中国語検定試験2026年版過去問が発売
2026年版中国語検定試験過去問が5/11に発売されました!漸くですね。
もともと4/28に発売予定だったようですが、GW直前ということもあり結局GW明けの発売に変更になったようです。
私は4/30に東京神保町の東方書店に「2026年版過去問はありますか?」と伺ったところ上述の説明を受けました。
本当はGW直前に「GWは中国語検定過去問演習!」みたいなタイトルで久しぶりのブログ投稿をしようと思っていたんですけどね💦
2026年版には2025年に実施された第114回、第115回、第116回の過去問が収録されております。
中国語を学んでいてこれまで中国語検定を何度か受験している方の中にはBOOKOFFなどの古本屋で少し前の年の過去問探してきて、「これでいいんじゃね?」と考えている方もいるかもしれませんが、2026年版は購入を強くお勧めいたします。
理由は、ご存じの方も多いと思いますが第114回の試験より出題形式や問題数に大きな変更があったからです。
特に準1級以上を受験する方は購入必須レベルです。リスニングの出題形式に大幅な変更があります。
中国語検定試験、第114回からの変更点
変更点の概要
以下中国語検定協会のWebサイトからの変更アナウンスの引用となります https://www.chuken.gr.jp/info_format_sample_2025.pdf
変更点の概要部分について引用いたしますと、
~2025 年 3 月試験より~
出題形式および問題数の変更2025 年 3 月 23 日(日)に実施する第 114 回試験より,出題形式・問題数を以下 の通り変更します。なお,これによる試験時間の変更はありません。
準1級・1級
〇 リスニング大問2の書き取り,筆記大問4の語句書き取り,筆記大問5の作文を 取りやめます。
〇 新たにリスニングに長文要約を導入します。 ※長文要約の詳細は,次ページに記しています。
〇 長文要約の導入に伴い,リスニングの配点を以下の通りとします。 大問1 60 点 大問 2(長文要約) 40 点
2級
〇 筆記大問4の語句書き取りを取りやめます。
〇 筆記大問5の日文中訳の問題数を3問に変更します。
4級・3級
〇 筆記大問5の日文中訳の問題数を4問に変更します。
※準4級の変更はありません。
準1級・1級以外の級の変更は主に筆記問題の変更点だけなので自身で解いてみればすぐに変更点がどんなものなのか把握できると思うので詳細な解説については必要ないでしょう。
そんなわけでここでは準1級のリスニング試験で新たに導入された長文要約について触れていきます。1級については私は到底及ばないレベルなので解説できません(涙)
あ、ちなみに中国語検定協会のWebサイトから過去問のPDFファイルはダウンロードできます(リスニング音声は無し)。

↑こちらのポストでは1冊いずれかの年の過去問を購入すれば他の年の過去問に収録されている音声をゲットするためのヒントも書いてありますよ!
