対面レッスンとオンラインのレッスンコースのあるECC
体験レッスンはなるべくどこの業者も受けてみた方が良いですよ、という主張を持っております。
先日ECCオンラインレッスンで中国語体験レッスンを受けてみましたのでその模様とレッスンで使用するWEBアプリケーション(レッスンツール)などについて紹介いたします。
ECCといえば、英会話、そんなイメージが強いですが、実は英語以外にも、
中国語、韓国語、フランス語、イタリア語、 スペイン語、ドイツ語 の外国語コースが設けられています。
そして、少しややこしいですが、ECCグループのなかにECC外語学院とECCオンラインレッスンがあります。
対面のスクールの方がECC外語学院で、ECC中国語コースがあります。
オンラインのレッスンの方はECCオンラインレッスン
余談ですが、他の大手対面スクールでもオンラインレッスンコースを設けているところが多いです。
例えば、語学学習者がYouTubeを見ている時によく流れてくる英会話の広告動画で有名なBerlitz(ベルリッツ)なんかもオンライン 中国語
Berlitzの中国語オンラインレッスンも以前体験しましたので、別記事で紹介いたします。
中国語オンラインレッスンの実際の模様
ECCオンラインレッスンに無料会員登録し、これから無料体験レッスンを受けるという前提で解説していきます。
Webアプリケーション「レッスンツール」について
レッスンツールの各機能
ECCオンラインレッスンは「レッスンツール」というアプリケーションを用いてレッスンを受けるのが基本となっています。
レッスン中の画面は以下のようになっています(PCのブラウザから受講した場合)。
この「レッスンツール」というWebアプリケーションの機能を簡単に説明します。
①のエリアのアイコンの機能はそれぞれ真ん中のホワイトボードorテキスト表示エリアへの書き込みに関連する機能で左から、消しゴム、線描写、直線や丸を書くツール、線の太さ、線と文字の色、テキスト入力、となっています。
③は生徒側が指し示したいエリアを伝える時にポインタを表示させます。
④は自分の映像のON/OFF機能。
そして、おそらくレッスン中一番使うのが②で、メモ機能。これは真ん中のホワイトボードorテキスト表示エリアに表示されている内容を画像として保存する機能です。
その時表示されているテキストのページだったり、講師が打ち込んでくれた文字テキストの画面だったりを保存できます。
メモのファイル名は年号を含めた日付時刻が付されます。メモを整理するとしたら下の画像のようにレッスンの日付名のフォルダにまとめるのが実用的でしょう。
レッスンツールの機能については以下のECCオンラインレッスン会員向け情報サイトにも解説が掲載されています。
レッスン画面の各種機能 | 会員向け情報サイト(ECCオンラインレッスン)
https://fm.online.ecc.co.jp/manual/operation/detail/Lesson-screen-functions.html
最近では大手のオンラインレッスンでは独自のWEBアプリケーションでレッスンを行うのが一般的となっていますね。
Skypeなどでも画面共有で線や文字の書き込みはできますが、オリジナルのWEBアプリケーションは、よりレッスン時に必要とされる機能に特化し、シンプルに使いやすい仕様となっています。
iPhone、iPadは専用アプリから受講
PCまたはAndroid 6以降のスマホとタブレットで受講する場合ブラウザで動くWEBアプリケーションを使用(対応ブラウザはChromeかFirefox)します。
iPhoneかiPadを使用する場合は専用のアプリケーションをインストールする必要があります。
ブラウザ使用、iOSアプリ使用含め、以下のページに受講の推奨環境等が書かれています。
レッスン受講関連 | 関連ECCオンラインレッスン レッスン情報マニュアル https://online.ecc.co.jp/manual/attendance/#01
↑はあまり細かく読む必要はありませんが、初めてレッスンを受ける場合、事前にカメラが上手く機能するか、スピーカーは正常か、マイクはしっかりと音を拾えているか、などチェックするページのURL案内がメールで来ますので忘れずに事前チェックをしておきましょう。
オンラインレッスンあるあるなんですが、このチェックを忘れてしまい最初の5~10分のレッスン時間を無駄にしてしまう、なんてことはよくあります。
また、ECCオンラインレッスンだけでなく、全てのオンラインレッスンに共通して注意しなければならないことがあります。
