中国語検定準一級の二次試験に合格(2025年1月16日)

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中国語検定準一級ボーダーライン合格者のモデルケース

先日(2025年1月16日)第113回中国語検定準一級二次試験の試験結果の発表があり、無事中国語検定準一級に合格いたしました。

私の一次試験の結果はギリギリ合格(リスニング 72点 筆記 71点、合格基準点調整により合格)という水準だったのでこれから中検準一級を受けようという方にとっては、私の中国語検定準一級に対する現時点での雑感は合格ボーダーラインレベル受験者の中国語レベルの判断基準、つまり「ちょうどいい物差し」になるのではないかと思います。

今後公開していく予定の、私が中検準一級試験受験まで履修した教材リストを見ても、「あれ?意外と難易度の高い教材はやり終えていないんだな」と感じると思います。

とはいえ私自身の心情的には「ああ、もっとこの教材やっておいて試験に挑みたかった」、「もっといい点数で合格したかった」という思いはあります。

まぁ、そこがギリギリ合格たる所以なのですが。とはいえ合格は合格、こういうレベルの学習者の合格体験も何らかのお役に立てればと思います。

とりあえず本記事では中検準一級の一次試験合格通知から二次試験まで大体二十数日間どういった対策をやってきたかについてや、中検準一級二次試験の基本的な流れについて紹介していきたいと思います。

私の場合中国語学習においては口語力に力点を置いており、長い間平時よりCCレッスン というオンラインレッスンを継続して受講しているので二次試験の成績は一応平均よりちょっとだけ高くなっています(88点/平均点86.7点 誤差の範囲か…笑)。

難しい語彙がわからないなど、依然として語彙力は不足はしていますが、口頭でのコミュニケーションはそこそこできるレベルにあります。

※CCレッスンに関しては以下の記事が参考になります

中国語検定準一級一次合格から二次試験までの流れと注意点

まずは中国語検定準一級二次試験の試験形式と流れを再確認。

このブログ記事を読んでいる方は既に中検準一級の受験要綱を既に目を通している方が大半と思いますが、改めて流れを追っていくことで気づくこともあるので再確認していきます。

一次試験合格判明時点から確保できる二次試験直前対策の日数は大体25日間

一次試験に合格すると、まず登録しているEメールアドレス宛に「中検_二次試験について」というメールが送られてきます。

私の場合は12/16にWebサイトで合格者受験番号の発表があり、その翌日の12/17にメールが送られてきていました。第113回の一次試験は11/21だったので25日後くらいに試験の合否が判明するようです。

この時の中国語検定準一級二次試験は年明けの1/12(日)でしたので、一次試験合格判明時点から確保できる直前対策の日数は大体25日間となります

もちろん今回一次試験受験後、「絶対受かったわ」という手ごたえのあった方は11/21~1/12の1カ月半超を二次試験対策に費やすことはできます。私の場合は「一次試験絶対落ちたわ…」という手ごたえだったので、一次試験合格判明後に直前対策を始めました

同日に別メールで「中検_二次試験_Zoomのお知らせ」というメールが送られてきて試験開始時間Zoomミーティングアドレスが記載されていました。コロナ禍以降いまや中検の二次試験はZoomミーティング形式がスタンダードとなっています。

またメールには「内容をご確認いただけましたら,件名はそのままで12/23(月)午前10時までにこのメール宛ご返信ください」とありました。

おそらく受験者に連絡がしっかり行き届いているかどうかの確認の為でしょう。忘れずに指示通り返信しておきましょう。

これとは別に一次試験合格通知のはがきが送られてきた後、数日後に「準1級 オンライン(Zoom)試験のご案内」と二次試験の受験票が入った封書が届きます

「準1級 オンライン(Zoom)試験のご案内」と二次試験の受験票
二次試験の受験票(左)と「準1級 オンライン(Zoom)試験のご案内」(右)

メールだとあまり実感がわきませんでしたが、実際にモノという形のあるもので送られてくると1次試験に合格した実感と、これからいよいよ二次試験なんだなという緊張感が湧いてきます。

受験票

受験票に記載されている内容を確認していきます。

注意事項に身分証明書の持参や公共交通機関の遅れの影響、などが書いてありますが、これは従来の対面試験を前提とした注意事項がそのまま書いてあるだけのようです。

集合時間とその横に手書きの時間が添えられています。手書きの時間はZoom試験の開始予定時刻でした。

私の場合は13:30、とありました。「中検_二次試験_Zoomのお知らせ」のメールには「※遅くとも開始時間の5分前には待機してください。」と記載がありましたが、当日13:25よりも少し早くに面接委員がZoomミーティングルームに入室し、「SAGAさん、では始めても良いですか?」といきなり始まったので10分くらい前に待機しておいた方が良いです。

心の準備もあるので急に始まると落ち着いて問答できなくなりますからね。この体験についてはのちに改めて述べます。

「準1級 オンライン(Zoom)試験のご案内」の内容とポイント

まず最初に、意外と後回しにして忘れがちですがZoomの自分の表示名にニックネームを使用している方も多いですが試験案内の中に『「名前」欄は、面接委員が本人を特定できるよう姓名(フルネーム)を入力してください』と指定があるので変更の必要がある方は前もって設定メニューから変更しておきましょう。