中国語検定協会の用意した準1級問題文例
改めて先ほどの変更アナウンスのリンク先のページから、準1級の長文要約問題についての説明部分を引用します。
準1級 リスニング試験の長文要約について (準1級) 300 字程度の中国語長文を聞き,その内容を 130 字~150 字の中国語に要約します。 中国語長文は 3 回読みます。その後,15 分の記入時間を設けます。
この変更内容を見ての第一印象は、もしかしたら以前の書き取り問題に比べて点が取りやすくなるかも、でした。
だってあの書き取り問題、単語わからなかったらどうにもなりませんでしたからね(涙)。要約問題なら何となく文章の意味が分かれば自分の知っている単語で文を仕上げられそうだなと思いましたし。
とはいえ実際にこの要約問題に取り組んでみたら、これはこれでそれなりの難しさがあったのでした…。
さて、余談は置いておいて次に変更アナウンスページに掲載されてある問題文例(読み上げられる文)を引用します。
参考として問題例をGoogle翻訳に読み上げさせた音声ファイルをシェアいたします。
問題文例を見る前に試しに要約問題にトライしてみるのもいいでしょう。
(準1級)問題例
小王和小李在一家小型 IT 公司工作,他们是同事也是好朋友,但他们对待上班时间的态度大不相 同。 小王每天早上提前 15 分钟到公司。他认为这段时间不仅可以准备工作,还能调整状态,确保一整 天高效有序。相反,小李总是在正式上班时间前一两分钟到。他觉得准时到岗就可以,而上班前的时间可 以用来 休息或者做一些自己喜欢的事情。 有一次,公司突然早上 8 点召集紧急会议。小王如往常一样提前到达公司,准备好一切,确保能够 全神 贯注地参加会议。而小李却是在 8 点整准时到达,只得慌忙间找出笔记本和记录工具去参加会议。 不过,他们懂得互相理解和尊重。小王提醒小李准备的重要性,小李则帮助小王不总是那么紧张。这 种相互补充的关系让他们在工作中更加协调。
(準1級)解答例
小王和小李是同事也是朋友。小王每天提前到公司,调整状态,确保工作高效。而小李总是在上班前一 两分钟到,他觉得准时到就行,剩下的时间用来休息或做自己喜欢的事。一次公司早上 8 点召开紧急会 议,小王做好了充分的准备,而小李则有些匆忙。尽管如此,他们互相理解和尊重,相互帮助,彼此协 调得很好。
実際の試験ではまず最初に、
「第2問 これから読む中国語を聞いてください。次にその内容を130字以上150字以内の中国語に要約してください。中国語は3回読みます。その後15分の記入時間を設けます。では始めます 。」
のアナウンスで問題文音声が流れ始め、3回再生が繰り返されます。
「これより15分の記入時間を設けます。解答を始めてください。」
のアナウンスで要約文作成を開始します。終了5分前にも親切にアナウンスがあります。
例題では二人の人物の職場での様子とその関係性について述べています。
第114回、第115回で出題された問題もこの文章と同じような題材でした。一人の人物とその経歴や仕事の状況を述べたものでした。
では毎回こういった人物にフォーカスを当てた文章かというと当然そんなことはなく、第116回では人々の習慣の変化について述べていました。第117回は時事ネタでした。
ということでやはり準1級のリスニング力向上のために日々行うトレーニングとしては、聴き込むテーマは満遍なくカバーしてなくてはなりません。
私が準1級を受験したのはまだ出題形式が変わる前でしたが、学習教材の選り好みでこんな失敗談がありました。
私は比較的経済ニュースを好み、日々読んだり聴いたりする中国語題材もそちらに偏り気味。
そのため試験では文学的な表現や自然の情景描写などの表現が出てきてしまうと途端に何言っているかわからなくなっていました。
例えば第112回の書き取り問題では雪の降る情景の文章の中のフレーズの書き取りでしたが、全く太刀打ちできませんでしたし、第113回では“一册(yícè)”という量詞を”yícì”と最初に間違って聞き取ってしまい結局頭の中で修正できぬままでした。
量詞に関しては普段からこの量詞を使うような単語が出てくる文章を多く読んでいれば、合計2度問題文音声を聞く中で前後の単語から間違いに気づけるはずなのですが、結局前後の単語まであやふやだと誤認識したままになってしまいテスト中に修正する機会も逃してしまいます。
ちなみに先ほどの要約の例題の文章は実際に出題された4回(第114回~第117回)と比較すると使っている単語はやや優しいので、難易度を見誤らないように注意してください。実際はもう少し難しい文章の印象です。この点は過去問をご覧いただければお判りかと思います。
実際に中検過去問を解いてみた感想~時間を有効に使わないと解答時間15分はかなり短い
さて、実際に出題形式変更後のリスニング大問2を第114回~第116回の3回解いてみたのでその感想や、気づいた点などをシェアしていきます。