それは、Windows Updateほか自分の使用しているPCのOSに大幅なアップデートがあった場合です。
アップデート後にカメラ、マイク周りの設定が勝手に変わってしまっていることもよくあります。
そうなると、いつもの調子でZoomやSkype開いたのに講師の声が聞こえない、こっちの画面や声が伝わらないなんてことに陥り、悪戦苦闘することになるのです。
レッスン時間を無駄にしないためにアップデートがあった場合は改めて設定チェックした方が良いです。
レッスンの流れ
1レッスンは25分、予習は30分前から可能
レッスン開始30分前 「予習時間」開始
↓
25分のレッスン
ECCオンラインレッスンのレッスンの進め方は結構独特だな、と感じました(のちに説明する「テキストオプション」申込者を除く)
それは講師とのレッスンが始まる30分前にスタートする「予習時間」が設けられている点です。
この予習時間とはその日のレッスンで使用するテキストが閲覧可能になる時間です。
30分前以前は、スタンダードなプランだとテキストを見ることができません。
予習時間が30分しかないのでかなーりハイペースで予習をしなければなりません。
大急ぎで分からない単語を調べたり、レッスン中にここは質問したい、という箇所をチェックしておきます。
1レッスン25分と、いわゆる格安系オンラインレッスン業者と変わらないレッスン時間。
大手のオンラインレッスンなので1レッスン40~50分がスタンダードと思っていました。
「予習時間」という項目をわざわざ設けているのは予習時間30分+レッスン時間25分=55分をレッスン1セットととらえているのかもしれません。
レッスン開始
レッスン開始1分前になるとマイページ右上の「レッスン開始」ボタンが赤く反転し、そのボタンがクリックできるようになります。
そのボタンをクリックし、「Start Lesson」ボタンのページに移り、ボタンクリックでレッスン開始待機中となり、講師もレッスンのルームに入る形になると画面がレッスンツールに移り変わりレッスンが開始されます。
レッスン終了後のフィードバック
レッスン終了後に講師から簡単なフィードバックが書き込まれます。
以上がECCオンラインレッスンが提供する中国語オンラインレッスンの基本的な流れになります。
マイページについて
ECCオンラインレッスンでは基本的にマイページからレッスンの予約ほか履歴確認や連絡事項のチェック、諸々の管理を行います。
それに加えてレッスン開始前などのリマインダーや重要事項は登録メールアドレスにも連絡は来るようになっています。
講師の検索と予約
上部タブの「講師紹介」から講師を検索することができます。
最初にこのタブのページを開くとフィリピン系の講師がバーっと表示されます。中国語だけでなく各言語のレッスンは共通してこのマイページから管理できるようです。
言語のチェック欄で「中国語」にチェックを入れて表示を切り替えると大体10数名の中国語教師が表示されます。
ここから自分の受けたいレベルを最初に選択。
それからレッスンを受けたい講師のページを開いて空いている時間を選び予約、となります。
テキストに関して
体験レッスンで使用したテキスト
マイページでのテキストの表示は以下のようになります。先ほども述べましたレッスン開始30分前から閲覧できるようになります。
テキストは1レッスン25分を想定した造りになっています。
このテキストでは担担麺についての内容で、左側のメニューにあるように計5項目の内容。
初めに固有名詞などの単語、短文、それからそれらの単語を活用して文を作る応用練習、自由会話、最後に慣用句の意味について中国語で説明する、といった流れでした。
テキストの各単語、文章や単語の左上に音声再生ボタンが設置されていて、これは便利でした。
今回選択したのは「中国語上級」レベル。
マイナスポイントとしてはテキストは全て画像扱いとなっていて、テキストを選択してコピーペストなどができなくなっているところです。
複製防止などの目的なのかもしれません。
ECCオンラインレッスンの対応レベル
下記のWEBページに中国語の教材紹介があり、最上級対応レベルがHSK5級or中検2級までとの記載がありました。
中国語 | 教材紹介 | オンライン英会話のECCオンラインレッスン
https://online.ecc.co.jp/material/multi/chinese.php
現状私のレベルはHSK6級に該当するので、この対応表を見たとき「ああ、あまり高いレベルのレッスンは提供していないのか・・・」と若干失望しました。
体験レッスン申込後に一応事前の簡単な聞き取りのメールが来て、そこに希望レベルとして「中検準一級向け」とか「将来的に通訳案内士の資格を取りたい」と記入しました。
