中国語の親族名称ってめちゃくちゃ多いですよね。なんでこんなにいちいち細かく親戚の名称を区分するの?と、中国語学習者の頭を悩ませる項目の一つではあるのですが、そこは家族、親族をとにかく重要視する中国だからこそなのかもしれません。
春節を始め祝祭日の一族の集まりを中国の方は本当に大事にしますよね。今年に関してはさすがにコロナウイルスの世界的な蔓延で例年のようにはいかなかったわけですが、中国人の心境はどうだったんでしょう。
一見うんざりするくらいの単語量に思えますが、1,2度自分で一通り図を書いてみると規則性もつかめるようになってきて意外とポイントとなる語は抑えられるようになるものです。
また実際に使うのは兄弟周り、親子、祖父祖母くらいの単語となるでしょう。もうわからなかったら“爸爸的爸爸”とか、“她妈妈的妈妈”と言って伝わればいいのです(笑)
いちおう親族の名称をいったんおぼろげながら頭に入れておけば中国のドラマ(中国电视剧)を見たときとかに、ああこれは爺さんのこと言っているのだなと何となくわかるようになります。
また中国語ドラマでよく見かけるのが親しい職場の先輩のことを“哥”(兄さん)と呼んで、その奥さんのことを“嫂子”と呼んでいるシーンをよく見かけます。実際の血縁関係の間柄以外にも親族名称を用いるのがちょっとややこしいですね。
参考になればとWordでちまちま図を作成したものをPDFにしたものを下部リンクにて共有いたします。あくまでもWordでの作成なので結構図の部分が雑だったりしますが(汗)。
中国語における親族の名称は地域によって違ったり、他の地域で呼ばれ始めた名称を採用し始めたりと混乱するところが多くありますね。補足情報などを以下に。
・婶母(婶婶)は婶一文字で記されることもあります。
・媳妇は儿媳と記されることもあります。
・外孙の奥さんは外孙媳妇と記されることもあります。
・外孙女の夫は外孙女婿と記されることもあります。
・孙女の夫は孙女婿と記されることもあります。
・孙子の奥さんは孙媳妇と記されることもあります。