130 字~150 字の文の長さの感覚をつかむには演習をこなすしかない
以下は清書前の下書き段階で要約した文です。ここではA5レポート用紙に書いてしまって、あとで「失敗したなぁ」と思いました。
後述しますが、過去問のリスニングパートをやるときは実際の試験と同じ条件にそろえるために、問題冊子のリスニングパートをA4でプリントアウトしてから臨むことを厳守するべきでした。
とりあえず下書きを先に書いてみる、という手順を踏みましたがボーダーラインの実力の学習者と、上級者との間でもやり方を変える必要があると分かったのでその点も後に述べていきます。

(第114回は不謹慎ながらビール片手にやってました…。)
この3回ともまだ問題に慣れていないせいもあって下書き段階での文字数がどうもしっくりいきませんでした。
第114回は123文字、第115回は184文字、第116回は180文字。(130 字~150 字の中国語で書くのが課された条件)
第114回はあと7文字以上継ぎ足せば何とかなるからまぁ問題ないでしょう…というほど甘くなく、どうにもこうにも音声聴いているときに書き取ったメモ内容が不足して、いったいどの部分の内容を継ぎ足せばよいのか八方ふさがり状態…。
第115回、第116回はどちらも30文字超オーバーでこれまた削っていく作業に頭を悩まされる始末…。
字数がちょっとだけオーバーする程度が理想的に思えます。修正が楽です。もちろん字数が足りないってケースでも、私と違ってまだ足すことのできる文章の余地がある場合も修正は楽でしょう。
ただし、再度強調して言いますが、「ちょっとだけ」のオーバーのケースに限られます。
あまりにも文字数が多くオーバーしていると時間を食ってしまい、解答用紙に清書する時間が無くなってしまうのです。
また、もし下書を経る方法を採用するのならば、最初に「条件を揃えよ」と述べたように実際の問題用紙の余白のどのスペースに書くか自分に合った場所を探し、決めておきます。
何度か過去問をこなしてゆき、大体どのくらい(何行くらい)書いたら何文字くらい、ってのを感覚的に掴めるようにしておいた方が良いです。
最終的に文字数を数えるにせよ、課された条件の文字数を大幅にオーバー、もしくはショートするようなことが無いようにしておきたいのです。
下書き→清書のやり方は割と上級者向けかもしれない 時間が足りない!
この要約問題、解く前までは何となく以下のような手順のイメージを想定していました。
ひたすらメモ!メモ!メモ
迅速に、ただし後で文字数カウントや修正(校正)しやすいように行間を空けて書く
文字数は130 字~150 字に収まっているか?
足す/削る部分の選定や、言い換えによって長く/短くするなど
残り時間にゆとりを持たせて開始してケアレスミス、時間切れを起こさないように書き写す
ただ、この手順に則って私は問題に取り組んでみましたが、結構上級者向けのやり方だなと感じました。
15分て十分かと思ったら、かなーりカツカツでタイトなタイムスケジュール感だったのでした。下書き書き終わった段階でタイムオーバーなんていう悲惨なケースが1回ありました…。
上記のステップで解答を仕上げるならば、下書きの初稿を大体6分くらいで一気に書き上げなければいけないイメージ。
そして文字数をカウントして130 字~150 字に収まっているかチェック。
そこから修正を入れて、150文字程度の中国語文を最低限判読できるレベルで清書すると、かなり急いでも清書開始の段階で最低ざっくり残り5分はないと厳しいです。
急いで書いたら当然文字抜けとかのミスが起こりますし、最悪な事態ですと最後のほうの肝心な文章書き写す前に試験時間終了という悲惨な結果になりかねません。
要約問題の解答じゃなくても良いので、ご自身で実際に150文字程度の中国語の文章をネットや本から見つけてきて、解答用紙にただ書き写すってことをやってストップウォッチで時間を計ってみてください。
普通に5分くらいかかりませんでしたか?
従いまして、ここで上げた「下書き→清書」戦略はかなり時間を意識して取り組まないといけません。
最初のうちは下書き終了時点で何分、修正に何分、清書に何分かかったか、をデータとして残しておいて大体自分がどの作業にどれくらい時間がかかるのかを数値で客観的に把握しておくのもいいでしょう。
合格ボーダーラインレベルの受験者はしょっぱなから解答用紙にじっくり慎重に書き込む
苦肉の策となってしまいますが、文章を書くのにやや時間がかかってしまう受験者は一文一文推敲しながら解答用紙にいきなり書き始め、走り出すしかありません。
だって時間が本当に足りないんですから…。
したがって以下のようなシンプルかつ大胆な手順で解答していくことになります。
ひたすらメモ!メモ!メモ
とにかく一文一文丁寧に。前半は割と内容を厚めに、中盤に差し掛かってフィニッシュをどうするか決める?