それに対して「あいにく、通訳案内士試験向けの教材はご提供してないのでご了承を」と返信もありました。
しかし、当日用意された教材をレッスンの30分前の予習時間になって初めて見てみたら焦りました。
なんと、少し変化球の料理に関しての内容だったのです。
意表を突かれました。普段料理に関して中国語を使って話すことはないですし、今までも関連する語彙を勉強してきていませんでした。
もうかなり大急ぎで焦って予習しました。
考えて見れば、将来通訳案内士を目指すなら食文化について話すことは必須で、それはつまり料理名や調理法などの語彙も覚えておく必要があるわけです。
レッスン前は少し舐めてかかっていましたが、割と得るものも多かったオンラインレッスンでした。
ECCオンラインレッスン 中国語レッスンの料金とテキストオプションなど
一番気になるレッスン料金についててです。
以下のページに料金の詳細の記載があります。
ECCオンライン中国語|経験豊富な講師が教える高品質のオンライン中国語レッスン
https://online.ecc.co.jp/chinese/
基本は月2回 プラン 月額8,360円(税込)~となっています。つまり、1回:4,180円(税込)となります。
月2回じゃ足りないな、という方は追加1回:4,180円で、月最大合計で7回までレッスンが受けられるようになっています。
あとは、テキストオプションというのがあります。月額990円(税込)追加となります。
これはスタンダードのプランの人がレッスン30分前~レッスン中しかテキストが見られないのに対し、テキストオプションを申し込むといつでもテキストが見られるようになる、というものです。
時間をかけて予習復習したい人が利用するのに向いています。
各テキストのサンプルも各レベル以下のページの中段辺りで公開しているので事前にチェックしておけますよ。
中国語 | 教材紹介 | オンライン英会話のECCオンラインレッスン
https://online.ecc.co.jp/material/multi/chinese.php
レッスン可能時間は
平日 10:00~23:00
土 日・祝 10:00~21:00
となっています。
オンラインレッスンを終えての感想
講師について
今回の講師は40代くらいの中国人女性講師でした。
さすが大手の講師だけあって日本語のレベルはかなり高かったです。レッスン料金を考えるとまぁ妥当でしょうか。
最初の自己紹介は中国語日本語を混ぜてしゃべってくれていましたが、こちらのレベルを把握すると完全中国語でレッスンが進みました。
その方が私にとっても中国語のトレーニングになるので望ましかったので適切に対応してくれた印象です。
また、「秋葉原は電化製品で有名」の中国語で私が“秋叶原因电子产品而得名”と答え、ふと“秋叶原因电子商品而得名”と言うのはどうなんだろう?と“产品”と“商品”の違いについて解説をお願いしました。
その場合には中国語だけでなく、適切な分量の日本語も交え説明してくれてわかりやすかったです。
このことからも日本語能力の高さがうかがえました。
ECCオンラインレッスンの中国語レッスンを受けている方の中にも講師の質は高いと感じている方がいるようです。
1レッスン25分、予習時間30分をどうとらえるか?
「1レッスン25分」は、正直「大手にしてはちょっと短いかなぁ・・・」という感想を最初は抱きました。
以下のXのつぶやきのように「ちょっと駆け足」と感じる方もいるようです。
またテキストがレッスン開始30分前からしか見られないってどうなの?とも思いました。
ただ、実際この時間制限の中でやる事のメリットも実感しました。
予習開始よーいスタートでテキストを見て、大急ぎで集中して予習することができたのです。
私が普段レッスンを受けているオンラインレッスンでは自分でテキストを指定しているので当然いつでもテキストが見られます。
すると、やる気がない時とかダラダラと数行テキストを眺めては席をたったり、お菓子を食ったりと時間を無駄に使うこともありました。
「30分絶対に集中して予習しなければならない」と条件を決められると人間ってそれに合わせて頭が切り替わるものです。
その代わりレッスン中の注意点としては復習の為に画面メモをこまめにダウンロードするのを忘れないこと、ですね。
普段あまり中国語の学習に時間を割くことができず、集中してレッスンを受けたい人にはECCオンラインレッスンのレッスン形式は悪くないと思います。
Xで同様の感想をつぶやいている方もいました。
体験レッスンは片っ端から受けまくろう!
無料体験レッスンはお得なことばかり。受けない手はない!