ZoomミーティングIDとパスコードの記載されたメールを保護設定することを忘れずに

「準1級 オンライン(Zoom)試験のご案内」をパッと見て一番目立つのがでかでかと書かれているZoomミーティングIDとそのパスコード。

これは受験するのに欠かせない情報でありますが、実際のところは「中検_二次試験_Zoomのお知らせ」のメール本文に書いてあるので、受験当日はそのメール内のリンクをクリックするだけで済むのであまり気にすることは無いでしょう。

誤って「中検_二次試験_Zoomのお知らせ」のメールを削除してしまった場合のみ必要となるでしょう。メールの方を「重要」メールに分けておくなどして誤って削除しないようにしておきましょう。

結局カメラによる周囲の環境と身分証のチェックは行われなかった

案内の中に、

はじめに受験環境(場所)全体を映していただきます。
本人のみであること、周りに不正行為と疑われるものがないことを確認して、試験を開始します。

と記載がありました。私は最初にカメラを持って周囲を映したり、またPC本体やディスプレイ周辺も映すことを求められるのかな、と思っていましたが特にそんな要求もなくいきなり試験が始まりました。

まぁ一級ではなく準一級レベルの口頭試験ですし、9割以上が合格する二次試験ですからそこまで厳密にする必要もないのかもしれませんね。

個人的にも私のPCのUSBハブの端子の接続があまり安定していないのでカメラをいろいろ動かしてケーブルが動いてカメラの接続が外れたりすると不都合でしたし、面接委員側としてもそんなことが起こると面倒くさいでしょうから。

でもスマホの音声認識の機能が劇的に向上しているこのご時世、もし試験中PCのディスプレイにスマホを立てかけておいて、中国語の音声認識をONにしてテキストを出力するようにしていたら、中国人面接委員の中国語が聴き取れなくても何を言っているかわかってしまうという不正も可能になるので今後案内の記述どおり厳しく事前チェックを行われるようになる可能性は十分あります。

案内の中に明確に「Zoomとして使用する端末以外の機器を周りに置くことは禁止です。不正行為とみなします」と書かれています。

スマホでなくてもPCでも外部マイクを別個接続しておいて、音声認識用につかってテキスト出力させてしまうこともできてしまいます。

公平性を期すために、私個人としてはもっと厳密に事前のチェックをやって欲しいなとは思います。

また受験票に「身分証の持参」が指定されていたので、こちらもカメラに映したりするのかな?なんて思っていたのですがそれも行われず。

まぁこの点に関しては受験申込の際に自分の顔写真も一緒にアップロードするのでそこまで厳密にする必要もないのでしょう。

受験環境やZoom、PCの事前準備や注意点

案内に「以下の場合、受験は認められません。欠席扱いとします。」と書かれています。

〇ビデオが映らない場合または音声が聞き取れない場合
〇Zoom案内メール未着など、試験当日14:00以降の問い合わせ

Zoomを使ったことがない方の方が珍しい昨今ですが、年配の方の受験者の中には割と使ったことがないような方もいると思いますので事前にZoomをインストールし、YouTubeなどで使い方を確認しておくのを忘れずに。

(そもそも最近の若い人たちはタブレットやスマートフォンで気軽に試験受けちゃったりしているでしょうかね?)

超基本的なことですが、ちゃんと事前にカメラ、マイク、スピーカー機器が正常に設定されているか、作動しているかチェックしてくださいね。マイクのテストを行うことも忘れずに。

Zoomの設定画面
Zoomの設定画面

あと、Zoomを割と頻繁に使っていて、「そんなのしょっちゅう使っているから問題ないよ」という方も思わぬトラブルがあるのでその注意点を。

以下は私の過去の経験から教訓を得たZoom使用前のチェックポイントです。

OSのアップデート後には必ず周辺機器の事前確認を!

Windowsアップデートなど、OSのアップデートがあった場合には周辺機器の設定を再度確認する、これ大事です。

私の場合は幸いあまり重要ではないZoomミーティングだったので大事には至らなかったのですが、OSのアップデートがあった後にマイク、スピーカーとWebカメラが勝手に変更されていたことがありました。今まで2度ほど経験したことです。

私は普段MOMAN EMPというUSBコンデンサーマイクを使っているのですが、WindowsのOSアップデート後にSkypeやZoomのマイクとスピーカーの指定が、PC本体のものに戻されてしまったことを2度経験しています。

MOMAN EMP
MOMAN EMP

ミーティングやオンラインレッスンが始まった直後、自分のカメラの角度がおかしく変な方向の画面が映っていたり、音声が聞こえなかったり、相手にこちら側の声が聞こえていなかったり。

始めてこの現象を経験したときは理由がわからず正常な状態に戻すのに数分かかってしまい、相手方を待たせてすごく焦りました。

必ず事前にZoomを立ち上げてマイクやカメラの指定が普段の使用のものから勝手に変えられていないかチェックしてください。

ちなみにですが、最近のUSBコンデンサーマイクは値段の割に音質が良く私がオンラインレッスンしている時なんかも初めての講師から「すごく音声がクリアでいいですね?何のマイクを使っているの?」と聞かれることがあります。

私が使っているMOMAN EMPは下のリンクのマイクよりもだいぶ前のモデルですが、それでも音質がかなりいいです。

単一指向性のマイクで背面からの音声は拾いにくくなっています。ワンタッチでマイクをミュートにできるのも便利です。

↓こちらの動画を参考にして購入いたしました。

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