この手順だと当然気になってくるのが「え…仕上がり文字数が想像もつかないんですけど…?」という点。
でもこれはある程度仕方ないと割り切ってとりあえず書き進め、中盤辺りになってから解答用紙のマスの位置によって後半以降情景描写を少し減らして主語と述語だけの文で構成するか、とか臨機応変に行くしかありません。
文章が短かったら逆もまたしかり。
ほんとにねー、15分て短いんですよ…。
ちなみに中国語検定協会の変更アナウンスのページに、レイアウト変更後の解答用紙も掲載されていましたので、その解答用紙部分をA4ぴったりサイズで印刷できるようPDF作成しましたのでシェアいたします。
プリントアウトして使用してください。
大問2の出題形式変更に伴ってメモ戦略も変えねばならない
中検準1級リスニングの出題形式変更前の段階でのリスニング問題対策について、以下のようなポストを投稿しました。

このポストでは第114回以降とその前で出題形式に変更のない大問1の問題2問の解答に、問題用紙の2ページ目に用意されたメモスペースをふんだんに使うべし、と方針を示していました。
しかし、第114回以降のリスニングでは承知の通り大問2でも音声を聞いてメモを取らなくてはいけなくなりました。
合計3つの中国語文章の音声に対してメモを取らなくてはいけない、つまりは3か所メモスペースを確保しなければならないので以前のようなメモスペースの振り分けをするとメモスペースが足りなくなってしまいます。
そこで当然問題用紙2ページ目を3分割する必要が出てきます。
枠なんぞ無視、メモページはA4一枚の白紙ととらえるべし!
中検準1級の過去問をご覧になったことがある方は当然ご存じと思いますが、問題冊子の2ページ目のメモ欄、なんか枠が印刷されていますよね?
もうこの際こんな枠は完全無視してください。はっきり言って邪魔でさえある。
そもそも問題冊子は試験終了後持ち帰りできますから、余白をどう使おうが自由です。(ただしリスニングの解答時間に筆記問題のページは開いてはいけません)

上の画像は2ページ目を縦区分してメモ領域を分けて使うイメージです。以前まで私は横区分でメモを取る方法を採用していましたが、縦の方が情報を整理しやすいことがわかったので縦区分を推奨します。
横区分だと話の流れを書いていくのに左右の往復を繰り返す羽目になってメモが非常に取りにくい、特に2度目、3度目の音声で聞き取った新たな情報を追加するときにメモ位置がおかしな位置に書かざるを得ず、話の流れが把握しづらくなるのです。

その点縦区分で上から下への一方通行の流れのみで書き下していけば往復動作がなくなります。
また、上の縦区分の写真の例は私が実際メモを取った例ですが、慣れていないせいもあり、メモがどれくらいの分量になるか予想もつかなかったのでかなり窮屈になってしまいました。
やってみてわかったのはかなりスペースに余裕があるので、1回目の聞き取りでメモを取るときは行間を大げさなくらいに空けて書いてゆき、2回目、3回目の聞き取りで追加する情報の肉付けをしやすくるするのが良いです。
メモは簡体字以外にも日本語、カタカナ、声調無しピンインなど混在でスピード命!