始めにも述べましたが、私は体験レッスンがあればとりあえず何でも受ける主義です。
体験レッスンは基本無料のところが多いですし、様々な環境やレッスンシステムを体験し、いろいろなタイプの中国の方と会話経験を積めるというだけでもメリットが大きいです。
普段利用しているオンラインレッスンの教材リストには載っていない市販教材を使用しているスクールなんかがあって、中身を見てみたら想像以上に良かったなんてこともあり、学習のヒントになることもあります。
また講師との会話の中でも役に立つサイトを教えてくれたりと単なる無料体験と言えど得られるものも多いです。
値段のメリットだけを考えれば最安のオンラインレッスン、例えばCCレッスン
しかし高いからダメなんていう道理はないわけですし、むしろそれだけ講師の質は高くなるのは当たり前。特に日本語能力が高い講師が多くなります。
格安のオンラインレッスンがもし自分に合わなくて一定のレベルまで達するのに8年とかかかったとしましょう。
でも、少し高いけど大手オンラインレッスンを選択していたら4年で目的のレベルに達することができたらどう思いますか?
双方のトータルの金銭コストはあまり変わらないですし、時間のコストを考えると半分で済むなら高くても払う価値がある、と考えてよいわけです。
結局大事なのはどちらが良い悪いってことではないのです。基本どちらも「良い」のです。
「自分に合うか合わないか」をしっかり探り、「トータルで考えたらどちらが安いのか?」を長期的視点で見据えることが大事なのです。
仮に現在とあるオンラインレッスンを受けていて、中国語のレベルの伸び悩みに陥っているのなら試しに別のオンラインレッスンを体験してみるのもいいと思います。
そういった意味で現状オンラインレッスンを受講していたとしても、とりあえずいろいろな業者の体験レッスンを受けてみて、より自分に合ったレッスンを探していくことをお勧めいたします。
無料体験レッスンが可能な中国語レッスンスクール
以下にECCオンラインレッスンを含めた無料体験レッスンを提供している中国語オンラインレッスンをいくつか紹介していきます。
片っ端からレッスン体験して中国語会話の経験を積んでいきましょう!
ECCオンラインレッスン
今回紹介した通りです。
英語は2回の無料体験レッスンが提供されていますが、中国語は1回なのでその点ご注意ください。
ECCオンラインのページを開くと最初は英会話の案内のトップページになってますので、上部メニューの「教材」からページを下にスクロールして「中国語」のページへ飛んでください。
中国語のページでも下にスクロールすると無料体験レッスン申込の個所がありますのでそこから申し込んでください。
\ 無料体験はこちらから! /
CCレッスン
中国語オンラインレッスン業界最安で有名なCCレッスン
こちらは無料で2回分レッスンを体験することができます。
\ 無料体験はこちらから!/
Berlitz
冒頭の本文中でも少し触れました、Berlitz。
Zoomを使って1回まで無料体験レッスンを受けられます。本契約した場合はBerlitz独自のレッスンシステムを使用してのレッスンとなります。
特徴的なのは、無料体験にも関わらず最初に日本人カウンセラーと現状の中国語レベルとどのようなレッスンが希望か、またはおすすめか、などを話します。
その後中国語講師と体験レッスンを行い、最後に再び少しカウンセラーと話してフィードバックをしてもらえます。
そして翌日あたりにPlacement Reportというレッスン後の総評のようなものが送られてきて非常に丁寧な応対をしてくれます。(そして英会話学校らしく英語版のレポートと2枚組でした)
また、Berlitz独自のレッスンシステムはクラウドにレッスンデータが保存され、レッスン時のメモはもちろん音声付きのレッスンの動画を後から見直すことができるので復習しやすくなっています。
カウンセリング時に日本人スタッフにその点いろいろ質問するといいですよ。
\ 無料体験はこちらから! /
DMM英会話の台湾人講師による中国語レッスン
DMM英会話の提供する中国語レッスンについては以下の記事で紹介していますので、興味のある方はご参照ください。
\ 無料体験はこちらから! /
産経オンライン英会話Plusの中国語レッスン
産経オンライン英会話Plusの中国語レッスンについては以下の記事の中盤あたりで紹介していますのでご興味のある方は参照ください。
無料体験レッスンに申し込むとコインが支給されて、なんと中国語1回だけでなく、英語2回の体験レッスンも付いてきます。
\ 無料体験はこちらから! /
その他参考情報
ECCオンラインレッスンが公開しているレッスンのガイダンスの動画などです。
再生の出だしのBGMが少し大きいのでご注意を。
以下はレッスンの流れになっています。
こちらは事前の受講環境チェックについて。