ、一つ残念なのは書籍版はカラーではないので写真はありません。また使用されているフォントも雑誌版と異なっています。明朝体のようなフォントです。

雑誌版のあの楷書体は個人的に格式があるように感じて好きだったんですけどね。

純粋に内容さえ楽しめれば構わないという方にはお勧めです!

2023年8月末現在、Amazonの評価でも★4.5がつけられています。

聴く中国語・愛言社のYoutubeチャンネル

中国大接近の愛読者の方なら、ぜひ聴く中国語・愛言社のYoutubeチャンネルも見てみて下さい。

まだコンテンツも少なく、不定期のアップロードですが、中国大接近掲載内容の動画も本文と照らし合わせて鑑賞するのも楽しいですよ。

『聴く中国語』2023年10月号掲載内容の動画

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