この内容は、以前の準1級リスニングの書き取り問題対策の項目でも述べたので内容が重複しますが改めて。

メモを書いていて、律義に中国語簡体字のみで書く必要はなく、他の字や言葉で代用した方が早いときはそちらで代替してください、ということ。
後で見返して中国語が思い浮かぶ、書けるのならば十分です。
「あ~この字どうだったけなぁ」と目の前の字にとらわれて、次々に流れてくる中国語の音声を聞き逃してしまっては元も子もないのです。
例えば音声の中にお粥(粥)が出てきたとします。ならば画数が多い漢字は避けて「かゆ」でもいいし声調なくてもいので「zhou」とかって書いておけばいいのです。
“呕吐”なんかも私は「ou吐」と書きます。
固有名詞のハーバード大学という言葉、hā fó という発音を聞いてすぐにわかったのですが、私はとっさに汚いカタカナで「ハーバード」って書いたりしました。
まぁ「hafo」と書いた方が早いんですが、なるべくとっさに手が早く動く方を選択しました。
成語なんかは面倒くさいので当然アルファベットです。“精疲力尽”(jīng pí lì jìn)なんて当然ちゃんと書いてられないので「jingpilijin」て書きました。「ジンピーリージン」でも構いません。
あと、ど忘れで後でじっくり思い出せば書けそうな字とかだと、例えば硕士(shuò shì)は「修士」と日本語で置き換えて書いておいたりしたり。
これらのことは皆さんがとっくにやっていることだと思います。とにかく「反射神経のなすがまま」にその都度その都度最適な選択をしてなるべく多くメモを書いていくということが大事ですね。
人名、施設名、地名などの固有名詞の中国語がわからなかったら潔くあきらめる
問題文が運悪く知らない固有名詞連発とかで全く漢字が思い浮かばないときはある程度抽象的な表現で代替しましょう。
例えば「看護師の刘君」(小刘护士)とかで、「あれ?Liúって名前の漢字わすれちった💦」なんて時があったらもう潔く”(一位)护士”とか書くしかないです。
ハーバード大学の漢字が出てこなかったら”一所美国一流大学”とか。
下書き修正、どうやる?、下書きどこに書く?
先述しましたが「下書き作成からの清書」というプロセスを踏んだやり方は比較的上級者向けといえます。
とはいえ素早く下書きが書けるなら、文章の体裁を整えられてより高得点が狙えるのでやれるものならやりたい方もいらっしゃるでしょう。
(もしかしたらさらに上のレベルの超上級者ならボーダーラインレベル受験者向けと同様、いきなり解答用紙に書き込んでもいいのかもしれませんね。一発で完璧な文章書けそうですし。)
というわけで参考になるかわかりませんが、私流の下書き校正プロセス。(A5の別の用紙に書いているという問題はここはひとまず置いておいて)

上の画像は第115回のリスニング大問2の下書きを書き挙げたものです。
(繰り返しになりますが、1年半くらい中国語で文章を書くことをしておらず、また手書きももちろんしていないのでおかしいところ多々ありますがご容赦を。例えば冒頭の「急症」の書き間違いとか💦)
文字数を数えたら184文字。(この文字を数える作業も意外に時間を食うと実感したので後述する工夫などでなるべく時間省略を図ります)
というわけで184-150=34文字も削減しなくてはなりませんでした。
そこで文章を見渡して表現を変えて減らせる箇所のアタリを付けてアンダーラインをひいていきました。
ここで重要なのが下書きの行間をしっかり空けて書いておく、ということです。
修正後の句を行間に書いて、前の文字数と修正ごとで何文字削減したかを(-7)のように書いておきました。
この作業を繰り返し、34文字以上減らしていきます。
ただ、ゆっくりやっている暇はないので大胆に「ここは代名詞!」「ここはいらん!」「成語はほかの二文字の言葉に変えるっ!」という具合にばっさばっさ減らしていきます。
逆に文字数が足りない場合も行間にフレーズを追加して追加分文字数を書いていきます。
これで規定文字数を満たしたらあとは急いで解答用紙に清書、という流れになります。
下書きをどこに書けば良いのか問題
下書き戦略はうまくいけば、出来上がる文章の仕上がりのクオリティは高いものになるでしょう。
でも、問題用紙を見渡して感じることは
「え?…下書きどこに書けば良いのだろう…。」
という難題。
例えば1ページ目下部のエリア。大問2の設問文のフォントをざっくり2文字ごとに区分して縦線ひいてあとは前の部分に4本の縦線を大体同じくらいの間隔で引くとだいたい横20文字分の罫線が引けます。
これに従って下書きを書いていくと文字を数える時に楽になります。

ただし、残念ながら一文字一文字をかなり小さく書かなければならないというわずらわしさもあり、先述した修正作業用に行間を大きくとると最下行が結構ギリッギリになります。
1行20文字なので7行の文が書けるとすごーくちょうどいい文章ということにはなります。130文字以上150文字以内が条件ですから。
うーん悩ましい…。ただ罫線も何もない空白に書いてある文章に対して一文字一文字数えていくのはやってみればわかると思いますが結構煩わしいですよ。試験本番中にこれを強いられるのは避けたいですし。
罫線があると文章を書きながら自分が今何文字目くらいの地点にいるか把握しやすいというメリットもあります。
こればっかりは各自でいろいろな方法を試してみて、メリットデメリットをある程度トレードオフして自分に合う方法を見つけていくしかないですね。
解答用紙を下敷きに使って下書き
さらにかなーり苦肉の策になりますが、過去問の回数こなしていって、大問1のメモの取り方にだいぶ慣れた人向けに提案できる別の案としては解答用紙を下敷きとして利用する方法。

大問1の2問のメモをを1ページ目の上下の余白でメモを取り(選択問題の設問読み上げ時は当然①、②…と記載されているエリアにメモを取るのでそこは使えない)、裏技的に解答用紙を2ページ目の下に入れてマス目を透けさせて書いていくという方法。
ただし、解答用紙はマークシート読み取り用なので薄い青いインクでプリントされているのであまり透けないというのがネック。
一応実際の解答用紙と似たような薄い青の罫線の入ったレポート用紙を重ねてみたらかろうじて透けていました。
この透けたマス目に合わせて下書きをガリガリ書いていくわけです。
これならば自分が今何文字書いているのかわかりやすいし、なによりも書けるエリアが大きい。下書きを書くときはマス目いっぱいの大きな字を書くというより、行間に余裕を持たせて校正を入れる余地を残しておくとよいでしょう。
注意すべき点は、試験会場の光の加減で解答用紙がうまく透けてくれないことがありうるのと、裏面の筆記問題の字も透けて見えるのでかなりマス目が見づらいこと。
先ほどの参考写真は、解答用紙を一般のプリンターで白黒でプリントアウトしたものを重ねているので実際の状況とは異なります。
この方法はくれぐれも予行演習を行って自分に合っているか、本当に使えるのか確認したうえで試験に臨んでくださいね。
まとめ~気づいたことや日々の学習で意識すること
以上第114回中国語検定からの出題形式の変更に伴った、準1級リスニング大問2の対策を中心にまとめました。
以下過去問をこなすのにあたり注意すべき点や、日々何を行って準備しておくべきか改めて実感したことをまとめます。
手書きは定期的に行ておくべき
これ、めちゃくちゃ当たり前ですが筆記試験で手書きで文章を書く以上、毎日手書きで文章を書く習慣をつけておいてください。
音声を聞きながら素早くメモを取ることが要求される問題の形式なので、ディクテーションをこなすのも良いでしょう。
私事ですが中検準1級に合格してから1年半近く経過し、その間ほとんど手書きで中国語の文章を書いていなかったので、今回久しぶりにリスニング問題に取り組んでみて、あまりにも多くの字を自分が書けなくなっていることを痛感いたしました。
皮肉にも第116回のリスニング大問2は手書きの字に関する内容でした。
メモを取りながら、文章書きながら、ど忘れの字が頻発し「くっそーわかってんだよ、これ俺のことじゃん、パソコンでばかり文章書いていると字が書けなくなる」と心の中で嘆いていました。
ただし、今後HSKの試験と同様中検でもパソコンによる解答形式を導入する可能性も十分ありうるわけで、いつまで手書きの試験形式が継続されるのかについてもウォッチしていく必要がありますね…。
過去問のリスニングパートやるときはノートや別に用意した用紙は絶対に使わないこと!
今回A5用紙に下書きを書くなどしたのはちょっと失敗。もし本当に試験対策として過去問に取り組むならなるべく試験本番の条件と揃えるべきです。
過去問演習はノートに書いて行いたい、という方もいるかもしれませんがここまでの部分を読んでお判りの通り本番で「メモをとれるスペースが足りないっ!💦」と焦ってしまい実力の半分しか出せないという悲惨な事態に陥る可能性があるので、なるべく実際の試験と同じ条件で行いましょう。
中国語検定協会のWebサイトから過去問PDFをダウンロードしてプリントアウトでもいいですし、白帝社の過去問をA4拡大コピーしてもいいでしょう。
あと注意したいのは実際の試験では問題冊子は両面印刷されているので用紙の裏を一面使おう、ってのはできませんよ。
現状の最適解は解答用紙に書きながら推敲していく方法かも…
なんだかんだ解答用紙に直接書き込んでいくやり方が確実なのかもしれないですね。
繰り返しになりますが、清書の作業は最低5分は必要になってきます。
緊張が強いられる本番の試験で落ち着きつつ素早くその作業をこなすのは大半の受験者にとってかなりハードルが高いのではないでしょうか?
消しゴム使いまくることになりますが、一文一文推敲しながら、そして150文字というゴールの中での現在地点を都度把握しながら文章を継ぎ足していけるので、解答用紙に書き出して走り出すのがもしかしたら確実な方法なのかもしれません。
もちろんこの方法にはデメリットもあり、後戻りはほぼ不可能。途中で重大な間違いを犯していた場合大半の部分を消しゴムで消すことになり、結局文章が完結しないままタイムアップなんていうリスクもあります。
成語、四文字熟語などのボキャブラリーは毎日数分は目を通し、聴き取る習慣を
前述の手書き習慣同様、成語や四文字熟語についても毎日意識して読んで聴く機会を作っておかないとかなり忘れてしまいます。
今回の私の3回の過去問演習ではそれほど成語や四文字熟語がたくさん出てきたわけではありませんが“历历在目”は聞いていてピンインはわかっても「あれ?これってどういう語?」となって思い浮かびませんでした。
使われている漢字はこんなに簡単なのにもかかわらず。
オンライン中国語レッスンでリスニング力を鍛える
私が中国語検定準1級に合格してから気づいたら約1年半が経過。
現在の主な中国語学習は大陸の中国人や台湾人のYouTubeを見たりするか、オンライン中国語レッスン【CCレッスン】
を週5で受講しているくらい。
1回1回のレッスン時間は微々たるものですが、継続しているとそれなりに実力も上がっているもので特にリスニング力向上には効果覿面です。
今回久しぶりに中検準1級のリスニング音声聴いてみましたが、「あれ?結構大部分聴き取れているな」と1年半前からの大幅な実力アップを実感しています。
やはりオンラインとはいえ生身の中国語話者と会話をしようとなると、しっかり集中して聴きとるようにして、瞬時にリアクションしなければならないわけで、そりゃあ中国語耳になりますわな、って話です。
また私は基本的に自分が選んだテキストを使用してレッスンを受けていますが、毎回テキストの内容に移る前に5分くらいフリートークもします。
とある講師とは株式投資の話などもするのですがその中で自分たちのようなレベルの個人投資家を指す中国語で“散户”という言葉を講師がよく使っているのに気づます。
辞書で「個人投資家」を調べると“散户”のほかに“个人投资者”や“股民”などもあったりして一体どれが自分の意図する「個人投資家」なのか前はわかっていませんでしたが、こういった会話を通してその感覚も身に付きます。
ちょっとした資産形成とかお小遣い稼ぎ程度で投資をしている個人は“散户”です。
まとめると“股民”は日本語の「株主」にあたり、証券市場を通じて株式取引を行うすべての個人投資家を広く指すのに対し、“散户”は、株主の中でも資金規模が比較的小さい層を指すといった感覚。
こんな感じでオンラインレッスンを受けながら日々自然とボキャブラリーが積みあがっていっています。

要約のコツは日本語文章の要約のコツと同じアプローチ
さて、中国語で要約、と言われてうろたえてしまうかもしれませんがアプローチとしては日本語の300字超の文章を130~150字に要約するのとやることは全く同じです。
何を削るかとか、文章のどの部分を採用するかなどのコツについては日本語の要約のコツについて解説したサイトを参照するのが良いです。
要約が苦手で初歩レベルから学びなおしたいという方は、以下のサイトがおすすめです。
練習問題のページなんかもありますよ。練習:文章の要約
ニュースサイト、ニュース素材サイトを活用して要約の練習
現状要約演習として使える音声付きの過去問は第114回~第116回までの3回のみ。第117回は中国語検定協会のサイトからダウンロードして、Googleなどでテキスト読み上げさせれば利用できるといえば利用できます。
それでもわずか4回分。これではリスニング要約のトレーニングの分量としては心もとない…。
そんなわけで何か音声付きのニュースやコラムの素材を活用できないものかと健闘したところ、以前こちらのポストで紹介したMandarinbeanが割と文字数とレベル的にマッチしていました。

上部プルダウンメニューの「All Lessons」から「Intermediate」か「Advanced」を選んでちょうど良さそうな長さの文章素材を見つけ、要約のトレーニングに使うといいです。

例えば以下の素材。文字数は354文字。文字数カウントというサイトを利用して文字数をカウントしました。
文章の上部に「Pinyin On」という項目があるのでそちらをクリックして「Pinyin Off」にしてから文章全体を選択し、文字数カウントに貼り付けます。
下部に音声再生ボタンがあります。再生速度も変えられますので1.25倍くらいの速度にして取り組むのがちょうどいいでしょう。
Chinese Children Are Getting Fatter(354文字)
https://mandarinbean.com/chinese-children-are-getting-fatter/
少し文字数が少ないですが、こんなのも初歩段階で取り組むのにはちょうどいいでしょう。
Blind Boxes (284文字)
https://mandarinbean.com/blind-boxes/
それで要約はできたはいいとして、模範解答は?という話になりますがChatGPTなどの生成AIにお願いするといいでしょう。
より中国語検定協会好みな模範解答を生成して欲しいならば、この要約が中国語検定準1級大問2のリスニング問題の練習として作成したものであることを提示し、また第114回~第117回の過去問PDFから問題文と要約を生成AIに教えて、こんな感じで頼む、とプロンプトを入力したらいい感じの模範解答を出力してくれるでしょう。
日中対訳のニュースサイトや参考書で作文力を鍛えよう
作文力は短い文章でもいいので「毎日必ず1文」と決めて習慣化しないとなかなか向上していきません。
かといって中検準1級レベルの作文演習ってどうすればいいの?って話ですが手軽なのが日中対訳のニュースサイトの日本語を中国語に訳すというルーティーンをこなすこと。
以前以下のようなポストでニュースサイトを紹介いたしました。

この中で日经中文网を紹介しています。
日本経済新聞電子版 と対照している記事があればちょうどいい翻訳素材になるということについて述べています。
少し面倒くさいのが対照するニュースを探すことと、あとはトピックが当然ながら経済の内容に偏ってしまいがちということです。
BitEx中国語の「時事中文」です。
社会、経済、芸術、スポーツなど幅広いカテゴリのニュース素材が用意されています。各ニュースの下部に日本語訳が掲載されているのでそれを見ながら中国語に訳して、原文を見て答え合わせができます。
読み上げ音声もあります。文章が短めなので要約演習には使えませんが、中国語作文用素材としてはちょうどいい文章の長さです。
NetChai MediaでもBitEx中国語と似たような素材が用意されています。
他、ちょっとレベルが高いですが以下のな学習書は中検準1級以上のレベル向けの内容となっています。
ただ、この中に収録されているのは日本語訳とそれを実際に中国語にしたものを見比べてみてくださいね、みたいなレイアウトになっています。
中国語ではどのようにエッセイを書くかについて学びたい人向けの内容でした。
